この記事では小学生のサッカー初心者の方対象に、コーチ歴15年の視点から「失敗しないサッカーボールの選び方」をわかりやすく紹介します。
基本的に「4つのポイント」に気を付けて選ぶ必要があります。
チーム練習や試合で使えないボールもありますので要チェックです。
「超おすすめのボール」紹介しますのでよろしければ参考にされてください。
はじめてのサッカーボール選びは案外難しいものです。
小学生がサッカーボールを購入するときにの一番の間違いは、サイズを間違えて購入してしまうことです。
サイズが違っていて、サッカースクールで使えないというのはよくある話です。
- 「サッカースクールで使えなかった!」
- 「雨で濡れたらすぐ変形してしまった!」
- 「ボールが飛ぶときの回転がおかしい!」
- 「土のグランドで使ったらすぐ表面がはげた!」
サッカーボールはきちんと選べば長持ちするものですから、失敗しないように選びたいものです。
サッカーボールを選ぶためのポイントは4つありますので、ぜひチェックしてから購入することをおすすめします。
ポイント①:小学生は基本的に4号球を選びましょう
まずはボールのサイズです。
サッカーボールといっても、1号球から5号球までさまざまなサイズがあります。
なんの知識もなくスポーツ用品店やネットショップを見るとどのサイズを選べばいいか分からなくなります。
「サッカーボールのサイズ」(直径・重量)と、対象者・用途は以下の通りです。
サイズ | 直径 | 重量 | 対象・用途 |
---|---|---|---|
1号 | 約13~15cm | – | サインボール リフティングボール等 |
2号 | 約15~18cm | – | サインボール リフティングボール等 |
3号 | 約19cm | 300~320g | 幼児~小学生低学年 |
4号 | 約20.5cm | 350~390g | 小学生 |
5号 | 約22cm | 410~450g | 中学生・高校生・大人 |
結論としては小学生は4号球を選べばOKなのですが、幼児~小学校低学年までは違う見解もあります。
小学校低学年は3号球にすべきなのか?
JFA(日本サッカー協会)のガイドラインでは幼児~小学校低学年(8歳)までは3号球の使用をすすめています(足や頭への負担軽減を考慮)
なので、JFAが主催する「キッズサッカーフェスティバル」では小学校低学年以下は3号球を使用。
ですが、「サッカークラブ・サッカースクール・ジュニア個サル」などでは、小学校低学年でもほぼ『4号球』が使用されています。
なぜなら、実際のクラブ・スクール運営では、低学年・高学年をきっちり分けることは難しいからです。
実情は、低学年の選手に配慮しながら4号球で練習しています。
このようなことから「低学年だから3号球を購入したが、スクールやチームに入ったら使えなかった」という話は「あるある」です。
そのほかにも「3号球」にまつわるこんな話も耳にします。
- 「低学年は3号球だと聞いて子供の誕生日にプレゼントしたが、チームで使えずがっかり・・」
- 「低学年なので3号球を購入したが、学年が変わりすぐに4号球に買い替えことになった・・」
- 「コーチがOKしてくたが、3号球はサイズの違いから違和感があり、使いづらくなった・・」
小学生は基本的に4号球でOK
このように、コーチの視点から言えば、特別な理由がない限り、
小学生低学年でも4号球を購入し使い慣れた方がいい
と考えています。
小学生は4号球でOK!
もし、低学年で足や頭部への負担を気にするのであれば「表皮がやわらかい」ボールを選ぶのがオススメです。
実は、足よりも頭部のリスク(ヘディング・競り合い)が注意喚起されています(脳震盪など脳へのダメージ)
(参考)JFA育成年代でのヘディング習得のためのガイドライン(幼児期~U15)
小学生年代でヘディングの反復練習をする場合は「超軽量ボール」を使うと頭部への負担が少なくて、かつ楽しく練習できるのでおすすめです。
また頭部への衝撃軽減のために「公式戦でも使用可能なヘッドガード」(ヘッドギア)を付けて頭部を保護し、練習・試合を行うスクール・チームもあります。
空気圧を下げることで、足や頭部への負担をさげることもできます。
ボールに書いてある適正空気圧から約2割程度下げると随分衝撃が減るのでおすすめです(ただしチーム練習時には適正空気圧に戻す必要あり)
空気圧を確認しながら調整できるエアポンプを持っておくと便利です
5号球を使ってもいい?
また、間違って5号球を買ってしまうことも多いので要注意です!(プレゼント時など特に注意!)
小学生年代では、5号球をスクールやチームの練習や試合で使うことはありません。
一方で、6年生になったら中学サッカーに慣れるために敢えて5号球で自主練する選手もいます。
もちろん、ジュニアユース(中学校)の体験練習会などに参加した際に使用されるのは5号球になります。
中学校の練習会や、セレクションなどに挑戦する場合は少しは5号球に慣れていたほうがいいと個人的には思います。
間違ったボールを買った場合は?→逆に上手くなるかも?
それでも間違ったサイズ・仕様のボールを買ってしまうこともあると思います。
個人的には、間違ったボールを買った場合も、プラス思考で自主練用ボールとして活かせばいいと思います。
例えば、小さめのサイズのボールでリフティング・ドリブル練習をすれば、その精度があがります。
1号球・2号球といった小さいサイズのボールは「リフティングボール」として上達を早めるボールとして売られていたりします。
ポイントはいつも使うボールよりも小さいことです。よりボールを芯を正確に蹴れるようになります。
一方、大きめのサイズは、ステップアップする時の準備として慣れておけば、ライバルよりもスタートを早められます。
現に、毎年Jリーガーを輩出している興国高校などでは、敢えて違うサイズのボールで練習しているそうです(脳に刺激を与える)
(参考)興国高校のトレーニング
南野拓実をはじめとして、近年Jリーガーを多く輩出している「興国高校」(内野智章監督)では、「個の技術の習得スピードを高める」ための「ボールコーディネーショントレーニング」として、試合球とは違う性質(大きさ・重さ・跳ね方)のボール使っての練習が行われています(神経系に刺激を与えることができる)
興国高校トレーニングメソッドが詰まったDVDは非常に参考になります。
基本的にはチーム指導者向けですが、意識の高いお子さんなら自主練で取り組むのもおすすめです。
本当に使わない場合は、メルカリなどフリマで販売してもいいでしょうし、お気に入りのデザインのボールなら、ボールスタンドに置いてディスプレイするのもおすすめです。
ポイント②:品質は検定球かどうか?で判断しましょう
ボールを選ぶ際には、
必ず「検定球」かどうかを確認
しましょう。
「JFA(日本サッカー協会)の検定球」、または「FIFA(国際サッカー連盟)認定球」があります(両方のマークが入ったものもあります)
公式戦にも使用できる基準で作られているので安心して使用できます。
JFAとFIFAの規格はどう違う?
「FIFA(国際サッカー連盟)認定球」は、「JFA(日本サッカー協会)の検定球」よりも厳しい基準の品質テストをクリアしています(球度・リバウンド・水分吸収・空気漏れ等)
なので、FIFA認定球であればJFA基準を満たしているということです。
品質の低いボールは、すぐ使えなくなるし、コントロール性が悪いので、上手になりにくいです。
いくら安くてもやめておいたほうがいいです。
- 「普通に蹴ってもブレ球になる」
- 「普通に蹴ってもカーブになる」
- 「すぐ空気が抜ける」「パンクした」
- 「バウンドが安定しない」
- 「雨の日に使ったら中に水が溜まった」
ポイント③:小学生は「丈夫でメンテしやすい」ボールを選ぼう
初心者の場合は、最高級のボールよりも、とにかく
丈夫でメンテナンスしやすいボールを使うべき
だと思います。
例えば、
- 「雨に濡れても雨がしみ込みにくい」
- 「ボールの上に座っても変形しにくい」
- 「土のハードなグランドでも表皮が傷つきにくい」
ものが最適です。
最近では「サーマルボンディング・アセンテック」等の「糸を使わず熱圧着で表皮パネルを張り付ける技術」が登場。
この技術を使ったボールは、「真球度・吸水防止効果」が高く、しかも「劣化しくにい」ので超おすすめです!
また、従来の「手縫い製法」のボールでも、表皮に撥水・特殊表面コーティングを行って、「吸水防止や耐久性を高めているボール」もあります。
ちなみに、ボールを使用した後、できれば雑巾などで水分やホコリを落とすと長持ちします。
芝用ボール・土用ボールの違いは?
ボールによっては「芝用」「土用」とグランド環境によってラインナップされている場合があります。
基本的には「芝用」のボールは土のグランドで使うと跳ねやすくなります。
芝の上は、芝がクッションになるのでボールが跳ねない。だから反発力をあげている。
「土用」のボールは、硬い土のハードグラウンドで最適化されているため、芝のグランドで使うと少し跳ねにくいです。
土の上は、ボールがよく跳ねる。だから反発力をあげる必要はない。
空気を入れるチューブの素材が異なっており、「芝用」はラテックスチューブ、「土用」はブチルチューブが使われている場合が多いです。
比較すると下表のようになります。
芝用 | 土用 | |
---|---|---|
反発力 | 強い反発力 | 弱い反発力 |
チューブ材質 | ラテックスチューブ | ブチルチューブ |
空気保持率 | 低い | 高い |
昔は、ブチルチューブの方が、空気保持率が高いのでメンテナンスがしやすいと言われていましたが、最近のボールは通常の練習で使うならどちらでも遜色ないと思います。
選び方としては、基本的に芝・土のラインナップがあるボールは自分がプレーする環境に近い方に合わせます。
ただし、跳ねやすさ・空気保持率の特性を理解していれば、どちらを選んでもいいと個人的には思います。
ポイント④:視認性がよく回転がわかりやすいボールを選ぼう
「デザイン」や「色」は本人が気に入ったものを選ぶのが重要です(選手のモチベーションにも影響)
そして、
視認性がよく、ボールの回転がわかりやすいデザイン
であることも重要です。
キックやリフティングの上達に影響します。
回転の状況でどのようにボールにミートしているかが把握できます。
また照明が十分出ない無いグランドなどで練習がある場合は、「なるべく明るい色を選ぶ」とプレーしやすくなります。
さらにチームメイトと被らないデザイン・色のほうが練習後に自分のボールが探しやすくていいと思います。
失敗しないおすすめボールの選定ポイントをまとめると以下になります。
- 4号球を選ぶ。
- JFA検定球またはFIFA認定球
- 丈夫・メンテしやすい(サーマルボンディング等の熱接合、または撥水・表面コーティング加工あり)
- 明るい色が選べる・カラーバリエーションが豊富・回転がわかりやすいデザイン
- 適正価格(5千円~1万円程度)
質の高いボールで効率よくうまくなろう!
「残念なボール」を使っていたために、
- 「コントロールが微妙にズレ」ていたら、
- 「足に負担」がかかっていたら、
- 「メンテに時間」がかかっていたら、
非常に『もったいない』と思います。
できるだけ「質の高いボール」を選んで、1回1回の練習・タッチ・キックを大切にし、効率よく近道でスキルアップしてください。
それでは小学生へのプレゼントにも最適!失敗しない小学生向け超おすすめボールをご紹介します!
メーカーやデザインが同じでも熱接合ではない製法だったり、撥水加工が無かったりするので購入の際には注意してください
【小学生用】4号球超おすすめサッカーボール13選
今回紹介したサッカーボールの選定ポイントをクリアしたおすすめボール8選はこちらになります。
パリオリンピック試合球
『アディダス イルデフット24』(4号球)
ADIDAS ILE-DE-FOOT24 | |
---|---|
デザイン | Jリーグ・FIFA主要大会公式試合球レプリカ |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | サーマルボンディング |
重量 | 重量350~390g |
「アディダス イルデフット24」は、「パリオリンピック」など2024年夏のスポーツ大会で使用予定です。
「イルデフット」(ILE-DE-FOOT )は「フットボールアイランド」という意味です(フランス語)
カラーリングはオリンピックが開催されるフランス国旗の配色を採用。
キッズ用のレプリカボールが設定されています。
サーマルボンディング製法(熱接合)を採用しており、縫い目がない表皮構造になっています。
サーマルボンディングは、真球度・吸水防止効果が高く、どこを蹴ってもほぼ同じ反発力なので、蹴りやすく足への負担も少ないボールといえます。
同デザインでサーマルボンディングではない仕様もありますのでご注意ください。
FIFA主要大会公式球と同デザイン。
『アディダス コネクト24』(4号球)
ADIDAS CONEXT24 | |
---|---|
デザイン | Jリーグ・FIFA主要大会公式試合球レプリカ |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | サーマルボンディング |
重量 | 重量350~390g |
FIFA主要大会公式試合球と同デザインのレプリカボール(4号球)
「CONEXT」は、”CONNECTION”と”NEXT”の造語で、スポーツを通じてすべての人種・世代・国々が団結するつながりを表現しています。
サーマルボンディング製法(熱接合)を採用しており、縫い目がない表皮構造になっています。
サーマルボンディングは、真球度・吸水防止効果が高く、どこを蹴ってもほぼ同じ反発力なので、蹴りやすく足への負担も少ないボールといえます。
同デザインでサーマルボンディングではない仕様もありますのでご注意ください。
アセンテック技術採用。キッズ最高峰ボール。
『モルテン ヴァンタッジオ5000キッズ』(4号球)
molten VANTAGGIO 5000 Kids | |
---|---|
デザイン | JFA 全日本U-12サッカー選手権大会公式試合球 |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | アセンテック(熱接合) |
重量 | 重量350~390g |
JFA 全日本U-12サッカー選手権大会公式試合球です。moltenの最高品質のボールです。
部活やサッカークラブでの採用も多く、個人的には「間違いの無いボール」だと思っています。
「アセンテック(熱接合)技術」により、キックの的中率は2.2倍、吸水率は従来のボールの1/5というデータもあり、コントロール性能やメンテンナンス性が非常に高い最高品質のボールです。
また表皮のエンボス(凸凹)加工と特殊コーティングにより、飛行安定性が向上。より狙ったとおりのパスやシュートが可能になっています。
コントロール性能の高いボールで練習すれば、正確なコントロールが身につくはずです。
初心者から上級者までおすすめのボールです。
耐久性の高い定番ボール。迷ったらこのボール。
『モルテン ペレーダ』(4号球)
molten pelada 4000・5000 | |
---|---|
デザイン | ペレーダ5世代モデル |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | 手縫い・アセンテック(熱接合) |
重量 | 重量350~390g |
サッカークラブや部活の定番となっているサッカーボール。
「アセンテック仕様」と「手縫い仕様」がラインナップされています。
「ペレーダ4000」(手縫い)
「ペレーダ4000」は、「手縫い」のボールですが、「撥水素材を組み込んだ特殊表皮」や「特殊表面コーティング」で、「高耐摩擦性」や「低吸水性」を実現しています。
「ペレーダ5000」(アセンテック)
「アセンテック(熱接合)技術」を採用しています(縫い目はありません)
「アセンテック」により、キックの的中率は2.2倍、吸水率は従来のボールの1/5を実現しており、コントロール性能やメンテンナンス性が非常に高い最高品質のボールです。
選び方は?
「最高品質のボール」を選びたいなら「アセンテック」を採用している「ペレーダ5000」です。
「手縫いの最高峰モデル」で「カラーリングが豊富」な「ペレーダ4000」もおすすめの定番ボールです。
新貼り技術を採用。部活の新定番へ。
『MIKASA アルムンド』(4号球)
MIKASA ALMUNDO | |
---|---|
デザイン | 高校サッカー選手権公式試合球と同デザイン |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | 新貼り製法・手縫い |
重量 | 重量350~390g |
全国高校サッカー選手権の公式球にも採用されているMIKASAの「ALUMUNDO」(アルムンド)
特徴的メカニカルなデザインは回転方向が認識しやすいように工夫されています。
新貼り技術を採用しており、これまでの「手縫い」ボールよりも、真球度が高くコントロール性が向上。
さらに「貼り」タイプは、縫い目から水が入りにくいので、雨でも重たくなりにくく、メンテナンスが容易で小学生でも使いやすいボールになっています。
デザイナーとのコラボによる斬新なデザイン
『スフィーダ VAIS JR』(4号球)
sfida VAIS JR | |
---|---|
デザイン | E-1 フットボールチャンピオンシップ 公式試合球のレプリカ |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | サーマル製法 |
重量 | 重量350~390g |
sfida(スフィーダ)のサッカーボール「VAIS」は、E-1 フットボールチャンピオンシップ 公式試合球に採用されています。
VAISの小学生用ボール(4号球)であるVAIS JRは、サーマル製法を採用しているため、真球性・吸水防止性が高くなっています。
デザイナーとのコラボによる斬新なデザインで他のボールにはない存在感を感じます。
また個人的な感覚にはなりますが、表皮が柔らかくて、負担が少なく、心地よくリフティング練習ができるボールだと感じます。
アジアカップ公式球レプリカ。KELMEロゴが印象的。
『KELME VORTEX』(4号球)
KELME VORTEX | |
---|---|
デザイン | アジアカップ公式試合球レプリカ |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | – |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | サーマルボンディング |
重量 | 重量350~390g |
アジアカップ公式球にも採用されているKELME(ケルメ)の VORTEX23。
赤、ワインレッド、グレーが流れるように回転するような特徴的なデザイン。
アジアカップのロゴや、山猫の足跡をモチーフにしたKELMEのロゴもプリントされていていいアクセントになっています。
スペインオオヤマネコの足跡だそうです。かっこいい山猫です。
糸を使わないサーマルボンディング製法なので、真球度やコントロール性がが高いです。
水も染み込みにくいので小学生でも手入れが楽です。
4号球は試合球に近い高級感のある「レプリカボール」と、デザインが若干異なる「練習球」があります。
また中身のチューブも異なっており「レプリカ」は弾性と耐久性に優れた「天然ゴム」、「練習球」は「合成ゴム」を採用しています。
EURO公式球と同デザイン。
『アディダス フースバルリーベ プロ キッズ』(4号球)
ADIDAS FUSSBALL LIEBE Pro Kids | |
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デザイン | EURO公式試合球レプリカ |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | サーマルボンディング |
重量 | 重量350~390g |
EURO公式試合球と同デザインのレプリカボール(4号球)
色鮮やかな翼のような曲線やドッドのデザインは、ボール自体の動きや試合のエネルギーを表現しています。
「フースバルリーベ」(FUSSBALL LIEBE)はドイツ語で「フットボール愛」です。
サーマルボンディング製法(熱接合)を採用しており、縫い目がない表皮構造になっています。
サーマルボンディングは、真球度・吸水防止効果が高く、どこを蹴ってもほぼ同じ反発力なので、蹴りやすく足への負担も少ないボールといえます。
2023FIFA女子ワールドカップと同デザイン。
『アディダス オーシャンズ プロキッズ』(4号球)
ADIDAS OCEAUNZ | |
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デザイン | Jリーグ・FIFA主要大会公式試合球レプリカ |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | サーマルボンディング |
重量 | 重量350~390g |
Jリーグ・FIFA主要大会公式試合球と同デザインのレプリカボール(4号球)
オーシャンズは、2023FIFA女子ワールドカップが開催される、オーストラリアとニュージーランドの美しい川・湖・海岸からインスピレーションを得たデザインです。
サーマルボンディング製法(熱接合)を採用しており、縫い目がない表皮構造になっています。
サーマルボンディングは、真球度・吸水防止効果が高く、どこを蹴ってもほぼ同じ反発力なので、蹴りやすく足への負担も少ないボールといえます。
Jリーグ30周年記念球。
『アディダス KOTOHOGI』(4号球)
ADIDAS KOTOHOGI | |
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デザイン | Jリーグ30周年記念 |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | 手縫い |
重量 | 重量350~390g |
Jリーグ30周年記念球と同デザインのレプリカボール(4号球)
2023明治安田生命Jリーグの試合球「オーシャンズ」のデザインをベースに、無病息災や厄除けの意味を持つ三重菱の和柄を採用しています。
製法としては従来の「手縫い」を採用しています(サーマルボンディングではありません)
JFA検定球なので試合でも使うことができます。
視認性の良いデザインなので、初心者のトレーニングにもぴったりです。
UEFA ヨーロッパリーグ公式球のレプリカモデル
『モルテン UEFA ヨーロッパリーグ 5000』(4号球)
molten UEFA Europa League 5000 Kids | |
---|---|
デザイン | UEFA ヨーロッパリーグ公式球(レプリカ) |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | アセンテック(熱接合) |
重量 | 重量350~390g |
UEFA ヨーロッパリーグ公式球のレプリカモデルです。
デザインはオレンジを基調としたUEFAヨーロッパリーグのブランドアイデンティティを再現した特別デザイン(エナジーウェーブ)
「ヴァンタッジオ5000」と同様、アセンテック(熱接合技術)を採用して、真球性や超低吸水性を実現しています。
コントロール性能やメンテンナンス性が非常に高い最高品質のボールといえます。
回転がわかりやすいデザインなので、自主練にも最適です。
個性的なデザインなので、他の選手と違うデザインのボールを選びたい人におすすめです。
UEFAチャンピオンズリーグ公式球のレプリカモデル
『アディダス フィナーレ』 (4号球)
ADIDAS FINALE Kids | |
---|---|
デザイン | UEFAチャンピオンズリーグレプリカ) |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | 手縫い |
重量 | 重量350~390g |
UEFAチャンピオンズリーグのレプリカボールです。
おなじみのスターデザインのかっこいいサッカーボールです。
4号球は「ルシアーダ」(グレード)しか設定されていません。
なので、サーマルボンディング(熱接合)ではなく、「手縫い」の仕様です。
ただし、JFA検定球であり、回転がわかりやすいデザインの使いやすく品質の高いボールです。
チャンピオンズリーグのファンの方や、デザインで選びたい方におすすめのボールといえます。
2022年FIFAワールドカップ公式球のレプリカモデル
『アディダス アル・リフラ』(4号球)
ADIDAS Al Rihla Pro Kids | |
---|---|
デザイン | 2022年FIFAワールドカップ公式球 レプリカ4号球 |
サイズ | 4号球(小学生用) |
材質 | 人工皮革 |
検定球 | JFA検定球 |
バルブ | 砂防止バルブ |
製法 | サーマルボンディング製法(手縫いモデルもあり) |
重量 | 重量350~390g |
2022年FIFAワールドカップ(カタール)の公式球です(レプリカ)
公式球のデザイン的な特徴は、開催国カタールの文化・国旗・建築物からから着想を得たデザインで、表面には同国伝統産業である真珠をイメージした光沢があります。
「アル・リフラ」(Al Rihla)は「旅」、準決勝・決勝で仕様される「アル・ヒルム」(Al Hilm)は「夢」を意味します。
キッズ向けの4号球はレプリカモデルになっています(レプリカなのでパネル形状など細部は異なります)
サーマルボンディング(熱接合)技術により、縫い目のない表皮構造。真球度・吸水防止効果が高く扱いやすいボールです。
サーマルボンディング技術により、どこを蹴ってもほぼ同じ反発力です。なので蹴りやすく、たくさん練習しても足の負担も少ないと思います。
また手縫いボールと違い雨天に使っても水を吸い込まないので、小学生でも取り扱いが楽だと思います。
サーマルボンディング仕様としては「ホワイト」「ゴールド」「オレンジ」の3種類のボールカラーが用意されています(変更される可能性もあり)
動物デザインの幼児向け&ベビー用ボール
(参考)『SFIDA FOOTBALL ZOO』
スフィーダでは幼児向けのボールもラインナップしています。
動物をデザインした1号球(直径15cm)サイズののかわいいミニボールです。
ラインナップとしては?
- 「FOOT BALL ZOO」
→競技用サッカーボール同様の製法(手縫い)で作られた本格ミニボール - 「FOOT BALL ZOO Baby」
→あたっても痛くない、ふわふわ・やわらか素材のミニボール(中身は綿)
があります。
サッカーボールの空気圧調整のコツ
ボールの空気圧の調整は「空気圧計」(エアゲージ)で行います。
設定する空気圧はボールにプリント(記載)されている数値に調整します。
一般的なボールは「0.6~1.0Kg/cm2(BAR)」になっていると思います。
ヘディングやリフティング練習でで低めに設定するというのもアリです。
目安で空気を入れた後に「空気圧計」をボールの空気バルブに差し込み確認します。
また、空気針を挿入する時のポイントは?
- 垂直に挿入する。
- 潤滑剤または石鹸水を塗布してから挿入する。
ことが大切です。
ボールを長持ちさせるポイントでもあります(バルブのトラブルで、空気が漏れボールが使えなくなることが多い)
空気入れを使う時も同様です。
水分は空気針を錆びさせるので、できれば専用の潤滑剤の使用をおすすめします。
そして、
- 空気圧が高い場合は、空気を抜きボタンを押すと調整できます。
- 空気圧が低い場合は、再度空気を入れてから確認します。
3日に一回くらいの頻度で空気圧をチェックして、最適なボールの状態で練習することが大切です(練習前に必ずチェックするクラブもあります)
空気圧計がない場合の目安としては、ボールを上からある程度体重をかけながら親指で抑えて5mm程度沈んだくらいが丁度いいと思います(個人差あり)
空気圧計で計測した後に、どのくらいの硬さか確かめていると、だんだんと自分の空気圧に対する感覚が高まってきます。
また「空気圧計付きの空気入れ」が販売されています。
そちらの利用が一番時短で空気入れと空気圧チェックが可能だと思いますのでおすすめです(価格もそれほど高くない)
サッカーボールのお手入れのコツ
サッカーボールを、綺麗なまま長く使えるようにするにはお手入れが必要です。
特に雨天時の練習後はお手入れしないとサッカーボールが長持ちしなくなるので注意してください。
ボールの汚れている時、または定期的なお手入方法
- まずは、布などでボール表面の砂・ドロなどを落とす(縫い目に詰まった砂はブラシを使う)
- ボールクリーナーを塗布し、スポンジなどで磨く。
- 乾いた布で拭き取る。
ボールが濡れている時のお手入れ方法
- ドロなどが付いているときは、洗い流す。
- 乾いた布などで、水分を取る。
- 陰干しする(天日干しや強制乾燥はNG)
濡れたままにしておくと?
ボールの表皮が傷んだり、形状が変形したりします。
最悪の場合、キックしてみるとブレ球になったり、カーブしたりして練習や試合で使えなくなるので注意が必要です。
(参考)moltenアセンテックボールのお手入れ方法
(参考)molten手縫いボールのお手入れ方法
ボールクリーナーで磨いてきれいになったボールは「ボールスタンド」を活用すると、コロコロ転がったりせず、ディスプレイにもなるのでおすすめです。
サッカーボールキャリングケースの選び方
どうせならカッコいいボールケース(ホルダー)を使ったほうがモチベーションがあがります。
また、ボールネットを強化したような、練習用にも適したボールケースもあります。
雨の日などの練習やボレーの練習にピッタリです。
雨の日は、ライバルよりもうまくなるチャンスです!
サッカーバッグ(バックパック・リュック)に、サッカーボールのキャリング機能が付いたものもあります。
サッカーボールの選び方まとめ
今回の記事は以上です。
同じ回数の練習量なら、1タッチ1タッチ正確な感覚を身に着けられる高品質なボールを使うべきだと思います。
ぜひ質の高いボールを使って寄り道をせず最短距離でうまくなりましょう!
皆様のサッカーボール選びの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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