この記事ではコーチ歴12年の視点から「中学生向け失敗しないサッカーボールの選び」をわかりやすく紹介します。
基本的に「4つのポイント」に気を付けて選べば大丈夫です。
「超おすすめのボールも5種類」紹介しますのでよろしければ参考にされてください。
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中学生の失敗しないおすすめサッカーボールの選び方(小学6年生も要チェック)
こんな失敗しないように!
- 「体験練習会・部活で使えなかった!」
- 「雨で濡れたらすぐ変形してしまった!」
- 「ボールが飛ぶときの回転がおかしい!」
- 「土のグランドで使ったらすぐ表面がはげた!」
- 「同じボールなのに値段がまったく違った!」
1.中学生からは5号球(大人と同じ)を選びましょう
まずはボールのサイズです。
中学生からは、大人と同じ5号球が使われます。
小学6年生の中には中学サッカーに慣れるために5号球で自主練する人もいます。また、6年生は、夏くらいからジュニアユースや中学部活の体験練習会・セレクションなどがはじまります。そこでも5号球が使われることがありますので、5号球を手に入れておくことをおすすめします。
これ以上のサイズはありませんし、Jリーグもワールドカップも同じ5号球で試合を行っています。
サッカー好きな小学6年生へサッカーボールのプレゼントを検討されているとしたら、5号球をプレゼントしてもいいかもしれません。
直径22cm、重量は450gあります。
周囲 | 直径 | 重量 | 対象 | |
3号球 | 58~60cm | 19cm | 300~320g | ~小学生低学年 |
4号球 | 63.5~66cm | 20.5cm | 350~390g | 小学生 |
5号球 | 68~70cm | 22cm | 410~450g | 中学生~大人 |
小学生年代で使っていたボールよりも大きくなり、重くなります。
飛ばなくなるかと思うのですが、キック時にボールの下に足が入りやすいので、よく飛ぶと感じる人もいます。
新中学生や身体の小さな人など、キック時に負担(重さ)を感じるようであれば、5号球の中でも軽量なボールからスタートするのもおすすめです。
小学生で使っていたボールはできれば、捨てずにとっておくことをおすすめします。ボールの大きさを変えて(特に小さめに)練習すると精度が上がりますので、基礎練習などの時に使ってもいいと思います。
2.品質は検定球かどうか?で判断しましょう
必ず「検定球」かどうかを確認しましょう。
「JFA(日本サッカー協会)の検定球」、または「FIFA(国際サッカー連盟)認定球」があります(両方のマークが入ったものもあります)
公式戦にも使用できる基準で作られているので安心して使用できます。
3.中学生は練習もハード→「丈夫でメンテしやすい」ボールがおすすめ
中学生からは練習量も増え、ハードにボールが使われます。とにかく丈夫でメンテナンスしやすいボールを使うべきだと思います。
例えば、「雨に濡れても雨がしみ込みにくい」、「ボールの上に座っても変形しにくい」、「土のハードなグランドでも表皮が傷つきにくい」ものが最適です。
芝用のボールは、土のグランドで跳ねすぎたり、毎回空気圧を調整が必要だったりするので要注意。
最近では「サーマルボンディング・アセンテック」等の「糸を使わず熱圧着で表皮パネルを張り付ける技術」が登場。
この技術を使ったボールは、「真球度・吸水防止効果」が高く、しかも「劣化しくにい」のでおすすめです!
また、従来の「手縫い製法」のボールでも、表皮に「撥水・特殊表面コーティングを行って、吸水防止や耐久性を高めているボール」も要チェックです。
ダメなボールを買ってしまうと、雨の練習のあと、水を吸って重くなってしまったり、表皮がすぐにボロボロになったり、空気が抜けやすいなど、再度買い換えなければならなくなる場合もあるので要注意です。
4.回転がわかりやすいボールが上達に有効
中学生からはロングキックや、カーブボールなど、ボールの回転も意識するようになってきます。
例えば、ロングキックは綺麗な逆回転になっているほど、伸びるように飛びます。
なので「ボールの回転がはっきりわかりやすいデザイン」というのも重要です。キックやリフティングの上達に影響します。
また照明が十分出ない無いグランドで練習することも多いので「なるべく明るい色を選ぶ」とプレーしやすくなります。
ボールを探す時も見つかりやすくなります。
失敗しないおすすめボールの選定ポイントをまとめると以下になります。
失敗しないおすすめボール選定ポイント
- 5号球(身体の小さな人は5号球のなかでも軽量なものからスタート)
- JFA検定球またはFIFA認定球
- 丈夫・メンテしやすい(サーマルボンディング等の熱接合、または撥水・表面コーティング加工あり)
- 明るい色が選べる・回転がわかりやすいデザイン
- 価格が手ごろ(3000円~7000円程度まで)
効率よくうまくなろう!
「残念なボール」を使っていたために、「リフティングで微妙にズレ」ていたら、「足に負担」がかかっていたら、「メンテに時間」がかかっていたら非常に『もったいない』と思います。
今回紹介したのは、1回1回の練習・タッチ・キックを大切にし、効率よくスキルアップしたい人のためのボール選定ポイントです。
それでは新中学生へのプレゼントにも最適!失敗しない中学生向け超おすすめボールをご紹介します!
プレゼントに最適!新中学生向け超おすすめサッカーボール
スフィーダ VAIS (5号球)

sfida vais
スフィーダ VAIS (5号球) |
EAFF E-1 フットボールチャンピオンシップ 公式試合球のレプリカ |
人工皮革 |
JFA検定球 |
砂防止バルブ |
サーマル製法 |
重量410~450g(5号球の中で軽量の部類) |
2005年誕生のスポーツブランドsfida(スフィーダ)のサッカーボールVAISは、EAFF E-1 フットボールチャンピオンシップ 2019公式試合球のセカンドモデルとなっています。
その5号球モデルのVAISは、サーマル製法を採用しているため、真球性・吸水防止性が高くなっています。
サーマル製法なのに価格が抑えられているので、新中学生向けのボールとしておすすめです。
デザインも特徴的であり、木梨憲武氏の作品とコラボしたモデルは、他のボールにはない存在感があります。
5号球の中で軽量の部類に入るボールなので、身体の小さな選手でも負担が少ないです。
サーマル製法で、カッコ良くて、あまり人が持ってなくて、回転もわかりやすいおすすめのボールです。
<商品詳細ページ>
↓↓↓ sfida vaisを使ったリフティング動画 ↓↓↓
アディダス TSUBASA(ツバサ)(5号球)

adidas TSUBASA
ADIDAS TSUBASA (5号球) |
2020年FIFA主要大会 試合球 5号球 |
人工皮革 |
JFA検定球(サーマルボンディングはFIFA認定も取得) |
砂防止バルブ |
サーマルボンディング・手縫い |
重量410~450g |
2020年FIFA主要大会公式試合球と同じデザインのボールです。
「TSUBASA(ツバサ)」というネーミングは「大空を羽ばたく自由、大志の象徴としての翼(つばさ)」を表しています。
「八咫烏(やたがらす)」にインスピレーションを得たというかっこいいデザイン。
同じデザインですが「サーマルボンディング」と「手縫い」(ルシアーダ)のモデルがあるので注意が必要です。
「サーマルボンディング」(熱接合)のモデルは、縫い目の無い表皮構造。どこを蹴っても同一の反発力で、正確なパスやシュートの練習ができます。
さらに、adidas独自の6枚均一パネルに新形状「アーバンパネルシェイプ」を採用し、ボールバランスと飛行安定性を向上させています。
一方、レプリカモデルであるルシアーダ(手縫い)も、JFAの検定球ですので安心して練習や試合で使うことが出来ます。
注意点は人気のボールなので他の選手とかぶりやすいですことです。
<商品詳細ページ>
モルテン ペレーダ4000(5号球)

molten pelada 4000
モルテン ペレーダ4000(5号球) |
2020年発売モデル |
人工皮革 |
JFA検定球(5000はFIFA認定も取得) |
砂防止バルブ |
手縫い |
重量410~450g |
サッカークラブや部活の定番となっているサッカーボール。
「ペレーダ4000」は、「アセンテック」(熱接合)ではなく「手縫い」のモデルですが、「撥水素材を組み込んだ特殊表皮」や「特殊表面コーティング」で、「高耐摩擦性」や「低吸水性」が高いボールとなっています。
またバラツキの少ない安定した品質がサッカークラブや部活で受け入れられているポイントです。
デザインは、シンプルでボールの回転がわかりやすいデザイン(効率よく上手くなるために重要)です。
また「ペレーダ4000」は、カラーバリエーションが豊富なので自分の好みに合わせて選ぶことが可能です。
※ペレーダには他にもサイズ・ラインナップがあるので購入時に間違えないようにしてください(4000か5000をおすすめ)
<商品詳細ページ>
ナイキ ストライク プロ チーム(5号球)

NIKE Strike Pro Team
ナイキ ストライク プロ チーム(5号球) |
2020年発売 |
人工皮革(テクスチャード加工) |
JFA検定球 |
砂防止バルブ |
手縫い(ハイゲージステッチ) |
重量410~450g |
斬新なテクスチャード加工(Nike Aerowtrac groove)による凹凸のある表皮が印象的なナイキのサッカーボール(JFA検定球)
このケーシング(表皮)が抜群のボールタッチと、安定したボールの飛行軌道を実現しています。
さらに、コンピューターによるハイゲージステッチ(密な縫合)や、強化ラバー仕様のブラダー(空気袋)により、優れたパフォーマンスが長期間持続(空気保持力・形状保持力)します。
グラフィックデザインも、回転がわかりやすいものになっており、練習効果が高まることが期待できます。
価格も抑えられているので、練習用ボールの新定番になりえる存在です。
※JFA検定球ではないタイプもありますので購入時には注意してください。
<商品詳細ページ>
モルテン ペレーダ5000 土用(5号球)

molten pelada 5000
モルテン ペレーダ5000 土用(5号球) |
インターハイ試合球 |
人工皮革(撥水素材・特殊表面コーティング) |
JFA検定球(FIFA認定も取得) |
砂防止バルブ※芝用は低摩擦バルブ |
アセンテック(熱接合) |
重量410~450g |
モルテン ペレーダ5000 土用は、縫合にアセンテック(熱接合)を採用しています。
アセンテックなので、真球性にすぐれ、コントロール性が高く、また、雨天時にも吸水することがほとんどありません。
芝用と土用がラインナップされていますが、中学生年代は、土のグランドでの試合や練習が多いと思いますので、通常は「土用」をおすすめします。
土用はハードグラウンドに最適化されています(ボール内部にブチルチューブを使用・適度な弾みと空気漏れを低減)
アセンテックを採用しているのに、価格が抑えられている(参考価格7300円)ので、中学生〜高校生が購入しやすい高機能なボールと言えます。
シンプルですが、カッコよくてボールの回転がわかりやすいデザイン(効率的に上手くなるために重要)です。
ただし、4000シリーズと違いカラーバリエーションは少ないです(芝用はオレンジ☓ブラックもあり)
※ペレーダには他にもサイズ・ラインナップがあるので購入時に間違えないようにしてください(4000か5000をおすすめ)
<商品詳細ページ>
今回の記事は以上です。
同じ回数の練習量なら、1タッチ1タッチ正確な感覚を身に着けられる高品質なボールを使うべきだと思います。
ぜひ質の高いボールを使って寄り道をせず最短距離でうまくなりましょう!
皆様のサッカーボール選びの参考になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。
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