この記事では、サッカーコーチ歴16年の視点で、ボールタッチ・ボールコントロールスキルをもう一段階あげるための「サッカー自主練用ボール」をご紹介します。
ボールタッチ・ボールコントロール力はサッカー技術の土台となりますので、ぜひ「強み」にしておきたいところです。
この記事では上達速度をあげ、いかにスキルアップの近道ができるかという観点で試してきたボールやアイテムを紹介します。
実際にサッカークラブで使用しているものや、天才プレイヤーが使っているものまで、上手くなる要素があるものを集めてみました。
サッカーを頑張っている男の子・女の子へのプレゼントとしても最適です。
超上級者向けのボールや、変わったボールも紹介していますので、「こんなものもあるんだ」程度に見てもらえればと思います。
また「上手くなるアイテム」としてボール以外(DVD、マンガetc)のものも紹介していますので興味のある方は参考にしてください。
変わってるけど効果のあるサッカー自主練ボール→友達に差をつけよう
ボールコントロール能力(ボールを扱うスキル)は、サッカーというスポーツで活躍するための重要な能力です。
この記事では、通常のサッカーボールと違って、少し変わり種ですが、「効果的にスキルアップできる自主練用ボール」をご紹介します。
紹介するのは試合で使えないボールがほとんどです。その点はご注意ください。
例えば、
ボールのサイズを小さくして練習するだけで難易度があがり、通常サイズのサッカーボールを蹴る時に「芯」(ボールの内部の中心)を捉える能力が向上します。
こういったボールの性質変更(大きさ・重さ・跳ね方)は、サッカー強豪校などでも取り入れられていている効果的なトレーニングの一つです。
(参考)興国高校のトレーニング
南野拓実をはじめとして、近年Jリーガーを多く輩出している「興国高校」(内野智章監督)では、「個の技術の習得スピードを高める」ための「ボールコーディネーショントレーニング」として、試合球とは違う性質(大きさ・重さ・跳ね方)のボール使っての練習が行われています(神経系に刺激を与えることができる)
興国高校トレーニングメソッドが詰まったDVDは非常に参考になります。
基本的にはチーム指導者向けですが、意識の高いお子さんなら自主練で取り組むのもおすすめです。
この記事では、ボールコントロールのスキルをアップするために、難易度を高め、神経系を刺激し、いつでも・どこでも・たくさん練習したくなるような、「変わり種ですが効果のあるおもしろい自主練用ボールやグッズ」を色々とご紹介していきます。
ボールコントロール向上のために自主練の「質」と「量」を上げたい!
練習の効果は「質」と「量」の掛け算です。
練習の「質」×「量」が大事!
- 「質」→難易度アップ+運動能力アップ(身体の動き作り・運動神経強化)
- 「量」→反復練習(いつでも・どこでも・たくさん・楽しく練習)
ようするに、普通と違ったボールを使って「難易度を上げ神経系を刺激、かつ、楽しいから反復練習できる」という環境を作ることで「他選手と違うスキルの習得」や「スキルアップの近道」になる環境をつくりたいと思っています。
それでは、この条件にあった「少し変わったボール」をピックアップしましたのでご紹介します。
ただし、選手のレベルによってはスキルアップにつながらない場合(ボール)も紹介しています。
どんな選手に向いているかは記事と商品詳細ページで確認してください。
リフティング練習用ボール
リフティングがある程度できるようになったら、難易度を上げるために小さめのボールで練習することがスキルアップの近道です。
小さなボールをボールの「芯」と見立てて練習すれば、よりよいインパクトができるようになり、ブレ球やドライブシュート習得などに繋がります。
リフティングボールでコントロールスキルを高める。
moltenリフティングボール
モルテンの「リフティングボール」はステップ毎に2種用意されています。
普通のサッカーボールでは物足りない方や、ボールコントロールスキルをもっと高めたい人向けのボールです。
まずは、2号球のサイズで5号球の重さの「ヘビータイプ」で練習します(直径18cm・重量410-430g)
うまくできるようになったら、さらに小さい1号球のサイズの「ノーマルタイプ」で難易度をあげて練習していきます(直径15cm・重量230-250g)
練習メニューが記載された「リフティングマニュアル」が付属しています。
リフティングボールは、通常のサッカーボールで安定したリフティングができる人向けです(リフティング初心者には向いていません)
レベルの高いコントロールを目指すリフティングボール
ミズノリフティングボール
スポーツメーカー、ミズノの「リフティングボール」はステップ毎に3種用意されています。ステップが上がるとサイズが小さくなります。
STEP1:直径約13cm→STEP2:直径約10cm→STEP3:直径約8cm
STEP1のボールになれたら、さらに小さな直径のSTEP2へと進むイメージです。
現在STEP3は取り扱っている店舗が少ないようです。個人的にはテニスボール(直径約7cm)で代用してもいいかなと思っています。
大きさは小さいですが、重さはある程度(STEP1:240g・STEP2:170g・STEP3:120g)ありますので、キックの感覚はきちんと掴めるようになっています。
このようなリフティングボールで練習したあとに、4号球・5号球を蹴るとボールの芯を捉えやすくなるのが実感できます。
「ドリブルやコントロールの練習で使用」しても、通常の試合球との大きさ・重さ・跳ね方の違いにより神経系に刺激を与えることができます。
リフティングボールは、通常のサッカーボールで安定したリフティングができる人向けです(リフティング初心者には向いていません)
リフティングやドリブル用のトレーニングボール
moltenペレーダトレーニング
コントロールアップを目的としたトレーニング用ボールです。
大きさは3号球で、重さは5号球と同等の約430gとなっています。
サッカーボールの感触のまま、コントロールスキル向上が可能です。
サッカーボールのタッチ感覚なので、リフティングだけでなく、ドリブルトレーニングでも効果を発揮します。
また、イエローをベースとした派手なカラーリングになっており、回転まで意識した集中したトレーニングができると思います。
リフティングやドリブル用のトレーニングボール
YONEX テニスボール
「硬式テニスのジュニア用のステージ2ボール」もボールの「芯」を捉える練習におすすめです。
マラドーナ・メッシ・ネイマール・ロナウド・マルセロなどもテニスボールリフティングをしています。
テニスボールの直径は約6.5cmで、重さは約45gです。
ジュニア用は、少し柔らかくなっているので蹴った感触が心地よく蹴れます。
またジュニア用(ステージ2)は、オレンジとイエローの配色になっているので、ボールの回転が見やすいのでおすすめです。
リフティングだけでなく、ボレーキックの練習にも使えます。
多めに購入(ダースがお得)して、親がトスしてあげてボレーの練習を連続で行うなど、工夫すれば効率的に近道でスキルアップできるはずです。
また、後ほど紹介しますが、トスマシーン用のボールに使うこともできます。
足を使って行うお手玉でスキルアップ
フットバッグ
日本ではまだ馴染みがすくないですが、「フッバッグ」は足で使うお手玉のようなものです。
お手玉の内部に、内部にペレットや砂が入っていて、重さがある程度あり、お手玉より丈夫に作られているイメージです。
直径約5cm程度ですので、サッカーボールよりも小さいのですが、足の上にのればそのまま止まってくれます。
フットバッグはスポーツ競技としても行われており、技を競い合うフットバック・フリースタイルやバレーのようなネットを挟んでのフットバック・ネットなどの本格的な競技があります。
フットバッグのサッカーへの効果としては、ボールをキャッチする感覚がつかめたり、バランス感覚も向上することが考えられます。
基本的にはリフティング初心者が遊びながら足の感覚やバランス力を高めるのに役立つのではと考えます。
フットバッグで、インステップ・インサイド・アウトサイドでキャッチする練習をすれば、苦手な部位のリフティングの姿勢なども向上すると思われます。
フリースタイル用のフットバッグは思いっきり蹴ると破れますので注意が必要です。
フットバック は、リフティング初心者から遊び感覚で使えます。
ボールの芯を可視化した軽量ボール
hinomarc(ヒノマール)
ボールの「芯」を捉えるのはサッカー上達の秘訣です。
ボールの「芯」を捉えれば、まっすぐボールが飛んだり、ブレ球が蹴れます。
また、少し「芯」をずれせば、綺麗な弧を描くカーブが蹴れます。
勘違いしやすいのですが「芯」は、ボールの表面の中心ではありません。
「芯」とは、ボールの「コア」(中心核・重心)と言えます。
「芯」表面からは見えないので、子供は捉えにくいですし、私たちサッカーコーチからも言葉では非常に伝えにくいポイントです。
この「hinomarc」(ヒノマール)は、その伝えにくい「芯」を視覚化してくれている「芯が見えるボール」です。
透明なボールの真ん中に赤い「芯」が入っていますので、「芯」を意識しながら練習が可能です。
直径22cmと5号球の大きさで、重さは100gと超軽量のボールです(ビーチボールと同じPVC素材)
主に小学校低学年向けに、芯を確かめるリフティングや、ヘディング練習(軽量で頭部への負担なし)などに適していると思います。
※ただし、野外での使用や、思いっきり蹴ることは推奨されていません(破損の恐れ)
リアクション強化ボール
バウンドや転がり方が変わる「リアクションボール」は、「身体の動き作り」「運動神経強化」などにつながります。サッカーにおいてもとっさの反応や動き出しがよくなれば、ミスが減りチャンスを作り出せる可能性が高まります。
一時期流行ったトイレットペーパーを使ったリフティングなども、リアクション強化になりそうです。
赤ちゃん用の楕円形ボールでスキルアップ
オーボール(フットボール)
イレギュラーするボールといえば、「楕円形」の「ラグビーボール」です。
本物のラグビーボールでのリフティングは重さもあり難しいのですが、軽くやわらかい素材でラクビーボールの形状に成形された「オーボール」もあります。
オーボールはこのあと室内練習用ボールとしても紹介していますが、本来赤ちゃん用ですが、室内でのリフティング練習に適しています。
柔らかくて心地よい素材でできているので、低学年や初心者から楽しく使えると思います(リフティングは難しいです)
リフティングやドリブル用のトレーニングボール
uhlsport リフレックスボール
ゴールキーパートレーニング用に作られた「ウールシュポルト」の「リフレックスボール」も「イレギュラーボール」の1種です。
3角形の4面パネルで形成することで、イレギュラーな跳ね方を生み出しています。
どこに行くのかわからない予測不可能な状態で、「アジリティ」「集中力」「反射神経」が鍛えられます。
しっかりとした頑丈な作りで、キックの練習にも使用できます。
弾道も、転がり方も、跳ね方も不規則なので運動神経強化に使えます。
「リフレックスボール」リフティング・ドリブル・キックが安定している選手でないと扱いが難しいと思います(ゴールキーパーは初心者でも効果的に使えると思います)
リフティングやドリブル用のトレーニングボール
moltenイレギュラーバウンド仕様ボール
molten peladaのイレギュラーバウンド仕様のボールです。
見た目は部活の定番ボールmolten peladaそのものです。
この「イレギュラーバウンド仕様」のボールは、本来ゴールキーパー練習用途に作られていますが、イレギュラーにバウンドするのでリフティングなどでの反射神経強化にも使えます。
転がり方も真っ直ぐには転がらないので、ドリブル練習にも使えますし、弾道も不規則なのでコントロールの練習にも使えます。さらに、ボールの真下にすぐ移動するステップの練習にもなります。
「テクダマ」の本格的サッカーボール版(大きさも5号球)というイメージです(動きは似ています)
「テクダマ」のような小さめ(2号球)ではなく、実際の試合で使用するボールの大きさ・タッチ感覚で、反射神経を鍛えたいという人におすすめのボールです。
リフティング・キック・ドリブルが安定して行える選手のレベルアップに適しています(初心者が使っても全く楽しくありませんしスキル向上につながりません)
イレギュラーボールで運動神経強化
TOEI LIGHTイレギュラーボール
どこに弾むかわからないのが「イレギュラーボール」です。
直径約7〜10cm程度です。
「アジリティ」(俊敏性・敏捷性)の強化に役立ちます。
リフティングに使ってもいいですし、二人いればバウンドさせてのキャッチボールなどで、楽しみながら「身体の動き作り」「運動神経強化」を図ることができます。
子供にとってはこのような不規則な動きについていくのが楽しいようで、自然とスキルアップができる良いツールだと思います。
イレギュラーボールは、初心者からバウンドキャッチボールなど遊びで使えるアイテムです(ただし、リフティングは難しい)
2号球のリアクションボールでリフティング強化
TEKUDAMA(テクダマ)
普通のリフティングでは物足りない人は、「リアクションボール」がおすすめです。
そして、サッカーのテクニッック上達専用として開発されたリアクションボールが「テクダマ(TEKUDAMA)」です。
大きさは2号球(サインボールくらい)で、重さは4号球同等です。
見た目はリフティングボールという感じですが、ボールの当たる面によって、回転が変わったり、不規則にバウンドします。
ドリブルをしても真っ直ぐに転がらないので集中しなければ、ドリブルを続けられません。
なので、予測不能な回転と動きについていくことが必要になり、結果、脳・神経系・体幹・バランスステップなどのサッカーにおける「身体の動き作り」「運動神経強化」につながると考えられます。
「テクダマ」は、リフティング・ドリブルが安定してできる人向けです(初心者は楽しくないし効果が少ないと思います)
キック力・キックスキル向上ボール
キック力向上に注力したサッカーボールもあります。蹴るだけで上手くなるボール、蹴り続けたくなるボール、キックのヒントがもらえるボールを使えば、上達の近道になります。
カーブボールを蹴る楽しさが味わえるボール
キッカーボール
子供でも簡単にカーブシュートができると話題の「キッカーボール」
プロのようなカーブするシュートが簡単に蹴れます。
実際のカーブシュートと同じで、ボールの中心より右側を蹴ると左に曲がり、ボールの中心より左側を蹴ると右側に曲がります。
通常、小学生はなかなかカーブは蹴れないのですが、このボールだと大丈夫です。しかも、カーブのコツを身に着けることができるので
柔らかめの素材なので足を痛めることがないと思いますし、なにより楽しくキック練習ができるのがいいですね。
特に小学校低学年の子にウケがいいようです。
個人的には、カーブシュートの習得というより、楽しく蹴る回数が増えることで、ミートの位置によるボールの変化をはじめとして、「ボールを蹴る感覚の経験値があがる」ことがスキルアップにつながるだろうと思っています。
「キッカーボール」はやわらかくて軽いボールなので、小学生低学年におすすめです。初心者でも楽しくフリーキックなどの練習ができると思います。
シュート・キック力計測グッズ
自分のキックの実力がデータで客観的に示されれば、自分の現在と目標までの課題が明確になります。上手く利用すれば、スキルアップの近道ができるはずです。
シュートスピードを正確に測定する
スピードガン
自分のシュートスピードを正確に計りたい場合は、スピードガンが有用です。
シュートスピードを正確に測定することで、成長度合いが数値で客観的に管理できます。
向かってくるボールだけでなく、遠ざかるボールの両方が測定できますので、ネットなどが無くて正面から測定できない場合も測定可能です。
ボールの時速は177km/hまで測定可能です。
悪魔の左足と恐れられた、ロベルト・カルロス選手のシュートスピードが144km/hですので十分な測定範囲となります。
乾電池で駆動するので取扱も楽です。
キック・シュートを極めたい選手、きちんと成長を管理したい選手・保護者・コーチなどにおすすめです。
計測用タグ付きインソール
adidas GMR(インソール)
「adidas GMR」(ゲーマー)は計測用のタグが仕込まれたインソールです。
このタグ付きインソールを、自分のシューズにいれて使います。
このタグには、ジャイロスコープ、加速度計などが内臓されており、足裏の動きや圧力を測定し、Bluetooth接続された専用アプリに送信します。
プレイヤーのキックやボールタッチの精度、シュート力などをデータ化でき、自分のプレーを客観的に評価することができます。
また、エレクトロニックアーツのゲームアプリ「FIFA Mobile」と連動して遊ぶことが可能です。
現実世界で、インソールを入れたシューズドリブルやフェイントなどのチャレンジを行い、クリアすればゲーム内のチームの成長ができます(Ultimate Teamを強化できる)
価格も抑えられていますので、自分のプレーを測定してみたいというプレイヤーや、ゲームとの連動をしてみたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
暗くても練習しやすいサッカーボール
ボールが発光することで、暗い場所でも見やすく練習できるボールです。照明が必要なくなるわけではありませんが、モチベーションアップにはつながります。
蛍光素材でぼんやり光るサッカーボール
蛍光サッカーボール
ボールの素材に蛍光体を使用しているボールです。
強い光(日光・照明・懐中電灯など)にあてれば、ぼんやりひかるという感じです。
検定球ではありませんが、サッカーボールのサイズなので、普通のサッカーボールの感覚で使用できます。
ボールのデザインも回転がわかりやすいタイプなのでリフティングにおすすめです。
キレイなのでモチベーションがアップするボールです。
蛍光素材なので電池は必要ありません。
夕方・夜にモチベーションをあげて楽しく練習をしたい人におすすめです。
LEDライトで自ら発光するボール
LED内蔵サッカーボール
LED内臓の光るサッカーボールです。
明るくきれいに光ります。回転もわかりやすいのでリフティングの練習にも最適です。
電源は電池です。電池が無くなれば、ボタン電池を付属している工具を使い交換します(空気入れや予備電池もついています)
衝撃が入った時に30秒ほど光るようになっています。通常は消えているので電池の持ちはとてもいいです(我が家では電池交換無しで半年以上使っています)
表皮は高品質ラバーです。サッカーボールの合皮とは少し感じが違い(ゴム感)ますが、自主練用途と考えているので我が家では問題ありませんでした(すぐに慣れました)
サイズは、3・4・5号球そろっているので、年齢に最適なものを選ぶことができます。
ボールの色や光る部分の違いのバリエーションがありますので、商品詳細ページでご確認ください。
夕方・夜にモチベーションをあげて楽しく練習をしたい人におすすめです。
特に子供が喜ぶのでお子さんへのプレゼントにおすすめです。
サッカー反復練習に適したグッズ
楽しく反復練習できれば、経験値があがり必ずスキルアップにつながります。特に基礎を磨くときには、ボールを拾いにいくなどの無駄時間を省いて効率的に上達したいものです。
家の中でもさまざまなキック練習ができる
molten soccer pal
キックのミートなどの反復練習には、「molten soccer pal」がおすすめです。
ただのボール入れのようにも見えますが色々な工夫がされた商品です。
普通のサッカーボールネットに入れたボールを蹴るのもいい練習なのですが、「molten soccer pal」は紐の長さが調整できたり、ハンドル(持ち手)がついていたり練習の幅が広がります(ボールネットよりも頑丈にできています)
家の中でも、サッカーボールを使って、キック練習が可能になります。
特にボレーキックは、どうしても練習量が少なくなりますので、このような練習アイテムで反復練習することがスキルアップにつながります。
また、雨の日や、近くに練習場がない選手の自主練にもおすすめです。
「molten soccer pal」特にサッカー初心者や小学校低学年におすすめします。リフティングができない人はこのボールでミートの感覚の積み上げを効率的に行うことができます。
家の中でもさまざまなキック練習ができる
キックトレーナー
腰のベルトから伸びたゴム紐の先にサッカーボールをつけることで、蹴ったボールが自分のところに戻ってくるキックトレーニンググッズです。
ボールを拾いにいく手間が少なくなります。ただし、足下に戻ってくるように蹴るにはコツが必要です。
ゴムの反発力で戻ってくるのでトラップは難しいです。
また、コンクリートの上だと痛みが早くなるので、なるべく芝などの上で使う方が長持ちするようです。
壁打ちする場所が少なくなる中キック練習ができるありがたいグッズです。個人的には低学年向けの楽しくボールに親しむグッズだと思います。
サッカー初心者がボールと楽しむためのアイテムと捉えたほうがいいと思います(上手に蹴り続けるにはそれなりのテクニックが必要になります)
ゴロと浮き球を選べるリバウンダー
リバウンドネット
リバウンダーとは、ボールを蹴ると跳ね返ってくるネットです。
「壁打ち」できる場所が少なくなっていますので、シュート・パスといった反復練習に重宝します。
リバウンドネットによっては、浮き玉が帰ってくる面と、ゴロが帰ってくる面を選ぶことができるタイプもあります。
- 「浮き玉で帰ってくる面」は、ボレーキックや、コントロール(トラップ)の練習に最適です。
- 「ゴロで帰ってくる面」は、パスの練習用です。
リバウンダーは、楽しみながらキックコントロールの経験値を劇的に増やすことができるアイテムなので、個人的には非常におすすめです。
シュート・パス・コントロールなど効率的に反復練習できますので、上達への近道になるはずです。
設置スペースが必要ですが「リバウンドネット」は全選手におすすめできるアイテムです。
パスやボレーキックの反復練習ができる
ミニリバウンダー
「ミニサイズのリバウンダー」(練習ネット)もおすすめです。組み立て式なので手間はかかります(難しくはない)が、コンパクトで使いやすいリバウンダーがお安く手に入ります。
縦横1mなのでキックがずれると戻ってきません。小学校中学年以上ならできそうです。
面の角度が変えられるので、跳ね返りの角度も調整できます。
少しも浮かないゴロにしたい場合は、我が家では横に寝かせてネット面を地面と垂直になるようにしています。
注意点はパイプ製で軽量(約3Kg)なので、パイプ下部に重りを乗せる必要があります。我が家では室内で使用しているので、壁に沿って置くことで後ろにずれないようにしています。
コンパクトなので部屋の中でリバウンダーで反復練習したい方、また値段も安価なので、一度リバウンダーを試してみたいという方にもおすすめです。
一人で本格的な壁パスの練習ができる。
リバウンドボード
一人で壁パスの練習ができるリバウンドボードです。
リバウンドネットよりも、より自然なボールが返ってきます。
大きさは、幅100cm・縦40cmです。折りたたんで収納が可能です。
重さは11Kgあるので、強いパスをしてもズレにくくなっています。
壁パスはもちろん、敵のプレッシャーを交わすために左右にずらすコントロールをしてからパスをするなど、実践で使える練習が可能です。
また、幅が100cmと広いので、リターンパスを受けて、リバウンドボードを敵の間合いととらえて、交わしてシュートするなど、ドリブル・シュートの練習も可能です。
また、上下を逆に裏返せばリバウンドする面に角度ができるので、浮き玉の練習ができます。
アイデア次第で無限の練習方法が見つかります。
パス・コントロールの効率的な反復練習ができますので、すべての選手におすすめできます。
テニスボールでボレーキックの練習し放題
トスマシーン
本来は、テニスや野球向けのトスマシーン(球出し機)ですが、サッカーのボレーキック(テニスボール使用)のスキルアップにも使えます。
電池(電源)を入れて、スイッチを押せば、一定の間隔でボールが飛び出てきます。
私は、硬式テニスボール(ジュニア用)を入れて使用することが多いです。
テニスボールをミートすることで、サッカーボールよりも難易度が上がります。
機種によっては専用のボールしか使えないので要注意。硬式テニスボールくらいの重さがあったほうがミートの感触がわかりますので、硬式テニスボールが使えるタイプをおすすめします。
よって、サッカーボールを使用した時も、芯を捉えるのが上手くなります。
角度も変えられますので、色々なシーンを想定したボレーキックの練習ができます。
チーム練習では、ボレーキックの反復練習はあまり行われないと思いますので、トスマシーンで徹底的にスキルアップすればフリーキッカーに近づけるはずです。
ボールを回収してトスマシーンにセットしてくれる「練習ネット」も購入すれば無限に練習可能です。
室内練習用・超軽量サッカーボール
家でもキック練習をしたい人は、家の壁や家具を傷付けないように、軽量・弾力性のあるボールを選ぶのもおすすめです。また、室内ボールは幼児や小学校低学年・硬いボールが怖い子など、楽しくボールに慣れ親しむためにも有効です。
テニスボールでボレーキックの練習し放題
MIKASA ジュニア スマイルサッカーボール
空気を入れるタイプで、重量約180gの軽量ボール。
大きさは4号球サイズもありジュニアの練習にぴったりです。
超軽量なので、足や家への負担は少ないです。
表面は柔らかい素材でできており、軽い上にあたりがやわらかいので、低学年でもヘディング練習できると思います。
注意点としては、つるつる床の上だと表面が滑らない表皮なので、床面だとドリブル練習は難しい(ひっかる感じ)と思います。
室内練習やボールに恐怖感のあるサッカー初心者や低学年の選手などにおすすめです。
室内でもシュート練習ができる超軽量ボール
molten ソフトスポンジボール
スポンジでできていて、重さ約100g程度という驚きの軽さのボールです。
空気は入れないタイプです。つぶすとスポンジが戻る力で、球形に復元します。
室内でも、問題なく使用できます。壁にぶつかっても音はほとんどしません(非常に軽い音です)
なので室内で、思いっきりシュートしても大丈夫です。
超軽量なので当たってもまったく痛くありません。
屋外での使用は、その軽さや素材の耐久性などから使いづらいです。
軽すぎてドリブル練習には向いていないと思います。
跳ね方は少ないので、足以外の「もも」「頭」などのリフティングは少し難しいです。
部屋でリフティングやシュート練習をしたい選手におすすめです。
赤ちゃんから幼児まで。はじめてのサッカーボールにおすすめ。
幼児用ボール FOOTBALL ZOO
「FOOTBALL ZOO」は、動物のにこっと笑った表情やしっぽがデザインされた幼児用ボール(直径は15cm:1号球)
遊び心あふれるデザインなので、子供の興味を引き自然にボールに触れる機会も増えそうです。
あまりにかわいいのでインテリアにしている方もいるそうです。
サッカーボールメーカーsfidaの製品なので、一般のサッカーボール同様に手縫で作られています(空気で硬さ調節できる)
幼児でも安心して遊べるように、ボールの素材・インクには各種安全試験の基準をクリアしたものを使用しているなど、品質にもこだわっています。
子供のファーストボールとしてプレゼントしてもいいし、リフティングボールとして活用するのもいいと思います。
ベビーに最適化した「FOOTBALL ZOO baby」 もあります。
こちらは動物デザインは同様ですが、中に麺が入ったふわふわのクッションボールです。
赤ちゃんがつかめる柔らかさなので、室内での練習にも使えます。
幼児用の動物デザインサッカーボール
ベビー用のふわふわクッションボール
赤ちゃんから使えるやわらか素材のボール
オーボール
生後3ヶ月から使えるというOball(オーボール)ですが、室内のリフティングなどにはもってこいです。
ポリウレタン樹脂のやわらかい素材(つぶしてもすぐに復元)が格子状に成形されており心地よくリフティングできます。
カラフルなので回転もわかりやすいです。
音が鳴る(ラトル)が付いているタイプは、硬いプラスチック素材が使われており、当たると痛いので、シンプルなベーシックというタイプがおすすめです。
また、ラグビーボール形状のものもあり、リアクションボールとしても活用できます。
やわらかくて心地よい素材ですので、低学年の選手の室内でのトレーニング(楽しく遊ぶ)に向いています。
テニスボールでボレーキックの練習し放題
セパタクローボール
サッカーとバレーをあわせたような東南アジア各地で行われてきた伝統スポーツ「セパタクロー」は浮き玉の技術としては異次元の競技といえます。
約1.5mのネットを挟んで行われる空中戦の足技の応酬は、格闘技のようでもあり非常に見応えがあります。
セパタクローのボールは軽量なので室内練習に適していますし、セパタクローのイメージで練習すれば、モチベーション向上、攻撃的なリフティング・ボレーなどを身に付けたりできるかもしれません。
セパタクローボールは、男性用・女性用がありますが、女性用のほうが若干大きく軽く作られているので、初心者は女性用をおすすめします(直径約13cm、重さ約160g)
昔は籐で編んだボールでしたが、現在ではプラスチックを編み重ねたものになっています。
サッカー用ヘッドギア(頭部保護)
幼児・小学生・中学生までの年代において頭部への負担を軽減することがサッカー協会からも注意喚起されています(脳震盪など)
ヘディング時・競り合い時・転倒時などで頭部を保護してくれる「ヘッドギア」の着用もその対策の1つになります。
ヘディングの反復練習は「超軽量ボール」を使うこともおすすめです。
試合中での使用も認められたヘッドギア
FULL90 サッカーヘッドギア
ヘディング時、競り合い時、転倒時などに頭部を保護してくれるヘッドギア(ヘッドガード)です。
約120gと軽量で頭部へスポッとはめるだけで簡単・快適に使えます(サイズは2種類あり、フィット感も調節できます)
一度調整してあげれば幼児・小学生でも簡単に装着できます。
また公式戦においても使用可能です(FIFA:国際サッカー連盟にて承認されています)
クーバー・コーチング・サッカースクールなどでも採用されています。
幼児・小学校低学年など頭部への影響が心配な方におすすめです(我が家でも使用中)
頭部の保護はもちろん、デザインがかっこいいのでモチベーションがアップすると思います。
ミニサッカーゴール
キック練習時には、ゴールなど目標があったほうが効果があがります。またゴールがあれば、ボール回収の効率があがりますので、練習効率が高まります。
簡単に設置できるサッカーゴール
ミニサッカーゴール
Amazonベーシックのポップアップゴールセットです。
ポップアップ式でキャリーケースがついているので、公園などで設置して練習することができます。
軽量のゴールですが、地面設置用の杭もついているのでしっかりと固定することができます。
収納時もひねれば簡単にコンパクトになりますので、気軽に使えます。
大きさは、横76cmのコンパクトなものと、幅122cmの十分な大きさのあるものが用意されています。
ゴール2個セットなので、ミニゲームにも使用可能です。
我が家では「親子の一対一」対戦時のゴールとして主に使用しています。
クルマのトランクに積んでおけば、いつでもどこでもゴールを使う(狙う)練習ができます。
ターゲットを意識したシュート練習ができる
ミニターゲットゴール
2つの使い方ができるミニサッカーボールです。
一つの面は普通のゴールとして使用できます。さらに、90度倒せば、6つのターゲットエリア(穴)が空いている面になり、狙いをつけてシュートする練習が可能になります。
我が家では、部屋の隅にいつも置いていて、子供たちが軽量ボールを蹴り込んでいます。時々ターゲットエリアをコンプリートする練習などをしています。
サッカーをはじめたら、誰もが必ず検討する(欲しくなる)アイテムだと思います。
小学生がターゲットを意識したシュート・キックの練習を行うのに有効です。
マーカー
ドリブルやターンの目安としたり、ゴールやキックターゲットとして使うなど様々な「目印」として活用できるのがマーカーです。
闇雲にドリブルやシュート練習するよりも「コース・ポジション・ゾーン・相手・目標」などの「目安」が合ったほうが練習効果が高くなります。
マーカーの選び方は別ページにまとめました
トレーニングメニュー集(本・DVD)
ボールマスタリーでボールタッチやフェイントの練習。
クーバー・コーチング キッズのトレーニングメニュー集(DVD)
私が、幼児〜小学校低学年におすすめしているサッカースクールは「クーバー・コーチング・サッカースクール」です。
「クーバー・コーチング」では、個を高めるために、ボールマスタリーとよばれる様々なボールタッチの練習も取り入れています。
幼児・小学年代は、ボールタッチなどを簡単に習得できる年代(プレゴールデンエイジ・ゴールデンエイジ)なので、正確なボールタッチ能力を向上させるチャンスです。
このクーバー・コーチングのDVD付き書籍も、U-6〜U-10のキッズ年代に向けたボールマスタリーのトレーニングメニュー集です。
子供に何をさせたらわからない保護者の方にもおすすめです。
リフティング系のものはなく、地面上にあるボールを扱うトレーニングなので初心者でも取り組みやすいです。
テレビの前でDVDを見ながらトレーニングメニューを真似して練習するだけです。
サッカーの動きづくりのために行う効果的なトレーニング
DVD付 サッカー ドリブル上達(三木 利章氏監修)
とてもシンプルなタイトルの本なのですが、実は「個の育成のスペシャリスト」三木 利章氏監修のドリブル本です。
三木氏は、プロサッカーコーチとして「興国高校」や「聖和学園」などの強豪校などでもドリスク指導されているカリスマコーチです。
私も子どもたちとともに「ドリスク」に参加させてもらったこともありますが、論理的で無駄のないコーチングで子供たちもドリスクの時間内にできることドンドンが増えていく印象でした。
この書籍(DVD)には、サッカーの動きづくりのために、脳とカラダ、神経系に刺激を入れる効果的なトレーニングメニューが詰まっています。
- ボールを扱う前に、脳とカラダ、神経系に刺激を入れる「ライントレーニング」
- ボールを使った「ステップワーク」トレーニング
- 様々なタッチでしかも移動しながら行う「リフティング」練習
などなど、デモンストレーションしてくれている選手の正確なボールコントロールを見れば、三木氏のメソッドがいかに有効なのかを実感できます。
サッカー漫画・アニメ
サッカー選手を描いたサッカー漫画には上手くなるヒントやモチベーションアップの要素がたくさん含まれています。
マンガ・アニメ→モチベーションアップ→練習の質・量アップ→上手くなる
本棚に並べて飾るなど、いつでも読める状態にしておくことで、常に意識し刺激をもらうことができます。
家族でサッカーアニメをみて共通の話題にするのもおすすめです。
サッカーマンガ・アニメはまとめページでチェックしてみてください。
サッカーIQアップ
日本人は技術は高いけど、サッカーIQは高くないと言われています。日本の中学生から高校生で教わることを、スペインでは小学生年代から当たり前に教わったりしています。ここでは小学生年代でもサッカーIQ向上のきっかけ・一助になるアイテムを紹介します。
サッカーIQを高めるドリル本
サッカーIQドリル
サッカーの攻守の場面場面での判断能力をテストできる「10才からのサッカーIQドリル」
小さい頃に判断力や想像力といった考えるチカラを身につけることは、よりよい選手になることにつながります。
ジュニア年代で、選択肢をもった上でプレーしている選手はあきらかに成長スピード速いと感じます。
また「子供のサッカーiQがグングン高まる」は、世界の超一流選手の実際に試合でゴールにつながったプレーを題材にして、初級・中級・上級・超級レベルのクイズに挑戦することができます。
上級になるほど複雑なシチュエーションの難しい問題になりますが、解けた時は大人でも嬉しくなります。
サッカーフィールドが身近にあると自然に考える
サッカーIQドリル
サッカーフィールドがデザインされた大きめのラグ・カーペットです。
自然にサッカーフィールドを意識したり、モチベーションアップにつながります。
また、サッカー選手のカードなどを並べて、フォーメーションやポジションなどの勉強をするのにもぴったりです。
子供部屋や居間などに敷いておくと、何かと親子の会話のネタになったりします。
厚手のしっかりとしたものがおすすめです。
スマホ対応の地球儀型ボールで、サッカー&勉強どちらもできる
ほぼ日のアースボール PLAY
「ほぼ日のアースボール PLAY」は、サッカーボールの形をしている「地球儀」です。
ただし、ただ地球に見立てたサッカーボールというではありません。
VR技術(バーチャルリアリティ)を取り入れており、スマホやタブレットにかざすと、リアルタイムの地球がみれます(雲・雨・気温など)
さらに「世界の国々の情報」や、「恐竜図鑑」「動物図鑑」の情報が映し出されます(学びや遊びのコンテンツが20以上用意されています)
サッカーのコンテンツが入っている訳ではないですが、サッカー強豪国の情報を見るなど、ワールドカップを見るのが楽しくのではと思います。
まるでそこに存在しているかのように見えるので子供も興味を持ちやすいです。
そしてすごいのが実はサッカーボールとしてもきちんと遊べるということです(直径22cm・5号球サイズ)
JFA検定級ではありませんが、サッカーボール製造工場で製造されており、蹴って遊べる仕様です。
ただし、雨の中や、土、コンクリートなど汚れたり傷んだりしないようにした方がいいでしょう(激しく摩耗するとアプリが反応しにくくなる)
個人的には、芝のある公園や室内練習用にして、練習に飽きたらVRで遊ぶというスタイルがいいのでは?と思います。
小学生へのプレゼントの有力候補になるのではないでしょうか?
気に入ったサッカートレーニング用ボールやグッズはありましたか?
色々な変わり自主練専用ボールを色々とアラカルトで紹介しましたが、気に入ったボールはありましたでしょうか?
普通のボールを使った練習よりも、今回紹介したようなボールを使って「難易度を上げ神経系を刺激、かつ、楽しいから反復練習できる」という環境を作ることは「自主練の効果を高め」「スキルアップの近道」につながるのではないでしょうか?
皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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