この記事ではリフティング練習に最適な「めざせファンタジスタ!JFAチャレンジゲーム」を紹介します。
合わせて「リフティングが楽しそうなスター選手」の動画も紹介していきますので、ぜひ視聴してみてください。
リフティングって何?
「リフティング」は、ボールを地面に落とさずに空中でコントロールする技術です。
ちなみに、日本では「リフティング」と呼ばれますが、海外では「ジャグリング」の方が通じるそうです(ボールなどを巧みに空中に投げる曲芸)
リフティングは「重量挙げ」に捉えられます。個人的には「ジャグリング」のほうが「楽しそう」でいいと思います
リフティングでサッカーが上手くなる?
「リフティングではサッカーは上手くならない」という「否定派」の方も多くいます。
- 「試合中、リフティングすることなんてない」
- 「マケレレ・バティストゥータ選手など往年の名選手は、全くリフティングなど出来ない」
- 「サッカー先進国ヨーロッパではリフティング練習しない」
など色々な根拠・理由があります。
ですが、個人的には「サッカーのうまさ」と「リフティングのうまさ」はある程度までは比例していると思います。
だからと言って、リフティングを押し付ける考えはありません。で、少なくとも以下のことは言えます。
「リフティングしたからサッカーが少し上手くなる」
「サッカーしてたらリフティング少し上手くなる」
どちらもボールを触る回数で伸びるはずなので、必ず比例するはずです。
サッカー選手が「リフティング命」になるのは間違い
「3000回連続でリフティングできるまで練習に参加できない」というスパルタのチームもあります。
比較的簡単な「チョンチョンリフティング」という、とつま先あたりでロボットのように何千回リフティングしても、つまらないですし、サッカースキルの飛躍的向上にはならないと思います。
私なら「リフティングの習慣をつけたい」のなら、アップ時に「途中何回落としてもいいから、色々な場所を使って合計1000回リフティングしてみよう!」「キック&キャッチやワンバウンドでもOK!」とコーチングします。
ですが、「チョンチョンリフティング」で永遠に続けて、数を競っているようなチームの話は本当によく聞きます。
このように、
リフティングの練習ばかりして、サッカー本来の練習しない(させない)のは「本末転倒」
ましてや、「リフティングできないからサッカーをやめた(つまらなくなった)」などというのはあってはならないことです。
「フリースタイラー」(リフティングなどのストリートパフォーマー)になるわけではありません。
要するに「リフティング」とは?
- 「楽しみながら行うボールコントロール遊び」
→遊びだからこそ上手くなる! - 「サッカーのウォーミングアップ的な1要素
→時間を取りすぎないこと! - 「好きな人が好きなだけやればいい」
→嫌いな人もサッカーやってたらリフティング好きになる - 「触った数だけ、ボールの扱いは上手くなるのは確か」
などと捉えて練習(遊ぶ)する方が本質的だし、結果、「リフティングとサッカー双方が上手くなる」と思います。
「リフティング命」「サッカーの前提条件」みたいに重く捉えるのではなく、「ライト」(軽く捉える)、「ポジティブ」(前向きに捉える)に考えればいいんだと思います。
ただし、
「足も遅く、体も小さい」選手が、「ボールコントロールだけは誰にも負けたくない」リフティング練習を頑張っているのは、ぜひ褒めて応援してあげたいですね。
リフティングが楽しそうなスター選手
サッカーのスーパースターは楽しそうに、超絶リフティングをしている人が多いです。
YouTubeの動画で紹介すると?
ロナウジーニョのリフティング動画
試合中にあれだけのトリックが余裕でできるということは、一人でボールコントロールしても、これぐらいはできないといけないのでしょう。
ロナウジーニョはボールをいつも離さず練習していたそうです。
二階に上がるときも、飛行機の中でもリフティング練習してたと本人が言っています。リフティングの楽しさも教えてくれる選手です。
ネイマールJr.のリフティング動画
家の中はボールだらけ、ベットにもボール、階段をあがるのもリフティングしながらというネイマール 。
「ボールはともだち」を通り越して「ボールが体の一部」という感じ。
やはりそれくらいでないと、世界の大舞台で敵をきりきりまいにできないのでしょう。
ネイマール に関しては、試合中でさえ、リフティング(浮き玉でかわす)をよく使っていますね。
クリスティアーノ・ロナウドのリフティング動画
映像をみるとリフティングをしている相手の方がうまいのでは?
と思いますが、相手の方は世界的なフリースタイラー「Jeremy Lynch」です。
圧倒的なフィジカルに加えて、このボールコントロールができるのですから、活躍するはずです。
リオネル・メッシのリフティング動画
メッシのボールコントロール技術は派手ではないです。
でも正確無比です。
ロングキックのパスで、ボールを地面に落とさない練習でも、メッシだけはミスしません。
試合で派手なトリックはしませんが、試合では一番簡単で早く得点につなげる選択をしているだけだと思います。
ディエゴ・マラドーナのリフティング動画
このリフティング映像をみるだけでボールコントロール技術の凄さがわかります。
まさに「ボールが友達」になっています。
ワールドカップでの5人抜きは地道なボールコントロール技術があったことも一要素なのは間違いありません。
そしてリフティングが楽しそうだし、色々なことにチャレンジするのが好きだからすごい選手になったんだろうなと感じます。
リフティングを楽しく上手くなるコツは?
小さな目標設定がモチベーションにつながる
ネイマール を小学年代に教えたコーチは、練習毎に違うリフティングやフェイントの技の課題を出していたそうです。
ネイマール はコーチに褒められたくて、次の練習までにクリアしてくるという「グッドスパイラル」(好循環)ができていたようです。
ネイマール小学生時代のコーチのインタビューをテレビで見ましたが、「超褒め上手なコーチ」という印象でした。
ネイマール にプレッシャーをかけたりせずに、上手くのせて、技を習得させていたんだと思います。
- サッカーの遊びと捉える(アップの1要素)
- 小さなゴール(目標)の設定
- 褒賞(褒める)を与える
などがポイントなのかもしれません。
「めざせファンタジスタ!」も同じ仕組みでうまくなれる
JFAが制作した「めざせファンタジスタ!」も同じような仕組みで上手くなることができます。
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JFAチャレンジゲーム
「めざせファンタジスタ!」
- 「楽しく実践できる」
- 「小さなゴールが設定できる」
- 「合格するとスタンプやバッチなどの報奨がもらえる」
それでは詳しく紹介してきます。
JFAチャレンジゲームとは?
「JFAチャレンジゲーム」は2種類あります。
- 「めざせクラッキ!」(対象年齢~8歳)
→幼児・低学年向けに必要な動きづくりがテーマ - 「めざせファンタジスタ!」(対象年齢9歳~大人)
→ボールを意のままにあつかうことがテーマ
リフティングやフェイントなど「ボールを意のままにあつかう」ことをテーマにしているのは「めざせファンタジスタ!」になります。
(参考)「めざせクラッキ!」(対象年齢~8歳)とは?
JFA(日本サッカー協会)が制作している動画です。
「ボールはともだち」というキャッチフレーズで幼児・小学生低学年向けの子どもに必要な動き作りを紹介。
徐々にステップアップしながら学べるプログラムです。
ジャンプや、バランス、ボールタッチなど、動作の基礎のデモンストレーションやコツが収録されており、ボール一つあれば取り組め、広い場所がなくても十分楽しめる内容となっています。
小学生低学年までの「プレゴールデンエイジ」は、神経系の発達の伸びがすごいので、なんでもすぐ身につきます。
ぜひ取り組んでみてください。
「JFAチャレンジゲーム」めざせファンタジスタ!(9歳〜大人)
JFA(日本サッカー協会)が制作している動画です。
「ボールを意のままに」というキャッチフレーズで、サッカーのボールコントロールが学べる9歳以上向けのプログラムです。
- ボールフィーリング(リフトアップ・リフティングなど)
- フェイント&ターン
- ボールフィーリング手
ボールフィーリングの中には、リフトアップや、ジャグリング(リフティングのことです)数十種類用意されています。
6歳〜12歳の「ゴールデンエイジ」は神経系の発達が著しく、色々な運動スキルがに簡単に身につけられるので、ぜひ挑戦してみてください。
フェイントやターンの解説・動画も充実しており、練習して試合で使ってみたくなると思います。
大人でもなかなかクリアできない難易度の高いものもありますのでやりがいがあります。
JFAオフィシャルBOOK(DVD付き書籍)
「めざせファンタジスタ!」JFAオフィシャルBOOKには、詳しい説明や見本動画が収録しているDVDが付属しているので、本気で取り組みたい人におすすめです。
JFAオフィシャルBOOK「めざせファンタジスタ」とは?
- リフティング・フェイントのコツを紹介。
- DVD付なので動作がわかりやすい(映像約30分)
- チェックシートで進捗状況をチェックできる。
などとリフティング練習のコツがたくさんつかめます。
ロングセラー商品で、売り切れの時も多いのですが、リフティングをはじめるなら持っておいて損はないと思います。
「めざせファンタジスタ!」検定会に参加しよう!
「JFAチャレンジゲーム」「めざせファンタジスタ!」のリフティングができるようになってきたら、各地域で開催されている検定会に参加できます。
検定会情報(JFAホームページ)
※検定会としてオープンに実施されているもの以外に、チームで行っているものもあります。
検定会に参加すれば、「チャレンジブック」という冊子がもらえて合格の度にスタンプを押してもらえます。
さらに、所定のステージに合格すれば、バッチがもらえたり、JFAのホームページに名前が掲載されます。
最終ステージ20の検定は、日本サッカー協会のサッカーミュージアムでのみ行われます(要確認)
合格のコツとしては、「めざせファンタジスタ!JFAオフィシャルBOOK」を読んだりDVDよく見て真似ることです。
できなくても、毎日挑戦することが大事です。
また、JFA の動画でよくわからない場合は、チャレンジ中の人の動画などを参考にしてみると上達の近道になると思います。
YouTubeで検索してみるとチャレンジ動画がすぐに見つかると思います。
「肩」や「ヒール」などでのリフティングは大人でも難しいです。
リフティング超初心者のかた、まず「キック&キャッチ」からはじめてください。
楽しくリフティング練習する「裏技」
楽しくリフティング練習できる裏技があります。
それは、
『BGMをかけながら練習すること』
です。
我が家ではガンガンにダンスミュージックをかけたり、歌いながら練習しています。
これだけで「練習」から「遊び」に変わり、続けやすくなります!
ヒット曲はもちろん、ラテン系のリズムの音楽はまさにリフティングにぴったりという感じです。
自宅練習なら、自分の好きな歌を歌いながらリフティングするのもいいと思います。
スマホで流してもいいのですが、どうしてもボリュームや音質がよくありません(特に低音)
なので、Bluetoothスピーカーをスマホに接続して使うことをおすすめします。
Bluetoothスピーカーはお小遣い程度で買えます。
是非一台用意してダンスするようにノリノリで楽しくリフティングしましょう。!
以下に、おすすめのBluetoothスピーカーをご紹介しておきますので、気になる方はチェックしてみてください。
- 音質が良い(低音が豊か・デュアルスピーカー)
- 再生時間が長い
- 雨に濡れても大丈夫な防水機能の高いもの(IPX7以上)
我が家ではお風呂でもつかっています。
まとめ 「めざせファンタジスタ!」楽しくうまくなろう!
「めざせファンタジスタ!」は、リフティング練習に最適です。
また、リフティングだけでなく、フェイント技もたくさん入っていますので、サッカー上達の一助になると思います。
ぜひうまく活用して、楽しくスキルアップしてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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