いつでもあったかいお風呂に入れたら?
そんな夢を簡単に叶えてくれるのが「バスヒーター」です。
お風呂に入れておくだけで、湯沸かし・保温を行ってくれます。
ただし、湯沸かしに時間がかかるなどのデメリットもありますし、製品毎に特徴がありますのでこの記事で比較紹介してみます。
おすすめのバスヒーターをすぐに確認したい方はコチラから(スクロールします)
バスヒーターは需要が増えており現在品薄の状態が続いています(2022年4月現在)→本記事では、主要なショッピングサイトで在庫・価格確認できるようリンクを設けています。
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バスヒーターとは?
「バスヒーター」とは一言で言えば「お風呂の電気湯沸かし器」です。
工事不要で、水を張ったお風呂に「バスヒーター」を入れてスイッチを入れるだけで「湯沸かし」「保温」を行ってくれます。
好みの温度に効率的に保温しつづけてくれるので、保温だけで使うのもおすすめです。
「バスヒーター」によって、「形状」「設置方法」(沈める・浮かべる)「付加機能」(クリーンフィルター・ゲルマニウム温浴・対流機能)などの違いがあります。
バスヒーターのメリット
バスヒーターのメリット
- 工事がいらない
→コンセントに差し込めばすぐ使える - 安全性が高い
→漏電防止・空焚き防止・やけど防止などの機能 - 好みの温度に効率的に保温してくれる(1時間3円〜5円程度)
→お湯を直接温めているので効率的な保温が可能(保温だけで使うのもおすすめ!) - メンテナンス・お手入れが簡単
→構造が簡単・SUS材・抗菌素材使用など - お湯を翌日も再利用すれば水道代も節約できる
→一人暮らしの方など節約効果大です。 - お湯の浄化・ゲルマニウム温浴などができる機種もある。
バスヒーターのデメリット
バスヒーターのデメリット
- 湯沸かしに非常に時間がかかる
→機種や水温で変わるが5〜8時間程度はかかる。 - 浴槽に入れたまま入浴できない
→漏電防止などの安全防止がついていますが、してはいけません。 - シャワーが使えない
→ただし、ポータブルシャワーを使えば可能です(過去記事で紹介しています) - 入浴剤が使えない(汚れ・腐食防止のため)
→ただし使える入浴剤もあります(硫黄や塩分が少ないタイプ等:要取説確認)
→バスヒーターを取り出してから入浴剤を入れるのはもちろん問題ありません。 - 湯沸かしコストが高い場合がある
→基本的にガスや灯油よりも高い。電気温水器同等(電気料金が同じ場合)
→電気料金計算サイトで「W数☓使用時間」を入力すれば簡単に算出できる(夏場5時間→約120円・冬場8時間→約193円)
→ただし、バスヒーターは保温が効率的にできるためか我が家ではガスと同程度の光熱費になっている。
バスヒーターの使い方(基本的な利用シーン)
基本的な利用イメージは以下の手順になります。
- 朝お風呂掃除をして、水を張ります。その時点でスイッチを入れておきます。
- すると夕方帰宅したときには、ほかほかのお風呂になっています。
- バスヒーターを浴槽から取り出しケースにおさめてから、入浴します。
- お風呂を使った後は、後の人のために、使った分の差し水をして、バスヒーターを入れておきます。
バスヒーターの選び方のポイント
バスヒーターは、安全・安心を第一に選ぶべきです。
そして、電気での湯沸かしには時間がかかるので、できるだけハイパワーな機種がおすすめです。
また、安いものではないので、中古品などではなく、信頼できる販売業者から購入すべきだと思います。
バスヒーター選びのチェックポイントは?
- ワット数の高いバスヒーター
- 安全性の高いバスヒーター
- 信頼性・知名度の高いバスヒーターメーカー
- 信頼性のある販売業者からの購入(大手家電・大手ホームセンター・大手ネットショップ等)
おすすめできないのは?
- お風呂用では無いヒーター(危険です)
- 保温しかできないバスヒーター
- 信頼性の低いメーカーの製品
- 中古品(個人売買・ネットオークションなど)
お風呂用では無いヒーターを、お風呂用に使うのは非常に危険なので使わないことをおすすめします。
例えば、漏電遮断装置がない場合は「感電」、水位感知・空焚き防止装置がない場合は「火事」、お風呂用に適温に調整ができないものは「火傷」などにつながる危険があるということです。
【おすすめ】バスヒーター3選
現在おすすめできるのは以下のバスヒーターです。
「沸かし太郎」

沸かし太郎

沸かし太郎

沸かし太郎

沸かし太郎
メーカー | クマガイ電工 SUNART |
商品名 | 沸かし太郎 |
パワー(ワット数) | 910W |
湯沸かし時間(目安) | 夏場3〜4時間、冬場7〜8時間程度 |
保温機能 | ○ |
温度調節範囲 | 30~45℃(ダイヤルで設定可能) |
安全機能 | 水位異常感知装置(水位センサー)、異常温度上昇防止装置(温度センサー)、ヒーター異常過熱防止装置(温度ヒューズ)、過電流防止装置(電流ヒューズ)、漏電防止装置(コントローラー一体型漏電ブレーカー) |
設置方法 | 沈めるタイプ |
循環機能 | 無し |
ろ過機能 | 無し |
ミネラル等 | 無し |
サイズ | 直径65×長さ392mm(本体部分) |
重さ | 720g(本体部分) |
収納 | 収納スタンド付き |
参考価格(目安) | 25,000円程度〜 |
その他 | 水深8cmから使用可能(半身浴など) |
「沸かし太郎」は、シンプル・コンパクト・ハイパワー設計の湯沸かしヒーター。
家庭用電源ではMAXに近い910Wの強力ヒーターで、湯沸かしが可能です。
腐食に強いステンレス(SUS316)に、無光触媒セラミックコート処理をしているので、抗菌・消臭効果が期待できます。
水深が8cmあれば使用できるので、半身浴であれば約半分の時間で湯沸かしが可能です(足湯ならもっと早い)
さらに、本体が水に浸かれば使用できるので、大きめのバケツなどでも湯沸かしが可能です。
5つの安全機能を搭載しているので、安心して長く使うことができます。
温度は30度〜45度までダイヤルで簡単に設定可能です。
夏場のぬるいお湯から、熱いお湯まで自由自在です。
シンプルですが、様々な用途に利用できるおすすめの湯沸かしヒーターです。
【商品詳細・価格確認はこちら】
「湯メイク」

湯メイク

湯メイク

湯メイク

湯メイク

湯メイク
メーカー | クマガイ電工 SUNART |
商品名 | 湯メイク |
パワー(ワット数) | 900W |
湯沸かし時間(目安) | 夏場3〜4時間、冬場7〜8時間程度 |
保温機能 | ○ |
温度調節範囲 | 30℃~45℃ |
安全機能 | 循環ポンプ空運転防止、水位異常感知、水位センサー、回転センサー、ヒーター断線検知、漏電防止装置、温度ヒューズ、電流ヒューズ |
設置方法 | 浮かべるタイプ |
循環機能 | 強制循環ポンプ(循環・浄化のみでも利用可能:エコモード) |
ろ過機能 | 有り(活性炭クリーンフィルター) |
ミネラル等 | 銀イオン系抗菌セラミックボール、KDK麦飯石セラミックボール、KDK金属ゲルマニウムセラミックボール |
サイズ | 直径226×高さ372mm(本体部分) |
重さ | 2.8Kg(本体部分) |
収納 | 収納ケース付き |
参考価格(目安) | 53,000円程度〜 |
その他 | 浮遊タイプで出し入れが簡単。エコモード |
「湯メイク」は、ハイパワーな900Wのヒーターを搭載したバスヒーターです。
水に浮かべて使う「浮遊タイプ」なので、出し入れが簡単です。
マイコン制御による11種類の安全装置が搭載されており安心・安全に使用できます。
「節水エコモード」を搭載しており、ヒーターを使用せずお湯の循環・浄化だけでも使用可能。
お湯の温度はダイヤル式で30〜45度まで自由に選べます。
毛髪や浮きゴミを除去するクリーンフィルターと、汚れや匂い防ぐ特殊活性炭でいつも清潔なお風呂を楽しめます。
さらに、抗菌効果と温浴効果を発揮する「温浴ケース」も付いています(銀イオン系抗菌セラミックボール、KDK麦飯石セラミックボール、KDK金属ゲルマニウムセラミックボール)
強制循環ポンプがついているので、浴槽の隅々まで均一に、保温・浄化することができます。
これ1台で、温浴効果まで期待できるいたれりつくせりのバスヒーターです。
姉妹品として「NEW湯美人」という機種も販売されています。
「湯メイク」に比べて一部機能が少ない(温度設定範囲38〜45度・節水エコモード無し)ですが価格が抑えられているので気になる方はチェックしてみてください。
【商品詳細・価格確認はこちら】
<湯メイク>
<湯美人>
「スーパー風呂バンス1000」

スーパー風呂バンス1000

スーパー風呂バンス1000

スーパー風呂バンス1000

エアファースト風呂バンス1000
メーカー | PAAG(パアグ) |
商品名 | スーパー風呂バンス1000 |
パワー(ワット数) | 1000W(湯沸かし850W・保温150W) |
湯沸かし時間(目安) | 夏場3〜4時間、冬場8〜9時間程度 |
保温機能 | ○ |
温度調節範囲 | あつ湯(44度)、ぬる湯(40度) |
安全機能 | 漏電遮断器、空焚き防止、安全用サーモスタット、温度ヒューズ |
設置方法 | 沈めるタイプ |
循環機能 | エアーポンプ対流 |
ろ過機能 | ○ |
ミネラル等 | 麦飯石セラミックボール・ゼオライトセラミックボール |
サイズ | 29.6×19.9×14.8cm(本体部分) |
重さ | 2.8Kg(本体部分) |
収納 | 収納ケース付き |
参考価格(目安) | 40,000円程度〜 |
その他 | 保温時の電気代は約6円/時間 |
「スーパー風呂バンス1000」は、強力な1000Wのヒーターで、お風呂に沈めるだけで、湯沸かし・保温が可能なバスヒーターです。
4重の安心設計「スーパーセーフティー」を採用しており、誰でも安全・安心に使うことが出来ます。
エアポンプによる対流促進作用(エアレーション)でお湯をムラ無く均一に温めることができます。
お湯の温度設定は季節や好みによって、「あつ湯」(44度)、「ぬる湯」(40度)をワンタッチで選ぶことが出来ます。
2つのセラミックボールを内蔵した、ろ過フィルターも搭載しています。
強力エアポンプでエアレーションを強化した「エアファースト風呂バンス1000)もあります(撹拌効果・泡沫効果向上)
誰でも簡単に、24時間風呂が実現できるおすすめバスヒーターです。
【商品詳細・価格確認はこちら】
【おすすめ】バスヒーター比較
メーカー | クマガイ電工 SUNART | PAAG(パアグ) | クマガイ電工 SUNART | クマガイ電工 SUNART |
商品名 | 「沸かし太郎」 | 「スーパー風呂バンス1000」 | 「NEW湯美人」 | |
写真 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
パワー(ワット数) | 910W | 1000W(湯沸かし850W・保温150W) | 900W | ← |
湯沸かし時間(目安) | 夏場3〜4時間、冬場7〜8時間程度 | 夏場3〜4時間、冬場8〜9時間程度 | 夏場3〜4時間、冬場7〜8時間程度 | ← |
保温機能 | ○ | ← | ← | ← |
温度調節範囲 | 30~45℃(ダイヤル設定可能) | あつ湯(44度)、ぬる湯(40度) | 30~45℃(ダイヤル設定可能) | 38~45℃(ダイヤル設定可能) |
安全機能 | 水位異常感知装置、異常温度上昇防止装置、ヒーター異常過熱防止装置、過電流防止装置、漏電防止装置 | 漏電遮断器、空焚き防止、安全用サーモスタット、温度ヒューズ | 循環ポンプ空運転防止、水位異常感知、水位センサー、回転センサー、ヒーター断線検知、漏電防止装置、温度ヒューズ、電流ヒューズ | ← |
設置方法 | 沈めるタイプ | 沈めるタイプ | 浮かべるタイプ | ← |
循環機能 | 無し | エアーポンプ対流 | 強制循環ポンプ(循環・浄化のみでも利用可能:エコモード) | 強制循環ポンプ |
ろ過機能 | 無し | 有(2種のセラミックボール) | 有(活性炭クリーンフィルター) | ← |
ミネラル等 | 無し | 麦飯石セラミックボール・ゼオライトセラミックボール | 銀イオン系抗菌セラミックボール、KDK麦飯石セラミックボール、KDK金属ゲルマニウムセラミックボール | ← |
サイズ | 直径65×長さ392mm(本体部分) | 高さ296×幅199×奥行き148mm(本体部分) | 直径226×高さ372mm(本体部分) | ← |
重さ | 720g(本体部分) | 2.8Kg(本体部分) | 2.8Kg(本体部分) | ← |
収納 | 収納スタンド付き | 収納ケース付き | 収納ケース付き | ← |
参考価格(目安) | 25,000円程度〜 | 40,000円程度〜 | 53,000円程度〜 | 40,000円程度〜 |
その他 | 水深8cmから使用可能(半身浴など) | 保温時の電気代は約6円/時間 | 浮遊タイプで出し入れが簡単。エコモード有り | 浮遊タイプで出し入れが簡単。エコモード無し |
バスヒーターの選び方まとめ
バスヒーター選び方まとめ
- バスヒーターは工事不要のお風呂の電気湯沸かし器
- スイッチを入れるだけで、湯沸かし・保温が可能
- 保温だけのものもあるので注意(今回紹介した機種はすべて湯沸かし可能)
- ただし、湯沸かしには非常に時間がかかる(夏場3〜4時間、冬場7〜9時間程度)
- 保温は非常に効率的にできる(1時間3〜5円程度)
- ワット数が高く・安全性の高いものを選びたい
- 中古品ではなく、安全・安心を重視して新品を信頼できる販売者から購入することをおすすめ
- バスヒーター初心者や低水位でも使いたい人は「沸かし太郎」
- ろ過機能や対流装置付きなのに取り扱いが簡単な「スーパー風呂バンス1000」
- 出し入れしやすい浮遊タイプで、抗菌・温浴効果も期待するなら「湯メイク」
- 「湯メイク」とほぼ同等の、抗菌・温浴効果で価格が抑えられているのは「湯美人」
バスヒーターがあれば、24時間風呂も可能です。
特に冬は、入りたいときにあったかいお風呂が沸いているのは、本当に嬉しいものです。
湯沸かしに時間がかかるデメリットも、計画的にスイッチを入れれば、ほぼノンストレスです。
バスヒーターは価格は高めですが、それ以上の価値がありますので気になる方はぜひチェックしてみてください。
この記事が参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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