Adobe Adobe Creative Cloud(Adobe CC)が2024年3月5日から値上げされました。
約2年前にも値上げされています(2022年4月のAdobe値上げ内容)
今回は全体的に大幅な値上げがなされており多くの人に影響があります。
値上げ率で言うと、約20~30%になっています。
例えば、
- コンプリートプランの年間一括払いでは、1万円以上の値上げです(値上げ率約20%)
- Photoshopなど単体プランの月々払いは約30%の値上げになっています。
結構な値上げ幅なので、そのまま継続するか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
そんな場合は?
値上げの負担を軽減したい
- 支払いプラン変更を検討
- お得な購入先に変更
- 代替えソフトに変更
などで負担を軽減したり無くしたりできるのではと個人的には考えています。
Adobeを10年以上色々な方法でお得に正規購入してきた経験や、代替ソフトを試してきた経験から色々ご紹介してみたいと思います。
海賊版や不正購入はスパイウェア感染など致命的なリスクを負う可能性がありますので決して手を出さないようにしてください。
Adobeの価格改定(値上げ)の詳細
2024年3月5日の値上げでは、ほぼすべての個人向けのAdobe Creative Cloudソフトが値上げされています。
Acrobat、Frescoなど一部のプランは値上げはありません。
(参考)Adobe Creative Cloud価格改定一覧表
Adobeによる価格改のリリース(すべて税込み価格)
Adobe Creative Cloud 「コンプリートプランの値上げ」
人気の高い20種類以上のアプリが利用できる「コンプリートプラン」では?
各支払いプランとも約20%の値上げです。
コンプリートプラン | 旧価格 | 新価格 |
---|---|---|
月々プラン月々払い | 10,280円 | 12,380円 |
年間プラン月々払い | 6,480円 | 7,780円 |
年間プラン一括払い | 72,336円 | 86,880円 |
Adobe Creative Cloud 「単体プランの値上げ」
Photoshop、Illustrator、Premiere Proなどの単体プランはどうでしょうか?
実は一番値上げ率が高くなっています。
月々プラン月々払いでは、なんと約30%の値上げです。
その他の支払いプランは20%の値上げになっています。
単体プラン | 旧価格 | 新価格 |
---|---|---|
月々プラン月々払い | 3,828円 | 4,980円 |
年間プラン月々払い | 2,728円 | 3,280円 |
年間プラン一括払い | 28,776円 | 34,680円 |
Adobe Creative Cloudの値上げの理由は?
基本的には新機能するなど提供する付加価値が高まったからです。
たしかに、
- Photoshopの生成塗りつぶしや生成AI。
- Illustratorの生成AIによる作画・生成再配色。
- Premiere Proの文字起こしベースの編集。
そもそも業界の標準的なソフトでもありますし、AIとの融合で超便利で手放せない機能になりました。
確実に作業時間短縮につながっているので、確かに付加価値は上がっています!
ですが、
2~3割の値上げは高すぎると個人的には思います・・・(泣)
個人的な間隔としては1割くらいなら納得できた感じです。
値上げはいつ適用されるのか?
2024年3月5日から価格が改定されました。
新価格が個人の支払いに適用されるのは、それぞれの「更新日のタイミング」になります。
なので、例えば?
「年間プラン一括払い」の方で2025年1月が更新タイミングの方ならば、2025年1月の更新時に値上げ価格が反映されることになります。
値上げの影響を軽減する方法① 「支払いプランの変更」
「月々プラン月々払い」の方は値上りの影響が大きいのでこの機会に、
- 「年間プラン月々払い」
- 「年間プラン一括払い」
にすることもおすすめです。
1年間の総支払価格で比較すると、以下のようになります。
支払いプラン変更の差額(コンプリートプラン)
コンプリートプラン | 新価格 | 年間支払額 | 差額 |
---|---|---|---|
月々プラン月々払い | 12,380円 | 148,560円 | +61,680円 |
年間プラン月々払い | 7,780円 | 93,360円 | +6,480円 |
年間プラン一括払い | 86,880円 | 86,880円 | – |
支払いプラン変更の差額(単体プラン)
Photoshop、Illustrator、Premiere Proなどで「月々プラン月々払い」の方は、値上げ幅が大きいので是非検討してください。
単体プラン | 新価格 | 年間支払額 | 差額 |
---|---|---|---|
月々プラン月々払い | 4,980円 | 59,760円 | +20,400円 |
年間プラン月々払い | 3,280円 | 39,360円 | +4,680円 |
年間プラン一括払い | 34,680円 | 34,680円 | – |
支払いプランの変更方法
「Adobeアカウントのページ」→「請求及び支払い方法」のページで支払いプランの変更ができます。
値上げの影響を軽減する方法② 「購入先を変更する」
大手ネットショップで購入
大手ネットショップでもAdobe Creative Cloudコンプリートプランのオンラインコードが販売されています。
セールもありますので、チェックしておけば大幅にお得に購入できます。
Adobeのサイトでオンラインコードを入力すれば、使えるようになります。
オンラインコードを購入して、Adobeのサイトでプリペイドするイメージです。
Adobe公式よりもコードを入力する手間がかかりますが、これだけでお得に購入できます。
セールなどの時に購入し、早めにコードを入力しても利用期間が加算できます。
(参考)Adobe Creative Cloud購入時に注意したいこと
Adobe Creative Cloudに関しては詐欺などの手口が横行していますので注意してください。
例えば、こんなことがありえます。
- 海賊版を購入したが使えなくなった(起動しない、動作中にエラー)
- 海賊版を購入してウィルスやスパイウエアに感染。
- 買い切り版を注文した(現在買い切り版は無し→認証サーバーが停止する可能性)
- 海賊版やネットの不正入手方法を真似して悪徳業者に個人情報が流出。
- 学生と身分を偽るなどのサブスクリプション契約違反をしてしまった。
こんなことにならないように、安心して購入できる、
- Adobe公式サイト
- 大手ネットショップ
- Adobe認定のパートナースクール
の中から正規販売先から購入することを強くおすすめします。
Adobe認定の通信講座で購入
Adobe認定のスクールで開催されている「オンライン通信講座」にはAdobe Creative Cloudコンプリートプランが1年分が付属しています。
通信講座を受講するので「学生」扱いとなります。
なので学割価格が適用されており、ソフト単体で購入するよりもダンゼンお安い価格で購入できます。
2024年3月現在では、Adobe公式サイト価格86,880円に対し、あるスクールでは39,980円で「ソフト+通信講座」手に入ります。
こちらも大手ネットショップと同様、Adobeのサイトにオンラインコードを入力すれば使い始められます(プリペイドのイメージです)
その他、通信講座が視聴できるアカウントとIDももらえます(受講は自由です)
クレジットカードの分割払いや、教育ローンが使える講座もあるので、月払いのイメージで支払い負担が減らすことも可能です。
- ヒューマンアカデミー通信講座 アドビソフトウェア通信
→大手キャリアアップスクールなので安心。支払い方法が豊富。 - デジハリONLINE
→すぐに使いたい人に最適!(クレジットカードなら最短10分) - アドバンスクールオンライン
→動画を長く視聴した人に最適!(14ヶ月オンライン講座受け放題)
値上げの影響を軽減する方法③ 「代替ソフトを使用する」→脱アドビ
AdobeのPhotoshop、Illustrator、Premiere Proなどは業界標準とも言えるクリエイティブソフトです。
なので、仕事で使用する場合はなかなか代替えソフトは使えません(データのやり取りなど)
ただし、趣味レベルでライトに使われている方などは代替ソフトでも許容できるのではないでしょうか?
個人的に色々と試してきた中でおすすめできる代替ソフトを紹介します。
つまり「脱アドビ」です。
今回は、Adobeの代替えソフトとして使えそうな、
- 「買い切り」で購入できるソフト
- 「無料」からはじめられるソフト
のみを紹介します。
サブスクリプションしか無いソフトだと、Adobeのと同じく大幅な値上がり時に使いにくくなるので、サブスク以外を紹介します。
Photoshopの代替ソフト
GIMP(無料)
Photoshopと同等の高度な画像編集が可能なフリーソフトです。
操作性はずいぶん違うので最初は戸惑いますが、慣れれば問題ありません。
Photoshopの保存形式であるPSDでも保存できます。
Windows版・Mac版があります。
\ 公式ホームページ /
Pixlr (無料~)
Pixlr (ピクセラ)は、Webブラウザさえあれば使えるオンラインの画像編集ツールです。
MayaやAutoCADなど3Dソフトのリーディング企業であるAutodeskが開発しています。
AI画像生成機能やAI自動背景削除なども使えます。
広告が入りますが無料でも使えます(広告無しのサブスクリプションは月約2ドル~)
\ 公式ホームページ /
Pixelmator Pro(Mac)
Mac用のPhotoshop同等の機能をもつ高機能な画像編集ソフトです。
ベクターツールもつかえるのでIllustratorの代替えとしても使えます。
買い切りで7,000円程度で購入できます。
\ 公式ホームページ /
iPhoneなどのスマホ(無料)
切り抜きや、トリミング、トーン変更なならiPhoneでも可能です。
iPhoneでの人物の切り抜きはPhotoshopと遜色ないレベルでした。
Illustratorの代替ソフト
Inkscape
Illustratorの代替え筆頭のフリーソフトです。
思い通りベクターグラフィックが制作できます。
WindowsでもMacでも使えます。
\ 公式ホームページ /
CLIP STUDIO PAINT
イラスト・マンガ・アニメーションに制作に特化した日本製のドローイングソフトです。
Photoshopのように使えるラスターレイヤーと、Illustratorのようなベクターグラフィックが描けるベクターレイヤーが用意されています。
またトーン、ブラシ、3Dデータなどの素材をダウンロードしたり、自分の作品をアップロードすることができます。
「CLIP STUDIO PAINT PRO」のWindows・Mac版の買い切り版の価格は8,000円です。
買い切り版のライセンスではWindowsタブレットが使えます。iPad・Androidタブレット・Chromebookはサブスクの場合のみ利用できます。
\ 公式ホームページ /
Pixelmator Pro
Mac用の画像編集やベクターツールでイラスト作成ができるソフトです。
買い切り価格7,000円で購入できます。
\ 公式ホームページ /
Premiere Proの代替えソフト
CyberLink PowerDirector
とにかく簡単な操作で初心者でも使いこなしやすい動画編集ソフトです。
高品位なエフェクトもドラッグ&ドロップだけでできてしまいます。
Windows版・Mac版があります。
買い切り版は16,980円~です。サブスクリプション版もあります。
<大手ネットショップ>
<サイバーリンク公式オンラインストア>
\ サブスクリプション版 /
\ 通常版 /
Filmora
テンプレートを使えば、とにかくシンプルに直感的に動画編集ができます。
スタイリッシュなテンプレートが多いので、企業のプレゼンや結婚式などでも使われています。
Windows版・Mac版があります。
買い切り版は大手ネットショップで9,000円程度です。サブスクリプション版もあります。
Final Cut Pro
Photoshopを方をならべるApple社製の高機能動画編集ソフトです。
Macでの操作やAppleシリコンに最適化されておりMac上で超快適に使えます。
価格は45,000円ですが、Premiere Proと違い「買い切り」なのでずっと使えます。
\ 公式ホームページ /
(参考)Adobe CS6はWindowsなら使えます。
すでに販売終了していますが「Adobe CS6」(Adobe Creative Suite)の買い切り版をお持ちの方なら、Windowsであればインストールしてなんとか使えます。
DVDでインストール。製品登録していればダウンロードも可能。
ただし、同じAdobeなので操作性は共通点が多いのですが、いかんせん2012年のソフトなのでAdobe Creative Cloudに比べると機能は見劣りし、問題が発生する場合も考えられます。
CS6の認証サーバーはセキュリティなどの問題で廃止される可能性もあり、いつまで使えるかはわかりません・・。
(参考)CS4・CS5は使える?
ちなみにAdobe CS4の認証サーバーは廃止されました。
Adobe CS5の認証サーバーはまだ廃止されてないようですが、私の場合Mac版を購入していたのでインストールできません。
最近のMacは完全64bit版なので、32bitのAdobe CS5は動きません。
(参考)Adobe Creative Cloud解約の方法
十分使えるソフトが見つかったら、Adobe Creative Cloudを解約することになると思います。
解約は簡単です。
- 「Adobeアカウントのページ」→「プランを管理」→「プランを解約」を選択します。
- もしくは、カスタマーサポートに電話またはチャットで手続きできます。
支払いプランや解約タイミングによっては、返金がある場合もあります。
Adobe Creative Cloud値上げ対策まとめ
- Adobe Creative Cloudは2024年3月に最大約30%の値上げを実施。
- 負担を軽減するには、3つの方法がある。
→支払いプランを変更する
→お得な購入先に変更する
→代替え品に変更する - 「月々プラン月々払い」は値上げ幅が大きいので「年間プラン」に変更をおすすめ。
- 個人的におすすめなのはAdobe認定スクールの「ソフト付き通信講座」の利用
→学割価格になりソフト単体で購入するよりもダンゼンお得になる。 - Adobe Creative Cloudを仕事以外で使われている方は代替ソフトを試してみるのもあり。
- 詐欺などの手口が横行しているので要注意。正規の購入ルートか確認すること。
個人的には、2024年1月にAdobeパートナースクールの通信講座によりAdobe Creative Cloudを更新しました。
なので、2025年1月までは値上げの影響は全く受けません。
今回紹介したAdobe認定講座はまだ値上げの告知はありませんので、お得にAdobe Creative Cloudを入手したい方はぜひチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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