「バスヒーター」としてお風呂の湯沸かしから保温ができ、さらにお湯のクリーニングまでできる、バス保温クリーナー「湯メイク」を購入してみました。
いままでも定番のバスヒーター「沸かし太郎」を使っていたのですが、さらに快適なお風呂ライフを実現したくて「湯メイク」を購入しました。
1ヶ月ほど使ってみましたがとっても「イイ感じ」です!
特に、「クリーナー」や「温浴ケース」が付いているので、家族で使うなら「湯メイク」がおすすめです。
ただし、デメリットや注意点もありますのであわせて紹介したいと思います。
特に、
- 24時間風呂を楽しみたい方
- 電気で湯沸かしをしたい方
- 水道代を含む光熱費を下げたい方
- クリーナーでお湯を浄化したい方、
- バスヒーターを検討していた方
などは要チェックの商品だと思います。
「バスヒーター」とは?
バスヒーターとは?
「湯メイク」はいわゆる「バスヒーター」のカテゴリに入る商品です。
「バスヒーター」とは、電気でお風呂の湯沸し・保温ができる商品です。
お風呂の湯船で直接お湯をあたためるので、非常に効率的な湯沸かし・保温ができます。
しかも、工事が必要ないので、給湯器が壊れた時などにも気軽に使うことできる頼れる商品です。
代表的な定番バスヒーター「沸かし太郎」
代表的なバスヒーターとして「沸かし太郎」があります。
私も愛用しています。
「沸かし太郎」はシンプルな構造の「バスヒーター」です。
スティックタイプのヒーター部を湯船に入れて使用します(沈めて使います)
お湯の温度をコントローラーのダイヤルで設定すれば、その温度まで湯沸かしして、保温を続けてくれます。
また安全対策もしっかりとられていますので、安心して使うことができます。
お風呂用ではないヒーターを、お風呂で使うことは大変危険ですので、注意してください。
そして「湯メイク」も「沸かし太郎」と同じくクマガイ電工の製品です。
「湯メイク」は、水の浄化ができるクリーナー機能や、温浴効果など「沸かし太郎」にない機能が付加された商品になります。
バス保温クリーナー「湯メイク」とは?
「湯メイク」は高機能なバスヒーター
「湯メイク」は、「湯沸かし」や「保温」ができるだけでなく、さまざまな機能が付加されて使いやすくなっています。
「湯沸かし」に非常に時間がかかる(後述するデメリット)ので、メーカーとしては湯沸しはアピールせず「保温クリーナー」として販売しているようです。
給湯器で湯沸しした後に、保温とクリーニング用途で「湯メイク」を使うことももちろんおすすめです。
我が家では「湯沸し」「保温」「クリーニング」すべてを「湯メイク」にお任せしています。
クリーナー機能搭載
家族の入った後のお風呂は、どうしてもゴミなどが浮いている場合があると思います。
表層部を風呂桶などですくいとるなどしてゴミを取るのがマナーですが、やはり残ってしまうものです。
「湯メイク」は、お湯の表層から水を吸い込み、フィルター・活性炭などによりクリーニングしてくれる「クリーナー」機能が搭載されています。
「湯メイク」には、お湯を20分で1巡(200Lの場合)させる強制循環ポンプが付いているのですが、その吸い込み口にフィルターをつけているので効果的に髪や浮きゴミを除去することができます。
さらに、活性炭・麦飯石セラミックボール・銀イオンセラミックボールで、細菌・某カビ・防臭・ぬめり防止効果を高めています。
個人的にはお風呂のルンバ(お掃除ロボット)のようなイメージです。
ただし、お湯(水質)を浄化するだけで、浴槽の汚れが取れるわけではありません。
銀イオン効果などで浴槽・浴室の某カビに少しはつながっているかもしれません。
温浴ケースで温浴効果を発揮
「温浴ケース」という保護ケースに3種類のセラミックボールが入っており、クリーナーを通ったお湯(水)がこのケースを通って吹き出されます。
特に、「金属ゲルマニウムセラミックボール」は、温浴効果があり、湯冷めを防ぐ効果があるそうです。
- 「金属ゲルマニウムセラミックボール」
→薬石である「医王石」を核にした高効率赤外線素材で、湯冷めを防いで体の芯まで暖められる。 - 「麦飯石セラミックボール」
→ミネラル成分を溶出し、ヌメリや臭いの防止など水質を調整してくれる。 - 「銀イオン系抗菌セラミックボール」
→水の腐敗を防ぎ、抗菌力効果が期待できる。
個人的な感想にはなりますが、お湯がやさしくなった感じや、湯冷めしにくい感じがします。
家族もそう言っています。
フロータイプで取り扱いやすい
実は「湯メイク」の一番の特徴は、湯船に沈めるタイプではなく、お風呂にプカプカうく「浮遊タイプ」(フロータイプ)であることです。
浮いていることで、
- 出し入れしやすい(大きなハンドル付き)
- お湯の表層に浮いたゴミを除去できる
というメリットにつながっています。
「湯メイク」のメリット・デメリット
ここで使用してわかった「湯メイク」のメリット・デメリットを整理したいと思います。
「湯メイク」のメリット
- 工事がいらない
→コンセントに差し込めばすぐ使える(コントローラーをねじ止めするくらい) - 安全性が高い
→漏電防止・空焚き防止・やけど防止など11種類の安全機能 - 好みの温度に効率的に保温してくれる
→1時間3円〜5円程度(24時間でも約80〜120円)
→お湯を直接温めているので効率的な保温が可能(保温だけで使うのもおすすめ!) - お湯をクリーニング(浄化)してくれる
→フィルター・活性炭・麦飯石セラミックボール・銀イオンセラミックボールで浄化・水質改善 - メンテナンス・お手入れが簡単で長持ち
→構造が簡単・SUS材・抗菌素材使用など - お湯を翌日も再利用すれば水道代も節約できる
→メーカーによると3〜7日お湯を入れ替えなくても使えるそうです。 - 温浴効果が期待できる
「KDK金属ゲルマニウムセラミックボール」で体の芯まで温め、湯冷めをふせぐ効果が期待できます。
「湯メイク」のデメリット
- 湯沸かしに非常に時間がかかる
→水温や気温で変わるが5〜8時間程度はかかる(夏は短く・冬は長い)
→じわじわ、のんびり温まっていくイメージです。 - 浴槽に入れたまま入浴できない
→漏電防止などの安全防止がついていますが、してはいけません。 - シャワーが使えない
→ただし、ポータブルシャワーを使えば可能です(過去記事で紹介しています) - 入浴剤が使えない(汚れ・腐食防止のため)
→ただし使える入浴剤もあります(硫黄や塩分が少ないタイプ等:要取説確認)
→温浴効果はあるので使う必要はあまりないとは思います。 - 湯沸かしコストが高い場合がある
→湯沸しは基本的にガスや灯油よりも高い。電気温水器同等(電気料金が同じ場合)
→電気料金計算サイトで「W数☓使用時間」を入力すれば簡単に算出できる(夏場5時間→約120円・冬場8時間→約193円)
→ただし、バスヒーターは保温が効率的にできることもあり、お風呂をよく使う我が家では随分安くなっています。 - 結構サイズが大きい
→直径22.6cm・高さ37.2cm・重さ2.8Kgとまあまあのサイズです。
→ただし、お湯に浮かべるフロータイプで、かつ大型ハンドルなので取り扱いはしやすいです。 - ランニングコストがかかる。
→メーカーの交換時期は、フィルター(破れたら交換:5枚セット:1650円)・活性炭(約1ヶ月程度で交換:1年分:3850円程度)・温浴ケース(約1年間毎に交換:8800円程度)
→ただし、フィルター・活性炭は・温浴ケースは、購入時に付属しているので1年目は必要ないと思います。 - 水位が35cm以上必要(我が家の浴槽では2/3程度の高さです)
→また、風呂フタから10cm程度のクリアランスが必要となります。
「湯メイクの」の実際の使用イメージ・使用感想
基本的な利用イメージ
基本的な使い方は以下のようなイメージになります。
- 朝、お風呂掃除をして「水」を張ります。
- 「湯メイク」を浴槽に入れて、スイッチを「ON」にしておきます。
- きちんと「風呂フタ」をしておきます(湯沸かし・保温に影響します)
- すると夕方帰宅したときには「ほかほかのお風呂」になっています(湯沸かし・保温)
- 「湯メイク」を「OFF」にし、浴槽から取り出してから「入浴」します。
- お風呂からあがったら、後の人のために使った分の「差し水」をして「湯メイク」を入れてスイッチを「ON」にしておきます。(追い焚き・保温・クリーニング)
私は、毎日お湯を入れ替えますが、メーカーによると3〜7日は入れ替えなくても大丈夫だそうです。
我が家では入れ替えますが、一人で1日3〜4回は入浴します(笑)
もし、入れ替えなければその分の水道代が浮くので、結構な節約になるはずです。
ただし、匂いやヌメリを感じたらすぐ入れ替える必要があります。
使用イメージ写真
使用イメージ動画
「湯メイク」の利用時・購入時の注意点
利用時の注意点
風呂フタは絶対必要
利用時の注意点としては、湯沸かし・保温時には必ず「風呂フタ」をすることです。
これがもっとも重要といえるかもしれません。
灯油やガスと比べて、熱量の低い電気で湯沸ししているので、「じわじわ」しか温まりません。
なので、風呂フタをしていないと、どんどん湯沸し・保温の効率が悪くなります。
できれば、風呂フタは、保温効果が高く折りたためて使えるタイプがおすすめです。
折り方によって、読書やタブレットのスタンドにもなります。
「バスヒーター」は、入浴しながらの追い焚きは基本的にはできないので、風呂フタの一部だけを開けて入浴するなど、熱気をにがさないように工夫することもコツの一つです。
風呂フタを2/3くらい締めて入浴するとまるでサウナのような気分で入れます。
温度計があると便利
「湯メイク」は湯温を設定することができますが、お風呂の実際のお湯の温度は表示されません。
ですので、温度計・湯温計があると超便利です。
購入時の注意点
「New湯美人」も要チェック(「湯メイク」「New湯美人」の違い)
「湯メイク」とは若干機能が違うだけで実売価格が少し安い「New湯美人」という姉妹品があります。
「湯メイク」に対して、「New湯美人」は下記の機能が省略されています。
- 温度調整範囲が少し狭くなること(38度から45度)
- クリーナーのみの運転(ヒーターオフ)ができない
個人的には、通常のお風呂用途で利用するのなら「湯美人」でまったく問題ないと思います。
「湯メイク」 | 「New湯美人」 | |
---|---|---|
製品写真 | ||
温度設定範囲 | 30〜45度 (ぬるま湯保温ができる) | 38〜45度 (通常のお風呂に適した温度) |
節水エコモード (クリーナーだけの使用) | ||
見た目 | ホワイト基調 | ピンク基調 |
価格 | 実売価格が 少し高い | 実売価格が 少し安い |
「湯メイク」は「ぬるま湯」での入浴も楽しめるという商品です。
なので、30度という低い温度まで温度調整ができたり、ヒーターを入れないでクリーナーが利用できるようになっているようです。
新品を信頼性のある販売業者から購入すること
購入先に関しての注意点としては、バスヒーターは「高額な商品」であり、また「安全性が重要」なので、「信頼性のある販売業者」(大手家電・大手ホームセンター・大手ネットショップ)から保証のついている「新品」を購入することをおすすめします。
個人的には、ホームセンターや家電量販店で試せる商品ではないので、信頼できる「大手ネットショップ」からの購入をおすすめします(価格の点からも)
また、個人的には、商品特性から、いくら安くても品質の程度のわからない「中古品」はあまりおすすめできません。
半導体不足などの影響で在庫不足になることも
「湯メイク」「湯美人」などバスヒーターは半導体を使っています。
なので、半導体不足に影響され在庫不足になることがありました。
また、冬季に売れる商品なので、シーズンになると売り切れることもあります。
さらに、水道代・光熱費など節約機運の高まりで注目されているので、在庫は気にしたほうが良さそうです。
まとめ 24時間風呂を実現できる「湯メイク」
私は、給湯器が壊れて一時的な代替え品として、バスヒーター「沸かし太郎」を使いはじめました。
「沸かし太郎」の便利さや手軽さから、給湯器が直っても使いづづけています。
そして、満を持して「湯メイク」を購入しましたが、こちらも「とてもいい商品」でした。
クリーナー機能に、温浴効果もあるので、まるで自宅が24時間入浴可能な温泉宿のようになっています。
お風呂好きの方、水道代・光熱費などの節約をしたい方、お湯のクリーニングをしたい方などにおすすめです。
興味のある方はぜひチェックしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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