この記事では、iMac27インチ(2011)を、MacBook Pro16インチ(2019)の外部ディスプレイ化してみた手順を紹介します。
MacBook Pro16インチの画面は十分大きいのですが、それでも、動画編集や画像編集などの際は、もっと大きな画面で作業したくなります。
ケーブル1本で、外部ディスプレイ化できますので、対応のiMacなどをお持ちの方にはおすすめです。
正式名称は「ターゲット・ディスプレイ・モード」
MacをMacの外部ディスプレイ化する機能は「ターゲット・ディスプレイ・モード」です。
Macに備えられた機能です。
ただし、この機能は最近のMacに搭載されているのではありません。
実は、少し古めのMacに搭載されています。
なので、使わなくなったiMacで条件にあうモデルであれば外部ディスプレイとしてリユースできるんです。
対応モデルの条件
「ターゲット・ディスプレイ・モード」で外部ディスプレイとして使えるのは、iMac(27インチ、Late 2009)、iMac(27インチ、Mid 2010)、iMac(Mid 2011〜Mid 2014)のみです。
そして、「High Sierra以前」のiOSである必要があります(「Mojave以降」は使えないのでご注意ください)
さらに、映像を送る側のMacは、2019年以前に発売されたものである必要があります(2020年モデルからは使えない仕様になっています)
※詳しい対応モデルは、アップル公式ページを参照してください。
ホントにカンタン。つなぐだけで外部ディスプレイ化。
その手順は以下の通り(Thunderbolt搭載のiMacの場合)
対象機種や詳しい方法は、Appleのホームページで確認できます。
我が家で外部ディスプレイ化するのはこのiMacです。
外部ディスプレイ化するのは、iMac27インチ(2011)になります。
古いモデルですが、愛着があるので下取りなどには出しませんでした。
iMac27インチ(2011)の液晶はTFT。解像度は、2560×1440ピクセルです。
「 Magic Keyboard」 「Magic Trackpad」「Magic Mouse」は使えなくなって、社外品を使っていますので、外部ディスプレイに使うのにピッタリと言えます。
実際に我が家のiMacを外部ディスプレイ化した手順はこちら。
下記のような「Thunderbolt2」ケーブルを用意します。
片方は、外部ディスプレイ化するiMacのポートに差し込みます。
もう片方は、MacBook Proの「Thunderbolt 3」(USB-C)ポートに、「変換アダプター」を介して差し込みます。
「Thunderbolt 2→Thunderbolt 3ケーブル」は品薄だったので、「変換アダプター」を使用しました。
あとは、「command+F2」を押すだけです。
ほとんどタイムラグなく(1~2秒)ほどで、外部ディスプレイとして機能します。
あっという間に、作業スペースが大幅に広がりました!
ディスプレイ領域が広がったので非常に作業が「楽」になりました!
上記写真は、デジタルハリウッドの「デジハリAdobeマスター講座」で動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro 」、モーショングラフィックスソフト「Adobe After Effects」の学習をしているところです。
一方のディスプレイで「講座の映像」をみながら、もう一方のディスプレイで「実際にソフトを操作」するという使い方もできるので、学習効率が飛躍的にアップしています!
プログラミングスクールなどの受講やzoomでも「快適」になります。
MacBook Proの「Touch Bar」で、両方のディスプレイの輝度を調整することもできます(もちろん通常の「ディスプレイ設定」からも可能)
外部ディスプレイのiMacのスピーカーからオーディオ再生も可能です。
MacBook Pro13インチなどのノートパソコンよりも、iMacからオーディオ再生した方がいい音で聞けます。
接続に使用したケーブルはこちらです
一番すっきり接続できる「Thunderbolt 2→Thunderbolt 3ケーブル」は在庫が少ないようです。
なので、「Thunderbolt 2ケーブル」に、「Thunderbolt 2→Thunderbolt 3変換アダプター」取り付けることにしました。
「Thunderbolt 2ケーブル」に関しては、Apple純正品の在庫は少ないようなので無い場合は「互換品」を使用することになります。
変換アダプターは純正品以外見つかりませんでした。
変換アダプターはApple純正品を購入しましが、ケーブルに関してはあえて安いものを選んで購入してみました。
安い「Thunderbolt 2ケーブル」はめあいが悪いのか、iMacに少し差し込みづらかったです(笑)
機能は問題なかったのでOKです。
合計で約8千円ほどかかっていますので、コスト的には「?」かもしれません(笑)
でも、古いiMacのリユースに意義があるとも思いますのでOKです!
iMacの外部ディスプレイ化まとめ
- 古いiMacには外部ディスプレイとして使えるものがある。
- 正式名称は「ターゲット・ディスプレイ・モード」。
- 対応したケーブル・アダプターがあればOK。
- ケーブルをつないで、「command+F2」で簡単に外部ディスプレイ化。
- Appleサポートホームページに対応機種や実施方法が掲載されている。
- 特にMacBookなどは作業スペース拡大できるので便利!
引退しかけていたiMacが高品質な外部ディスプレイとして使えた(リユースできた)ことは驚きでした。
もし、対応のiMacをお持ちのの方はぜひトライしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(参考)USB-C接続可能な外部ディスプレイ
手っ取り早くMacBookのディスプレイを拡大したい場合は、USB-C接続の外部ディスプレイがおすすめです。
持ち運べるモバイルモニターや、ワイドモニター、曲面モニターなどがあれば快適に仕事や勉強ができます。
(参考)iPadをサブディスプレイにする方法
別記事でiPadをサブディスプレイにしてみた感想を紹介しています。