YouTubeや5Gの普及でますます注目されている「動画編集」ですが、動画編集は「自分には無理」と思っている人も多いようです。
実は、動画編集の最大のコツは「難しいと考えずにはじめてみる」ということなんです。
「はじめると楽しくなって、楽しいと上手くなる」のが動画編集です。
私も、動画編集作業って無心になれるくらい本当に楽しいですし、完成した動画は何度も見てしまいます。
もし動画編集作業が好きになれたら、在宅でできる最高の副業になると思います。
私は月10本前後の動画制作を受注していますので、その経験を活かして「初心者の方が動画編集をはじめて副業で受注するまでの手順」をご紹介します。
オフィスソフトに慣れている方なら、スムーズに学習してスキル習得できると思います。
動画編集の可能性
いまやインターネットの広告費は、テレビの広告費を上回っています。
2019年に逆転しました。
広告費が多いということは、よく見られている・使われているということです。
そしてインターネットの中でも、YouTubeを中心とした動画の広告市場がどんどん伸びています。
さらに、スマホの高速回線である「5G」や格安スマホ普及、ギガ容量アップにより、ますます動画やYouTubeの視聴が増えることは確実です。
ゆえに「動画編集」スキルを身につけることは、時代・トレンドにあったスキルを身につけることになります。
「動画編集」は何をすれば収入が得られる?(初心者が目指すところ)
初心者の方は「動画編集」と聞くと?
- 自分には難しい。
- 覚えるのに時間がかかりそう。
- 機材が必要なのでは?
- 個人ではなく、スタジオやプロダクション(会社)でやることじゃないの?
などと、自分で「壁」を作っている人が多いと感じます。
確かに昔は編集スタジオでにある高価な編集気でないと動画編集は不可能でした。
ですが、今では個人が自宅でパソコンを使っても十分動画編集できるようになりました。
パソコンやソフトの処理速度が向上し、ほぼリアルタイムに編集した映像を確認できるようになりました(すぐに編集結果が見れないのがネックだった)
一昔前は、数十万から数千万する(「Autodesk Inferno」「Discrete Flame」など)編集マシンでリアルタイム編集や合成をしていました。
今ではパソコンと、ソフトを扱うスキルさえ身につければ十分在宅の副業にできると思います。
▼
初心者でも受注できる動画編集の主な仕事は?初心者がまず目指すべきスキルは何かというと?
- 「カット編集」
→必要のない部分を削除する(トリミング、尺の調整)。場面の順番を入れ替える。場面の移り変わり方を設定する。 - 「テロップ編集」
→テーマやポイントをテロップ(文字)を挿入する。話し言葉をテロップにする。
これだけできれば、「クラウドソーシング」で仕事の受注ができますし、自分の「YouTubeチャンネル」を作ることだって可能です。
「カット編集」「テロップ編集」の仕事は、クラウドソーシングサイトで多く募集されています(日増しに増えている印象)
「カット編集」「テロップ編集」さえ出来るようになれば、以下のような流れで、仕事の受注~納品を行うことが可能です。
- クラウドソーシングサイトで、「カット編集・テロップ編集」の仕事に応募・受注
- 元となる動画を受取り(ネット経由)
- 自分のパソコンで、「カット編集・テロップ編集」
- 編集した「動画」または「プロジェクトファイル」を受け渡し・納品(ネット経由)
※必要があれば修正
こちらは編集作業のイメージや楽しさが感じられるAdobe公式動画です。
動画編集のメリット・デメリット
メリット
動画編集をはじめることによる「メリット」は?
- 実は、はじめれば誰でもできる
- リモート・在宅でできる
- クラウドソーシングで受注できる
- 受注単価が比較的高い(10分程度のカット編集なら5000円~1万円程度)
- YouTube・5Gの普及で仕事が増えている
- 得意先ができれば安定した収入も可能(フリーランスへ)
- 編集作業は無心になれて楽しい
在宅でできる仕事(副業)としては、市場が拡大していますし、クラウドソーシング案件の中でも単価が高い部類に入りますのでおすすめです。
「カット編集」「テロップ編集」ができれば仕事受注以外にも様々な用途で活用できます。
「子供の思い出動画づくり」(参考記事:サッカープレー集動画の作り方)や、「知人の結婚式の演出」「YouTube動画の制作」など可能性は無限大です。
デメリット
一方、「デメリット」は?
- パソコン・インターネット回線・ソフトなど初期投資がかかる
- 初心者なら1〜3ヶ月程度のスキル習得・勉強が必要
- 最初は作業時間がかかる
- 最初は低単価で経験をつむ必要がある
- 画面を注視する時間が長いので目が疲れる
初期投資として、パソコンやソフト(アプリ)などの購入費用や、とスキル習得のための教材費や時間は必要になります。
ここが「分かれ道」です。初期投資をしてはじめるからこそ新たなスキルが身につくし、高単価のクラウドソーシング案件が受注できるということになります。
初期投資や学習もしないで出来るような案件は、やはり低単価です。
また、動画編集は慣れないうちは1本の動画をつくりあげるのにも非常に時間がかかります。
それでも受注した以上やり遂げる「覚悟」「責任感」は必須条件です(どんな仕事も同じですが)
動画編集に限らずクラウドソーシングでは、残念ながら「途中で仕事を投げ出す人」がいます。
私もクラウドソーシングで仕事を発注することがありますが、やはりそういう方に出会います。
もう少し頑張れば経験値が大幅アップするのに「もったいない」なと思ってしまいます。
いくら、納品物を差し戻しをされても、食らいついていきましょう!
そこが自分のスキルアップの乗り越えるべきポイントであり、クリアするかどうかがその後の分岐点になります。
差し戻しされるということは、その大事なポイントを教えてくれていると考えましょう。
最後まで投げ出さなければ、必ずスキルアップできるという簡単な理屈です。
もし、クライアント(発注者)と合わない場合は、その案件を終了してから、それ以降は仕事を受けなければいいだけです(クラウドソーシングのメリットでもあります)
ゆえに「動画編集が上手くなる最大のコツ」は、
「難しいと考えすに、まずはじめる」
そして、
「簡単に投げ出さない・やめない」
ということだと思います。
動画編集をマスター→副業を行うためのステップ例
それでは、動画編集をマスターして、副業につなげるための「ステップ」(手順)の一例を紹介します。
詳しくは次項以降で説明しますが、概略のイメージをつかむと実際に行動しやすくなります。
- スマホ・パソコン・通信回線などの「環境を整える」
→実際に動画を作るパソコンのほか、連絡・データやり取り用の環境が必要です。 - 「クラウドソーシングサイトに登録」する
→まず、どんな仕事があるかを確認することでイメージができやる気がでます。 - Adobe CCなど動画編集ができる「ソフトを購入」する
→必須ソフトであるAdobe CCを購入します(Adobe公式・Amazon・Adobe CC講座) - Adobe CC講座などで「動画制作を学習」する
→Adobe CC講座や、プログラミングスクールの動画制作講座などでスキルを身に着けます。 - クラウドソーシングサイトの「プロフィールを充実」させる
→講座で制作した動画の応用でサンプル動画を作る(YouTubeにアップしてもOK)
→自己PRの材料としてクライアントに見てもらう。 - クラウドソーシングの「低価格案件を受注し経験」を積む
→スキルアップと受注実績づくりののためと割り切り、低価格案件も積極受注する。 - 実績をもとに「高単価の案件への応募」を行う
→高単価案件へチャレンジし、さらなる実績とスキルアップを積み重ねる。 - 「副業」→「フリーランス」も視野に入れる
→クラウドソーシングの他、クライアントからダイレクトに受注するなどのステップアップをはかる。
動画編集で副業を行うための具体的な「手順・環境整備」
ここでは、あくまでも副業としての使えるスキルにするための手順や環境の準備をご紹介します。
例えば、使いにくいツールや、クライアントとのやり取りができないアプリなどは紹介しません。
あくまでも副業で使えるという観点から、必要なものや手順を紹介します。
ここが仕事を受けるスキルになるかどうかの「分かれ道」になり得ます。
例えば、クライアントからいただいたデータが読めなければ、そもそも仕事のはじめようがありません。
実はこれからご紹介する初期投資は、在宅やリモートワークが進んでいるこの時期に、取り入れておきたいものばかりです。
①「スマホ」
スマホは、「仕事案件の探索や受注」と「クライアント(仕事発注者)とのコミュニケーション用」として必要です。
自分にピッタリの案件を逃さないためにも、スマホで仕事情報をチェックしたほうがいいです(早いもの勝ち的な案件もあります)
さらに、できればいつでもどこでも、クライアントと連絡できるようにしておくことも大切です。
クライアントとのやり取りは、クラウドソーシングサイトを介してのコミュニケーションが基本です。
その他、「無料のチャットソフト」を介してのコミュニケーションを行う場合もあります。
通常はチャットなどのテキストベースでのやり取りになると思います。
ただし、より複雑な案件などになると、クライアントによっては音声機能などで、コミュニケーションを取る場合もあります。
※コミュニケーション手段はクラウドソーシングサイトの仕事情報に予め記載・指示されています。
また、完成した動画の確認をするときにも使えます。
いまお持ちのスマホで問題ありません。
できれば、データ通信容量(ギガ)は少し余裕をもったプランにしたほうが安心できます。
携帯電話大手キャリアの格安ブランドも出揃いましたので、キャリア変更もおすすめです。
②「パソコン」
パソコンが無ければ動画編集の受注はできません(スマホのアプリでは無理です)
WindowsかMacどちらでもOKですので、「動画編集に推奨されているモデル」から選んで購入してください。
※CPU・GPU・メモリ・HDDのスペックがある程度高いものになります。
ただし、必要以上にハイスペックこだわる必要は全くないです。
どんなパソコンで作成してもできる動画や納品データは同じになります。
- HP(HP公式オンラインストア-)
- Dynabook(タイムセールキャンペーン)
- VAIO(キャンペーン一覧)
- ASUS(ASUS クリエイター向け製品)
- レノボ(Lenovo公式オンラインストア)
- FRONTIER(BTOパソコン オンラインストア)
- 中古PC(パソコン市場 公式オンラインショップ )
- Mac(Appleストア・Amazon内Appleストア)
- 中古Mac(パソコン市場 公式オンラインショップ )
③「インターネット環境」
自宅のインターネット環境も必要です。
動画ファイルは数ギガバイトのデータをやり取りします。
だから高速でデータ無制限の回線が必要になります。
(参考)カラオケ店でもテレワークできる
最近はカラオケ店(ビッグエコー等)などが、テレワーク向けサービスを行っています。
よって「光回線のインターネット」や、「5Gホームルーター」などを導入することをおすすめします。
お使いの携帯電話会社の光回線・ホームルーターでもいいですし、キャンペーン中のものなどでお得に導入するのも手です。
④「ソフト」(アプリ)
当たり前ですが、動画編集ソフト(アプリ)は必須です。
業界標準のツールとなっている「Adobe Premier Pro」が必要です。
他のソフトでも同様の動画は作れますが、多くのクライアントとのやり取りが不可能になります。
そしてテロップづくりや写真素材などに活かせる「Adobe Photoshop」もあったほうが仕事の間口が広がります。
この2つのソフトの他「Adobe Illustrator」などソフトウェア・アプリがセットになった「Adobe CC」(Adobe Creative Cloud)の導入がおすすめです(個人的には必須だと思います)
「Adobe CC」は月または年間契約するサブスクリプションで提供され、Mac・Windows双方で使えます(2台インストールOK)
学習教材とセットになった購入方法がおすすめです(次項「学習教材」で紹介)
また、必須ではないですが、業界標準のOfficeソフトであるMicrosoft 365(旧Office)があるとやり取りがスムーズになる便利な場合が多いです。
⑤「学習教材」
基礎学習のための学習教材
Adobe CCを学習するには、動画が一番です。
- Adobeユーザー向けの動画
- YouTubeなどの無料動画
- スクールのAdobe CC講座の動画(有料)
初心者の方は、アドバンスクールAdobeオンライン講座などのAdobeプラチナパートナースクールのAdobe CC講座(ソフトもセット)をおすすめします。
ノウハウが詰まった動画による講座が受講できる上に、ソフトもセットになっていて、しかも学割価格で購入できます。
ソフト単体で買うよりも、安く(約半額に近く)になる場合がありますし、受講・課題提出などは任意なので、ソフトが欲しいだけの方にもおすすめの買い方です(ソフト単体と同じフル機能です)
\ 公式ページはこちら /
本格的にフリーランスを目指す方向けのスクール
本格的にフリーランスを目指す方などは、早い段階で「動画編集スクール」(有料)などで近道で確実に学ぶことをおすすめします。
スクールは費用はかかりますが、実務で成果を出すための必須スキルやノウハウが凝縮されていますので、ぜひチェックしてみてください。
初心者からでも学べるおすすめスクールを紹介します
①デジハリのノウハウが詰まった動画クリエイター講座で「半年で仕事が取れる動画クリエイター」を目指す。
・デジハリONLINE
②「ゼロからプロへの最短ルート」がコンセプト。現役クリエイター講師によるライブ授業。
・MOOCRES(ムークリ)
③Youtubeに特化し「高単価で仕事受注ができる動画編集者」を目指す。受講期間に制限なし。
・Movie Hacks(ムービーハックス)
⑥「クラウドソーシング」
仕事を受注するにはまずクラウドソーシングサイトに登録する必要があります。
無料で登録できますし、膨大な動画編集の仕事依頼を閲覧することも可能になります。
動画編集の案件の多さにきっと驚くと思います。
初心者でも受注可能な案件がたくさん募集されています。
まずは、日本最大級のクラウドソーシングサイトである「クラウドワークス」「ランサーズ」などへの登録からはじめてみることをおすすめします。
大手のクラウドソーシングサイトの方は信頼度が高いですし、仕事案件も豊富です。
匿名で仕事を受注できるなどプライバシーも守られますので、まずは初期登録(もちろん無料)して案件チェックしてみましょう。
プロフィールなどは後で、ブラッシュアップしていけばOKですので、まずは登録しましょう。
そしてクラウドソーシングどんなものなのか?どんな仕事があるのか?を確認することをおすすめします。
⑦「YouTube」
動画編集のスキルが身についたらご自身のYouTubeチャンネルを作ってみるといいと思います。
Gmailのアカウントさえあれば、簡単に動画をアップロードして、公開することができます。
ご自身の作品をアップロードしておけば、クライアントにアドレスを教えるだけでケイパビリティ(能力)を知ってもらうことができます。
(参考)YouTube動画の作り方
以下の手順で制作した動画を簡単にアップロードすることができます。
- Gmailアカウントを取得して「youtube.com」にアクセス
- 「YouTubeページ右上」の「カメラ」のアイコンをクリック。
- 「動画ファイル」を「ドラック&ドロップ」(ファイル選択)
→すぐさま、アップロードがはじまります。アップロード中でも以下の設定が進められます。 - 「タイトル」を入力
- 「視聴者」を選択→通常は「子供向けではありません」を選択します
→「子供向け」の場合、クライアントが動画を保存できません。 - 「公開方法」を選択→通常は「限定」を選択します。
→みんなに見せるのなら「公開」。クライアントなど一部の人だけなら「限定」(アドレスを知っている人が見れる) - 「保存」→アップロードや処理が行われると閲覧できるようになります
- YouTubeで閲覧できることが確認できたら「共有」ボタンでアドレスをコピーし、自己PRに貼り付けたり、クライアントにアドレスを知らせて動画を確認してもらうことができます。
動画編集の始め方まとめ
- 動画編集の市場は伸び続けている
- 動画編集で稼ぐことは比較的簡単(まずはじめる事が大切)
- 初心者がまず習得すべきスキルは、「カット編集」・「テロップ編集」
- クラウドソーシングサイトで仕事を探せる・受注できる
- 初期投資・勉強はある程度必要となる
- 「Adobe CC」(Adobe Creative Cloud)が業界標準のツール(ソフト)
- 「Adobe CC」はオンライン講座とセットで安く買うことができる(一石二鳥)
- オンライン講座の制作物を活用して自分のプロフィールを充実するのもおすすめ(一石二鳥)
- まずは、低単価の案件で経験を積む
- 「差し戻し」もありがたく受けることが大事(スキルアップのチャンス)
- 実績をもとに、高単価の案件への応募を行う
動画編集は個人的にはとっても楽しい仕事です。
無心に作業できて、時間が立つのを忘れますし、上手に編集できたら、作品を何度も見たくなります。
5Gの普及などにより、さらに市場は拡大していますので、クラウドソーシングの仕事も大幅に増えています。
ぜひ、クラウドソーシングサイトに登録して案件をチェックしてみてください。
ここで、紹介した初期投資やスキル向上は、動画編集以外でにおいても、これからのリモート・在宅ワークなどでかならず役立つものだと思います。
動画編集・リモート・在宅ワーク・副業などに興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント