今回は「3Dプリンター」を使って「ディレクターチェアの修理」を行いました。
サッカーチームの保護者の椅子です。
先週、試合で挨拶したときに椅子に違和感があったのでよく見てみると、結構ひどいことになっていたので修理させてもらいました。
3Dプリンターで修理するディレクターチェアーは?
CAPTAIN STAGのかっこいい「ディレクターチェア」ですが、アルミのパイプの端っこの「キャップ」がことごとく無くなっている・・・(こういうイス試合で時々見かけますね)
本来、座り心地が良く、スポーツ観戦にも最高な椅子で5年以上使用しているということです。
足の部分は毎回「土」が入り込んで取り出すのが大変らしいです。
背もたれの部分は「金属がむき出し」なので少し「危険」です。
座り慣れているのでなかなか買いかえる気にならないとのこと。
こういうものは「3DプリンターDIY」の得意分野です!
試合後お借りして、次の試合までに修理を任せてもらうことにしました。
CAD(3D設計ソフト)で3Dデータを作ります(目標30分)
まずパイプの内径・外形を「ノギス」(精密定規)で測ります。
そして、「modo」(CAD:3D設計ソフト)で設計します。
機能だけを果たすシンプルな作りで素早く設計します(結局1時間かかりました・・・)
①背もたれ部分のキャップの設計
②足部分のキャップの設計
自作3Dデータを3Dプリンターで印刷(約40分)
パソコンから「3Dプリンター」にデータを転送します。
材料はトウモロコシ由来の樹脂「PLA」です。
色は「白色」(半透明)にしました。
「プリント」ボタンを押してプリント開始!!
待っている間に、ノイズキャンセリングヘッドフォンの効果を3Dプリンターの作動音で確かめてみた。
3Dプリンターの作動音が消せるのか?
「AirPods Pro」「Bose QuietComfort 35」などのノイズキャンセリング性能を試してみました。
すると「3Dプリンター」の作動音がほとんど聞こえなくなりました!
やはりアクティブノイズキャンセリングの効果すごいです!
(参考)ノイズキャンセリングヘッドフォンの効果比較
人気のノイズキャンセリングヘッドフォンの効果比較すると?
10点
「Sony WF-1000XM3」
「QuietComfort Earbuds」
「AirPods Pro」(第2世代)
9点
「Bose QuietComfort 35」
「AirPods Pro」(第1世代)
8.5点
「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」
というような感想・イメージです。
そうこうしているうちに3Dプリントが完成しました!
40分ほどでキレイにプリントできました。
プレート(プリント台)から、パキパキっと外して完了です。
まるでアスパラなどの野菜を収穫している感じで心地よい。
普通はヘラなどで外すのですが、「剥がしやすくなるシート」を貼っているので作業が快適になっています。
最近の3Dプリンターは、湾曲するマグネットプレートがはじめからついているものがあり、簡単に制作物が取り外せます。
完成したキャップは設計通りでバリなどもほとんどありませんでした。
3Dプリンターを使って驚くほど安い費用で修理完了!
キャップを取付けてみると?
ピッタリとうまくはまりました!
カンタンなことでは外れないくらいの「はめあい」にしています。
3Dプリンターなので、万が一外れてもまたすぐに作れます。
※「PLA」という材料は時間がたてばバクテリアに分解されるとうもろこし由来のエコ材料です。
今回は白色(半透明)でプリントしましたが、アクセントになるカラー(オレンジとか)を選んでもよかったかもしれないなと思いました。
材料代は100円もかかっていないと思います。
修理できたディレクターチェアを無事納品すると?
喜んでいただき、お礼に「ごろっと大粒有機むき甘栗」(大袋入り)をいただきました!
今回も3Dプリンターで楽しくDIYできました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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