Windows10付属「3D Builder」の使い方。「フラットマーカー」を作ってみた。

2019年11月30日

Windows10付属「3D Builder」の使い方。「フラットマーカー」を作ってみた。
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Microsoftの「3D Builder」でサッカー練習用「フラットマーカー」を作ってみた

 

今回はWindows付属のソフト「3D Builder」(3Dビルダー)でサッカー練習用の「フラットマーカー」を作ってみます。

スポーツ店などで販売しているフラットマーカーほど立派なものではなく、簡易的で小さめな「ミニフラットマーカー」を作ります。

スポーツ店にあるメーカー品のフラットマーカーは、1枚あたり200円~300円くらいで少し値がはるんです。

自作「ミニフラットマーカー」の条件は?

・平らな形状で、ボールに影響を与えない。

・選手がその上を走っても引っかかったりしない。

・直径10cmくらいの場所をとらないもの。

・3Dプリンターで簡単に作れる。

「3D Builder」については、前回の記事を参照ください。

前回記事
Windows10付属「3D Builder」の使い方。「表札」を作ってみた。

この記事ではMicrosoft「3D Builder」を使った簡単なモノづくりをご紹介します。 Microsoftの「3D Builder」(3Dビルダー)とは? Windows10には「3D Bui ...

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今回も「一からモデリング」してみます。

さらに3Dプリンターを使って印刷するところまでやってみます。

 

「3D Builder」で5分でモデリング

今回の制作するアイテムは「ミニフラットマーカー」です。

直径は約10cm。

その円盤に直径4cmくらいの「穴」をあけることで、「収納性を高め」また、「足が乗ってもすべりにくい」構造にします。

フラットマーカーに求められるのは「視認性」なので、色は「オレンジ」にする予定です。

こんな簡単な形状のモデリングは「3D Builder」の得意分野ですね。

円柱を2つ作ってモデリング完了です。

「3D Builder」を立ち上げて「新しいシーン」を選択します。

広大な「3D空間」が現れます。

この空間に「円柱を二つ」作ります。

ここで、「挿入メニュー」から「円柱」を選択します。

すると、どーんと「円柱」が現れます。

この円柱を「薄型の円柱」に変形させます。

スクリーン下にある「スケール」ボタンを押してから、「X(横)、Y(奥行)、Z(高さ)」に数値を入力します。

デフォルト(初期設定)では単位は「mm」なので、「幅100mm×奥行×100mm×厚さ2mm」として入力します。

すると「フラットマーカーっぽい薄い円柱」になりました。

次に「穴」をあけるための「円柱」をつくります。

「挿入メニュー」→「円柱」をクリックします。

デフォルトで挿入されるのは、「直径40mm高さ40mmの円柱」です。

「穴をあけるためにピッタリサイズ」の円柱なのでこのまま「穴あけ」に使います。

「編集メニュー」→「型抜き」をクリックします。

「型抜き」は、「選択されている形状に重なっている形状をくり抜いてくれる」機能です。

「デフォルトの円柱(選択されている)」に、重なっている「平ぺったい円柱」をきれいにくり抜いてくれました。

 

空中に浮いているので「オブジェクトメニュー」→「配置」をクリックして地面に降ろしておきます。

色も「ペイントメニュー」→「色」でオレンジにしておきます(出来上がる色は3Dプリンターの材料の色によります)

これでモデリング終了です。

 

3Dプリンターで印刷する。

「名前を付けて保存」から、「STL」形式を選んで保存します。

そして3Dプリンターのソフトに読み込みます。

そしてプリントスタート。

10分ほどでできました!

必要分だけ3Dプリンターで作ります。

きれいなオレンジのフラットマーカーがたくさんできました。

出来たてほやほやですが、さっそく練習につかっています!

足が乗ると少しズレていたので、「はがせるスプレーのり」を吹き付けてました。ズレもなくなりいい感じになりました。

3Dプリンターで作ったものもある程度使えましたが、やはり市販のものの方が使いやすさには及びませんでした。

材料がPLCなのでどうしても限界があります(滑りやすい)

お急ぎで「使える」マーカーが欲しい方のために、大手ネットショップで購入できるおすすめのマーカーをご紹介しておきます。

おすすめマーカー

種類
(クリックで商品詳細)
特徴用途
フラットマーカーコーン(平な丸形タイプ)
(Amazon)
平なので邪魔にならず、ボールにも影響なし。遠くから見えにくい。シュート・ドリブル・ステップなどの目印に最適。
マーカーコーン(ディスク型タイプ)
(Rakuten)
低めのコーン。ボールは避けないと転がりに影響する。ドリブル練習など様々な練習に広く使える。
マーカーコーン(パイロン型タイプ)
(Yahoo!ショッピング)
ある程度高さのあるコーン。ボールが当たると倒れる。様々な練習に広く使える。視認性最高だが、収納性は落ちる。
ラインマーカー(平らな線形タイプ)
(Amazon)
平らな線型のシート。邪魔にならず、ボールにも影響なし。サイド・ゴールラインなどの目印として非常にわかりやすい。

 

おすすめ「3D Builder」。だれでも今すぐはじめられる!

「3D Builder」を使って、購入すれば「何千円もするフラットマーカー」が「モデリングから印刷まで1時間程度」で作れました。

なんといっても「3D Builder」はどの「Windowsパソコンにも対応」しているソフト。

「すでにインストール」されてるんです(見当たらない方はMicrosoftホームページからダウンロード

PCユーザーなら「使わないともったいない」です。

もうすでにインストールされているんですから、今すぐにはじめられます。

新しい趣味にもなりますし、CADの勉強にもなるのでスキルアップにもつながります。

まずは、ソフトを立ち上げてみてください。きっと新しい世界が広がります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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