3Dプリンターは、趣味の工作のほか、DIYや副業にまで使える便利アイテムです。
今回は3Dプリンターを使って「タッパーウェア醤油差しの修理」を行ってみました。
知り合いのお宅で長年愛用されていた醤油差し。
愛着があるのでできればそのまま使いたいとの相談を受けたので修理してみます。
タッパーウェアの醤油差しは最高に使いやすい
我が家でも同じ醤油差しを気づけば長年使っています。
「液だれしない」
「蓋がついていて衛生的」
「料理時、醤油を使う量の調整がしやすい」
「容量もたっぷり250ml」
何度か他の醤油差しを使いましたが、やはりタッパー醤油差しに戻ってきました。
3Dプリンターで修理できる?醤油差しの状況は?
蓋を止めているヒンジ部が折れてしまっています。
それでもこのまま使い続けていたそうです(もちろん蓋は片手で開け閉めできなくなっています・・・)
蓋の軸を抑えるヒンジ部に代わるものを作って着けてあげればよさそうです。
これなら3Dプリンターで簡単に修理できそうです!
3Dプリンターで30分修理に挑戦!
1.CADで3Dデータを作ります。
まず、ノギス(精密定規)で寸法を測ります。
そして、「modo」(CAD:3D設計ソフト)でザックリカタチをつくります。
同じ形状ではなく、機能だけを果たすシンプルな作りにします。
①切り餅みたいな直方体をつくり。
②角を少し丸めます。
③そこに蓋の軸を通す穴をあけます。
④出来上がりのイメージ
MarkerBotの3Dプリンター用のソフトに読み込む
実寸でみると、3Dプリンターの印刷範囲に比べてとても小さいです。
拡大するとこんな感じ。2個いっしょに3Dプリントします。
いよいよ3Dプリンターで印刷してみる
パソコンから3Dプリンターにデータを転送します。
フィラメント(材料)はアイボリー色にしました。
材質はトウモロコシ由来の樹脂(PLA)です。
3分ほどで出来上がりました。
ほぼ、設計通りでバリなどもほとんどありません。
最後に接着剤を使って組み立てを行います。
実際には、「はめあい」(軸と穴の関係)の調整のため、3回データ修正→3Dプリントを行いました。
30分の予定時間が、結局、1時間半ほどかかってしまいました・・・。
タッパーウェアの醤油差しの代替品は?
今回紹介した醤油差しはタッパーウェアの「フレーバー」という商品でした(2個セットで2000円程度)
片手でフタが開けられるのが最高でした!
ガラス製のものがあれば、さらに清潔感がアップしていいと思うところです。
タッパーウェアのホームページを見てみましたが取り扱いはなくショップなどに残っている分だけの販売のようです。
本来タッパーウェアは個々の部品単位で販売してくれます。
メルカリでは販売されていましたので興味のある方はチェックしてみてください。
タッパーウェアの醤油差し「フレーバ」の代替品はなかなかないのですが、おすすめできる醤油差しは?
個人的に欲しい醤油差しは?
- 「清潔なガラス製の醤油差し」
- 「片手でフタが開けられる醤油差し」
- 「フタが自動開閉する醤油差し」
このような機能があればタッパーウェアのフレーバー以上に魅力的です。
3Dプリンター初心者の報酬(ご褒美)
修理を頼まれた知り合いのおばさんから、おいしそうな柿をたくさんいただきました!
3Dプリンターで楽しく修理して、ご褒美もいただいて、気持ちのいい休日になりました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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