虫除けスプレーとプラスチックは相性が悪いってご存知でしたか?
誤って虫除けスプレーをプラスチックにかけてしまうと溶けてブツブツ模様ができるんです!
私は、タフトの車内に蚊が入ってこないように「ドアバイザー」(雨よけ)付近にスプレーしてしまい大変なことになってしまいました!
この記事では、その原因と対策を写真付きで紹介します。
白や黄色のクルマには虫がよってくる!
白や黄色のクルマは紫外線を反射するため、紫外線を頼りに飛行(移動)する虫が寄ってきやすくなります。
紫外線を吸収する黒色のクルマには虫は寄り付きにくいと言えます。
一方、アブやハチは黒色に反応します。
だから黒いクルマも安心できません・・・。
クルマに虫除けスプレーを使ったらドアバイザーがブツブツに!
クルマの周りを蚊がたくさん飛んでいたので、ドアバイザーあたりに何回か虫除けスプレーを使ってしまいました・・・。
上記写真では5回くらいスプレーしています。
すぐ拭き取ればまだ良かったのでしょうが、そのまま数十分放置してしまいました。
ふとドアバイザーを見ると、白い斑点のようなブツブツがついており、洗ったりしても落ちません。。。
爪に引っかかるような感じで、少し凹凸も感じます。
実は、「虫よけスプレー」はプラスチックには要注意の成分が入ってたんです。
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虫除けスプレーで失敗している人は多い
虫除けスプレーで失敗している人、結構いるんですね!
ハンドルが溶けたり、タイツが溶けたり、要注意です!
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原因は虫よけスプレーの主成分「ディート」
虫除けスプレーの主成分は「ディート」(忌避成分)です。
「ディート」(ジエチルトルアミド)は、吸血性の虫の触覚を麻痺させて、人間が発する二酸化炭素を感じなくなることで「虫よけ効果」を発揮する化合物です。
この「ディート」がプラスチック・ゴム・樹脂などを溶かしたり、変色、劣化させる性質を持っているるそうです。
今回の、ドアバイザーはもちろん、時計やメガネなどのプラスチック部分などに影響してしまいます(洗ったりしても落ちません)
なので、虫除けスプレーにはきちんと以下のような注記が記載されています。
変色の恐れがあるので、アクセサリーや時計等のプラスチック製品、ストッキング等のポリウレタン配合衣類にはかけないこと。
詳しくは製品の注記やメーカーのホームページで確認ください(アース製薬)
きちっと注記を良く読んで使うべきでした。。。みなさんは知っていましたか?
プラスチックに使える「みがき剤」で落ちました!
ドアバイザーの白いブツブツの斑点を取るために、お風呂のプラスチック用品に使うみがき剤、
「おふろのルック みがき洗い」
を使ってみました。
「おふろのルック みがき洗い」は、プラスチックに使えるコンパウンド(磨き粉)が入っている商品です。
まずは、「おふろのルック みがき洗い」でドアバイザーの一部分に使ってみると?
私はわかりやすいように取り外していますが、ドアバイザーを取り外す必要はありません。
うん、行けそうですね!
ブツブツのスプレー跡がきれいに落ちていきます。
効果が確認できたので「おふろのルック みがき洗い」をつけてドアバイザー全体を磨きました。
結果をビフォーアフター写真で紹介すると?
まず、磨く前の状態は?
磨いたあとは?
ほぼ完璧にブツブツが消えました!
よーく見ると少しブツブツが取れず薄く残っている部分もあるのですが、良しとしました。
ドアバイザーは、もともと透明度が高くないので全く気になりません。
「おふろのルック みがき洗い」十分使えます!!
使用時にあたって注意点もあります。
それはボディー(塗装)の部分をこすらないことです。
ドアバイザーの周りのボディに「マスキングテープ」を貼るなどしてボディー(塗装)をこすらないようにしましょう。
なぜ、お風呂のみがき剤で落ちる?
良く落ちる理由
良く落ちる理由は「おふろのルック みがき洗い」は研磨剤(磨き粉)が入っているからです。
「10um以下の超ミクロ粒子」の研磨剤が含まれています。
お風呂のプラスチック製品である床・小物などにも影響しにくい成分なので、ドアバイザーも同様に悪影響は無いと思います。
ただし、強くこすりすぎるともちろんコンパウンドで傷つく可能性があります。
ヘッドライトの黄ばみにも使える
参考情報ですが「おふろのルック みがき洗い」は、ヘッドライトの「黄ばみ」にも有効です。
上記写真のように実際にクルマで試してみましたが、一般的な「ヘッドライトクリーナー」と変わらないくらい良く落ちる印象です。
逆に言えば「ヘッドライトクリーナー」もドアバイザーの汚れ落としに有効だと言えます。
クルマの虫除けは設置型やクルマ用網戸がおすすめ
ご紹介したように、
スプレータイプの虫除けを車内侵入防止に使うのは、プラスチックへの影響という大きなリスクあります。
なのでクルマ専用の「虫除け」をおすすめします。
サンバイザーに取り付けられる虫除けなら場所も取りません。
さらにクルマ専用の網戸(ウインドーネット)もあります。
ドアに防虫ネットをかぶせることで、クルマのドアを網戸にしてくれます。
よく伸縮するタイプじゃないと装着が難しく、やぶれやすいので注意です。
クルマ用網戸の選び方や、上手な使い方の動画はこちら。
虫除けスプレー跡の落とし方まとめ
- クルマには虫が寄ってきやすい。
- 虫除けスプレーはプラスチックを痛める。
- クルマのドアバイザーの場合は超目立つ結果に・・。
- 「おふろのルック みがき洗い」などのみがき剤が有効。
- コンパウンドの効果でほとんどのブツブツがきれいに取れる。
- 「おふろのルック みがき洗い」は、ヘッドライトの黄ばみにも有効。
- クルマの虫除けは「サンバイザー設置タイプ」「網戸・ウインドウネット」がおすすめ。
個人的は、メーカーは、虫よけスプレーにもっと大きくプラスチック厳禁!と目立つように表記してもらいたいです。
みなさん虫除けスプレーの使用には注意しましょう!
そして私と同じようになってしまった場合は、「おふろのルック みがき洗い」「ヘッドライトクリーナー」などのプラスチック対応のみがき剤を使ってみてください。
もしも、それでも落ちない場合はドアバイザーの交換も考えられます(社外品は安い)
交換される場合はドアバイザーの外し方の記事を参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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