一般的にプレゼン資料を作成するなら?MicrosoftのPowerPointという印象の方も多いと思います。
ですが、個人的には「Canva」(キャンバ)のほうがダンゼン使い心地がよく短時間で見栄えの良いものが手軽につくれると感じていますので紹介してみます。
使い方のコツや、デメリットなどもありますのでそちらも紹介します。
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Canvaとは?Canvaの概要は?

Canva編集画面
Canvaは、ソフトをインストールすることなくオンラインでデザイン・プレゼン資料が作れるツールです。
なので、ブラウザさえあればWindows・Macどちらでも作業できます。
デバイス間・OS間を超えて編集できるのは超便利!
ブラウザ上でもびっくりするほど多機能ですし、非常に軽快に動作するので使っていて心地いいです(一度使ってみると驚くと思います)
IDがあればアプリ版も無料でダウンロード・インストールして使えます(Windows・MacOS・Android・iOS版あり)
ただし、個人的にはブラウザ版だけで十分だと感じています(機能は若干違う)
もちろん、一般的にプレゼンツールというとMicrosoftの「PowerPoint」が主流です。
ですが、個人的には、
時短や差別化のために「Canva」を利用
するのも一手だと思っています。
操作が直感的でテンプレートや素材が充実
しているので、サクサクとプレゼン資料が作成できます。
例えば最新のPowerPointのような、位置決めのリアルタイムのガイド機能もブラウザ上で実現しています。
また、Canva Proは、
高解像度で質の高い写真素材が無料
で使えるのでチラシはもちろん大判のポスターなどのデザイン・印刷も可能です。
フリーランスはもちろん、広告代理店やデザイン事務所などチームで企画・プレゼン・デザインを行う場合もおすすめです。
1つの契約で5名まで使用できるので、チームや家族で使う場合は一人あたりの費用も1/5になるので超お得になります。
フリー版もあります(ただし、素材利用・機能が大幅に制限されています)
ようするに「Canva」とは?
- ウェブブラウザだけでプレゼンやデザインができるツール(アプリ版も使える)
- 簡単に綺麗なプロ顔負けのデザインが作れる。
- 6万ものテンプレートや高品質な写真・イラスト素材で時短が可能。
などが特徴のツールと言えます。
個人的には、ある意味PowerPoint・Illustrator・Photoshopなどの役割をこなすソフトだと思っています。
もちろん機能は違うのですが、テンプレートが充実しているおかげで、プレゼンテーション・YouTubeやSNSのサムネイル・フライヤー(チラシ作成)など非常にクオリティの高い作品を作り出すことができます。
つまり素材入手(写真・イラスト・動画)→素材加工→レイアウト→プレゼン資料作成→発表・印刷・共有までCanvaだけで完結できます。
(参考)Canva公式ホームページはこちら
Canvaの主な特徴・メリット
Canvaの主な特徴やメリットを具体的に説明すると?
Canvaの特徴:見栄えのいいプレゼン資料が簡単につくれる!
Canvaでは、6万種類ものテンプレートが利用可能です。

質の高いテンプレート(ビジネス・プレゼンテーションで検索)
さらに、イラスト・写真・動画などが使い放題です(Canva Proの場合。フリー版は一部のみ)
質の高い素材は、Canva Proで利用できます(サンプルにクラウンマークが付いている)

高品質な素材(日本・女性・指差しで検索した場合)
これらの素材にテキストやグラフなどを追加していけば、プロ顔負けのプレゼン資料ができあがります。
(参考)Canva公式ホームページ
また、見栄えだけでなく、プレゼン資料の中身も簡単につくることができるようになっています。
埋めていくだけで、提案書や企画書になるように作られているテンプレートもあるので、どこから手をつけていいか分からないという企画・プレゼン初心者の方にもおすすめです。

SWOT分析

3C分析
企画書の構成・流れ・フレームワークなどもプロのプランナー・コピーライターが制作しているので、埋めていくだけで企画が完成しますし、スキルアップできると思います。
またYouTubeやSNSのサムネイルを作るのも簡単ですし、フライヤー(チラシ)も作成可能です。
特にチラシは解像度の高い写真素材などが必要となりますが、Canvaではポスターなどのサイズでも対応可能な素材が多いので助かります。
Canvaの特徴:プレゼンの発表や共有が超簡単!

右上のボタンから簡単に共有・出力できる
Canvaがあればプレゼンの発表や資料の共有が超簡単になります。
- PowerPointのように説明しながらスライドをめくるプレゼンモード
- Canvaでプレゼンを録画して共有
- Canvaで作ったプレゼン資料そのものを共有(ウェブブラウザがあれば誰でも閲覧可能)
Canvaは、閲覧者用のリンクを送ってあげれば、簡単に共有できる仕組みになっています。
また、Canvaは、共有は簡単なのに、編集して再利用(2次利用)されるのを防ぐことができます。
一方、PowerPointでは、取引先にプレゼンのデータを渡すと、そのまま編集して使われたりすることがよくあります。
取引先にもPowerPointアプリがあるので、編集が可能なデータをせがまれやすいんです・・・。
日本オリジナルのテンプレートや素材が豊富!→コツは検索で「日本」

素材を探してドラッグ&ドロップ
Canvaは日本オリジナルのテンプレートも豊富に揃っています。
テンプレートや素材で海外色が強いものは、プレゼンではちょっと使いにくい場合があります。
日本人デザイナーへのヒアリングや、アンケート調査結果をもとに作られているテンプレートということです。
とても気が利いた使いやすいものが多いという印象です。
様々なテンプレート
- 提案書
- サービス紹介
- 企画書
- 報告書
- 企業案内
テンプレートや素材は、左側にあるタブで閲覧や検索ができます。
検索機能が優秀で、「日本」のキーワードを入れると、日本オリジナルのテンプレや、日本人の写真などがリストアップされます。
テンプレの探し方のコツ

似たテンプレートを提案してくれる
テンプレートは色々な探し方ができるので、自分にマッチしたものが見つけやすいです。
気になったテンプレートは、お気に入りに保存して候補としておくと良いと思います。
- カテゴリ別に検索→シンプル・ビジネス・アニメ・ロードマップ・教育・プロフェッショナルetc
- 色別に検索→色調で検索できる(例えば青いトーン・イメージなど )
- キーワードで検索→日本語で検索するのがコツ(日本にマッチしたテンプレ・画像などが見つかる)
- 似たテンプレから探す→気になったテンプレをプレビューすると似たテンプレも提案される(色・カテゴリなど)
私は「カテゴリ別に検索」や「キーワードで検索」を多用しますが、知り合いのデザイナーは「色別に検索」を一番使うそうです。
また、あいまいに探し始めても「似たテンプレから探す」にどんどん近いものが提案されるので、自分の理想のイメージのテンプレートに素早くたどり着けます。
Canvaの最新機能・便利機能

簡単に写真の色に合わせた色調に変更できる
その他にもCanvaには便利な機能がたくさんあります(どんどんアップデートしています)
おすすめ最新機能や便利機能
- フォントを一括変更できる→プレゼン全体のフォントをワンクリックで変更
- 色を一括変更できる→パレットによる変更・スポイトを使う・写真から色を自動変更
- 目次リンク→テキスト・図形・イラストからリンクを貼ることができる(ページやURLにジャンプできる)
- レイアウト機能→選んだテンプレートの色にあったレイアウトが提案される
- アニメーション&トランジション→画面の移り変わりの細かく設定できる(AIが自動で選んでくれる機能もあり)
- スラッシュマジック→編集画面で「/」(スラッシュ)を押すと、色々な素材が簡単に挿入できる(時短)
- グラフや表を作れる→EXCELやGoogleスプレッドシートからデータを貼り付けできる
- 背景リムーバ→Photoshopのような背景切り抜きができる(透過画像)
(参考)Canva公式ホームページ
【動画】Canvaの始め方・使い方のコツ
始め方から分かりやすく解説した動画はこちら。
Canvaの使い心地のイメージが感じられる動画です。
実際に使いながら見るとスキルアップが速いです。
無料版でチラシをつくる動画はこちら。
Canvaの素材を使用すれば、解像度を気にしなくても大丈夫です。
なのでフライヤー(チラシ)、ポスターなどが本当に作りやすいです。
ロゴの作り方はこちら。
超簡単にオリジナルのロゴだって作れます。
YouTubeサムネイルの作り方はこちら。
YouTubeは、サムネイルで見てくれるかどうかが決まります。
簡単に魅力的なサムネイルを作る事ができます。
フリー版とプロ版の違い
フリー版と有料版(Canva Pro)では使える機能や素材が大きく異なります。
Canva Proは月額1,500円(年間利用の場合12,000円)です。
1契約で5名まで使用できるので、5名で使えば一人あたり実質月額200~300円と考えることもできます。
Canva Proの主な違い
- 質の高いテンプレートが使い放題(約6万点以上→有料素材を含むものも使える)
- 素材(画像・動画・イラスト)がすべて使い放題(1億点以上)
- 幅広い出力サイズに変更(リサイズ)できる
- 背景切り抜きがAI(人工知能)によりワンタッチでできる(背景リムーバ)
- オリジナルパレットやフォルダが無制限に使える
- 独自の素材・メディアをアップロードできるクラウド容量が1TB(1000GB)の大容量に拡大
→フリー版は5GB。またCanvaの素材はクラウド容量に関係なく無制限に使用できます。
まず、使えるテンプレート・素材が大きくことなります。
質の高い素材などは、ほぼCanva Proでしか使えないようになっています。
フリー版でPro版の機能(クラウンマーク)を使おうとすると、Pro版への案内が表示されます。
また、Canva Proでは、プレゼン用で作ったデータを、ポスターに使ったりする場合に、出力サイズが簡単に変更できます(素材も高解像度になる)
さらに、Canva Proでは、「背景の切り抜き」をワンタッチで行える「背景リムーバ」も使えます。
Photoshopで行なっていたような作業が、Canva Proでワンタッチで出来てしまいます。
地味に便利な機能である、好みのカラーをまとめた「カラーパレット」や、素材を保存する「フォルダ」も無制限に使うことができます。
個人的には、Canvaを使うならCanva Pro一択です。
高品質な素材(写真・イラスト・動画等)が商用利用で使えるだけでも、元が取れていると個人的に思っています。
まずは「フリー版」で試してみて、フル機能を使ってみたいと思ったら有料版のお試しができる「Canva Pro」が無料トライアルをぜひ試してみてください。
(参考)Canva公式ホームページはこちら
\ Canva FreeとCanva Pro無料トライアルページはこちら /
Canvaのデメリット
個人的にCanvaのデメリットを上げると以下になります。
Canvaの個人的なデメリット
- 現状ではオンラインでの使用が前提
→オフラインでのデータ編集・使用も開発中とのことです。 - PowerPointのような細かいアニメーション設定ができない。
→PowerPoint形式で書き出して、PowerPointで設定することもできる。 - PowerPoint(Excel連携)のような細かい表・グラフ設定はできない
→ただし、デザイン性の高い表・グラフが作成可能。
個人的な対策・改善方法
アプリ版なら使用できるのか?と思って使ってみましたがダメでした。アプリ版でも、オンラインの使用が前提のようです。
ただし、現在はWi-Fiの環境は充実していますし、スマホのデザリングでも使用できるので問題はないと思います。
また、細かい要素ごとのアニメーションを行いたい場合は、CanvaのデータをPowerPoint形式で出力して、PowerPointを使ってアニメーションをつけることなら可能です。
グラフについては、Excelなどのスプレッドシートから、データをコピペするだけでデザイン性の高いグラフを作ることが可能です。
また、グラフを「図」として貼り付ければ、ExcelやPowerPointのグラフそのままで表現することができます。
PowerPointやExcelのグラフを「右クリック」→「図として保存」。Canvaの「ファイルをアップロード」でいつでもそのグラフ「図」を使うことができるようになります。
デメリットではありませんが、テンプレートや写真を見るのが楽しすぎて、時間がついつい過ぎてしまう!というのも嬉しい悩みです。
Canvaまとめ→こんな方におすすめ
Canva Proは特に以下のような方におすすめできると思います。
こんな方におすすめ
- 企画書やチラシ制作初心者
- 簡単に時短で企画書を作りたい方
- YouTubeのサムネイルを手軽に作りたい方
- フライヤー(チラシ)などを簡単に作りたい方(大判サイズもOK)
- クオリティの高い企画書を作りたい方
- PowerPointと違ったプレゼンをしたい方
- PowerPointやIllustratorを使ったことが無い方・苦手な方
- 企画書の共有を簡単にしたい方
- 高品質な素材を使いたい方
- どこにいても企画書を作成したい方(ブラウザがあればOK)
- 家族やチームでプレゼンソフトを安く使いたい方(1契約で5人までOK)
企画書作成の初心者から、他社と差別化した提案をしたい方など幅広い方におすすめです。
5名まで使用できるので家族やチームで使うのもおすすめです。
興味のある方はぜひフリー版で確かめてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!