動画編集ソフトには、「Adobe Premiere Pro」などプロが使うようなソフトもありますが、
今回紹介する「FlexClip」は、パソコンはじめたての超初心者でもOKな動画編集ツールです。
なぜなら「FlexClip」は、ソフトをインストールすることなく、ブラウザ上で動画編集を行うことができるツール(サービス)だからです。
なので、ログインすればすぐに使い始められます(無料プランでお試しできます)
すばやくはじめられますし、直感で簡単に操作できることと、書き出しにマシンパワー(PC性能)が必要ないことが初心者に向いています。
卒業ビデオ、卒団ビデオなど、ほとんどやったことないのに動画編集をすることになった人には超おすすめです。
ただし、長時間での動画書き出しができないなど、デメリットもありますので紹介していきます。
FlexClipとは?
「FlexClip」は、ブラウザ上で動画編集ができるサービスです。
ソフトのインストールは必要なく、サブスクリプションで提供されています(利用権)
最近はインストール型のソフトでもサブスクリプションです。
操作は動画編集を行なったことが無い方でも、直感で行えると思います。
テンプレートも豊富なので、迷ったらテンプレートベースに作るとよいと思います。
個人的にはオフィスソフトよりも簡単では?と思っています。
ただし、FlexClipには他の動画ソフトにはない「癖」がありますので、メリット・デメリットという形で紹介します。
メリット・デメリットは?
FlexClipの特徴(メリット・デメリット)
FlexClipの良い点としては?
FlexClipのメリット
- ブラウザがあれば動画編集可能(ソフトのインストールは必要ない)
- WindowsでもMacでもブラウザがあればOK。
- サブスクリプションで、すぐはじめられる。
- 初心者でも直感で動画編集が可能。
- テンプレート・画像・映像・音楽素材が豊富で秀逸(これだけでも価値がある)
- 書き出しはダウンロードするだけでOK(自分のPCでのレンダリング作業は必要ない)
一言で言えば?
ブラウザだけではじめられ、操作や書き出しが簡単なので、初心者でもきっちり動画を完成させることができる。
逆に、気になる点としては?
FlexClipのデメリット
- 長時間の動画書き出しができない(プラスプランで10分間)
- 4K画質の書き出しができない(プラスプランは最大1080pフルHDまで)
- 素材のアップロードや、完成動画の書き出し時にデータアクセスが必要(光回線だと快適です)
- 一般的な動画編集ソフトとは操作感が異なる(細かい調整は無理・初心者には向いている)
- 料金設定はドルベースなので、為替レートにより実質金額が異なる(ベーシックプランは約10ドル/月)
一言で言えば?
長時間・高解像度は想定されていないこと、またデータアクセス量には注意が必要。
上記の特徴を活かして、超初心者の方でも、
- 子供のサッカーのプレー集
- 卒業・卒団ビデオ
- 結婚式のビデオ
- YouTube用動画
- TikTok用動画
などの動画編集が簡単に進められるサービスだと思います。
基本的に卒業・卒団ビデオなどを集中してみる時間は3分程度です。それに収まるように作ることが見てもらえる動画になるとも言えます。
\ 詳しい料金プランは公式ホームページで /
FlexClipでプレー集を作ってみた→作り過程紹介
簡単なプレー集を作る手順を紹介します。
プレー集は、基本的に
- 「カット編集」(動画素材のどこの部分をどの順番で流すか)
- 「テロップ挿入」(説明用のテキスト・文字を表示する)
という動画編集の基礎だけで作れます。
新規プロジェクトの作成(または既存プロジェクトを編集を選ぶ)
まずは、公式サイトからサービスにログイン。

まずはログインします(ID無い方はサインアップ)
そして、新規プロジェクトの作成をクリックします。

新規プロジェクトの作成
または、既存のプロジェクトをクリックして編集を選びます。
編集モードは今回は「タイムラインモード」で「横型の縦横比」を選びます。

編集モードと画面縦横比を設定
\ 公式ホームページはこちら /
メディアに素材をドラッグ&ドロップ
次に、左側のメディアタブをクリックします。

メディアタブをクリックして、素材を追加する
そして、自分のパソコン内の動画素材(子供のプレー動画など)を、メディアタブのところにドラッグ&ドロップします。
解像度などは意識しなくてもOKです。4K動画などでも問題ないです。

編集で使えるようにアップロードされます
すると、アップロードされFlexClip内で自由に編集可能になります。
タイムラインに並べる(カット編集する)
次に、アップロードした動画を、時間の軸であるタイムラインにドラッグ&ドロップで追加します。
流したい順番にどんどん追加していきます(後で簡単に順番は変更できます)

メディアタブからタイムラインにドラッグ&ドロップ
動画だけでなく、静止画、音楽なども必要に応じてこちらにドラッグ&ドロップします。
順番はドラッグ&ドロップすれば簡単に変更できます。
ある程度並んだら、モニター画面の再生ボタンを押してみます。
すると順番に再生されます。
再生位置は、タイムラインにあるタイムカーソル(縦線)で把握することができます。
動画素材と動画素材の間付近にカーソルを持っていくと「⇔」が出るので、ドラッグすれば動画の長さが自在に変更できます。
動画素材の間のアイコンをクリックすると、トランジション(画面の移り変わり)を設定することも可能です。
2分割にしたり、コピーしたりするのも簡単です。
試合動画のような長い動画は使えそうな部分を分割してから、長さを微調整していくのがおすすめです。
テロップを挿入する
テロップは、テキストタブをクリックして行います。

テキストはオフィスソフトのような操作感覚
まずは、テロップをつけたい動画クリップを選んで、テキストのカテゴリーから、自分のイメージに近いものを選びます。
文字を表示するだけなら、「シンプルなテキスト」で十分です。
編集したいテキストのブロックをダブルクリックしてから、あとはオフィスソフトと同じように、文字を入力したり、画面上の位置や大きさ・フォントなどを決めていきます。
動きがついたダイナミックテキストや、デザインがほどこされたモダンタイトルなども用意されています。
タイムラインボタンを押せば、テロップのレイヤー(階層)が表示れるので微調整が可能になります。
音楽を挿入する
音楽を挿入するには、音楽タブから用意されているBGMを選べばOKです。

音楽は気にいったBGMを探して「+」ボタンを押せばOK
使いやすくて高品位な音楽素材がそろっていますので、これだけでも価値があります。
曲のリストの左にある再生ボタンを押せば聞くことができ、右に表示される「+」ボタンを押せばタイムラインに追加されます。
長さやフェードアウトなどは自動で設定されます。
もちろん自分の好きな曲などを、メディアにアップロードして使うこともできます。
エクスポートする
動画の書き出しは「エクスポート」で行います。

エクスポートボタンを押して、解像度を指定する
信じられなくくらい早くレンダリングが終わって、完成した動画がダウンロードできます(mp4動画)

あっという間に書き出し終了します(ダウンロードされる)
個人的には動画を作りはじめて10分程度で書き出しまで終わるイメージです。
FlexClipおすすめのプランは?
FlexClipは4種類のプランが用意されています。
- 無料プラン(お試し)
- ベーシックプラン
- プラスプラン
- ビジネスプラン
が用意されていいます。
個人的には、まずは無料プランで試してみてみることをおすすめします。
無料プランは、480pSD画質で1分の動画が作成可能です。
個人的には私も使っている「プラスプラン」がおすすめです。
プラスプランは、年払いにすると9.99ドルですが、
1080pフルHDで最大10分間の動画が作成可能です。
ですので、家庭のテレビやYouTubeでも遜色ない動画が作成できると思います。
また、単月の契約もできるので卒業・卒団用のビデオを作る1ヶ月だけ使いたいというニーズにも答えられます(ただし、年払いに比べると割高)
\ 詳しい料金プランは公式ホームページで /
まとめ
FlexClipはブラウザ上で、動画編集できるという画期的なサービスです。
画像解像度や書き出す動画の長さ時間に制限があるという「癖」がある動画編集ツールなのですが、
初心者でも使い出すと「癖になる」ほど、操作性が快適かつテンプレート・素材が充実しています。
興味のある方は、ぜひ無料プランからはじめてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!