お風呂の湯沸かし・保温ができる「バスヒーター」を使ってみたいけど、「電気代がどのくらいかかるのか気になっている」方も多いと思います。
そこで、今回は電力量・電気料金が測定できるモニター機器を使って、実際にバスヒーターで「湯沸かし」「保温」を行ったの際の電気料金(=電力量)を測定してみましたのでご紹介したいと思います。
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バスヒーターとは?

お風呂の湯沸かし保温ができるバスヒーター
「バスヒーター」は、工事不要でお風呂に入れてスイッチを押せば、設定した温度まで湯沸かしして自動保温してくれます。
我が家では、ボイラーが故障したときにバスヒーターを購入したのですが、ボイラーが直った今でも使い続けています(すでに4年使っている)
(参考)沸かし太郎の詳細・価格
バスヒーターの使用イメージ
バスヒーターのベストセラーである「沸かし太郎」の「基本的な使い方」「使用イメージ」は以下の通りになります。
基本的な使い方
- 朝、お風呂掃除をして、「水」を張ります。
- 「バスヒーター」を浴槽に入れて、スイッチを「ON」にしておきます。
- 温度設定ダイアルで希望の湧き上がり温度を設定します(30~45℃)
- きちんと「風呂フタ」をしておきます。
- すると夕方帰宅したときには「ほかほかのお風呂」になっています(湯沸かし→保温)
- 「バスヒーター」を「OFF」にし、浴槽から取り出してから「入浴」します。
- お風呂からあがったら、後の人のために使った分の「差し水」をして「バスヒーター」を入れてスイッチを「ON」にしておきます。(追い焚き→保温)
使用イメージ





バスヒーターのメリット・デメリット
バスヒーターのメリットを紹介すると?
一方デメリットもあります。
このような特徴があるバスヒーターですが、実際の電気代はどのぐらいなのか測定したいと思います。
サンワサプライのワットモニターで測定
今回はワットモニターという測定機器を使って電力量・電気料金を測定したいと思います。
ワットモニターとは?

家電製品とコンセントの間に入れるだけで、消費電力などが測定できるスグレモノ。
家庭用なのである程度誤差がありますが、大体の電力量を知るのに非常に便利です。
電気料金は、デフォルトでは、1Kwhあたり21円に設定されています(変更可能です)
バスヒーターは「湯メイク」を使用
我が家には「沸かし太郎」「湯メイク」という2種類のバスヒーターがあります。
「沸かし太郎」は、シンプルなバータイプでお風呂だけでなく沐浴・足湯などにも使えるバスヒーターです。
「湯メイク」は、お風呂専用のお湯に浮かべるタイプで、循環クリーナーを装備した高機能タイプです。
今回は「湯メイク」で測定してみます。
沸かし太郎とW数がほぼ同じですが、保温時はクリーナー用の循環ポンプ分電気代がアップしているはずです (より厳しい条件)
(参考)湯メイク詳細・価格
【実測】バスヒーターはどのぐらいの電気料金なのか?
バスヒーターの電気料金の測定条件

以下のような条件で測定してみました。
測定日 | 10月中旬 |
気温 | 13~20度 |
湯沸かし開始水温 | 約16℃ |
湯沸かし設定温度 | 約41℃(25℃上昇) |
バスヒーター機種名 | 「湯メイク」 |
湯沸かし時間 | 約6時間 |
保温時間 | 1時間 |
【測定結果】バスヒーターの湯沸かしにかかった料金

実際に、湯沸かしにかかった時間は約6時間でした。
その間に使用した電力量は5.29Kwh。
これを電気料金に換算すると?
1回の「湯沸かし」にかかった電気料金は約110~約160円程度でした。
以下のような結果になりました。
1Kwhの単価21円の場合 | 111円 |
1Kwhの単価25円の場合 | 132円 |
1Kwhの単価30円の場合 | 159円 |
今回の測定は秋に実施しています(10月下旬)
夏場は気温・水温が高いので半分程度、冬場は水温・気温が低いので2倍近くになると思います。
冬場、夏場も実測する予定です。またレポートします。
【測定結果】バスヒーターの保温にかかる料金

続いて保温にかかる電気料金を計測してみました。
41度の温度設定で、1時間保温した場合の電気料金になります
測定した結果、保温にかかった電力量は、0.24kWhでした。
電気代に換算すると?
41℃に「1時間保温」した料金は、約5~7円程度でした。
1Kwhの単価21円の場合 | 5.0円 |
1Kwhの単価25円の場合 | 6.0円 |
1Kwhの単価30円の場合 | 7.2円 |
「保温」も「湯沸かし」ほどではないですが、夏場・冬場の室温の違いで電力量・電気料金が変わります。
こちらも冬場・夏場に測定してレポートします。
他の湯沸かし機器よりも安い?高い?
バスヒーターでの「湯沸かし」は安いのか?
都市ガスなら、バスヒーターよりも圧倒的に安いコストで湯沸かしできます。
バスヒーターは「湯沸かし」の点では光熱費が安いとは言えません。
200Lの水を20℃上昇させる目安料金
- 都市ガスは、約55~100円程度
- プロパンガスは、約150~200円程度。
- 電気(バスヒーター)は、約90~130円程度。
バスヒーターは「湯沸かし」は得意ではありません(湯沸かし時間もかかる・電気料金も安くはない)
ですが、「保温」となると違います!
「保温」は安いのか?→超安い!
バスヒーターは「保温」が超得意です。
今回の計測では、1時間に5~7円と非常に安く保温できました。
ガスの自動保温時の参考となる数値がWeb上で見つからなかったのですが、個人的な経験値だとおそらく十円~数十円はかかると思います。
自動保存にしているガス料金が高くなると実感している人も多いと思います。
バスヒーターで保温を行うと以下のようなメリットがあります。
バスヒーター保温の特徴
- お風呂の水を直接あたためているので効率的。
→長いパイプを通ることも無いですし、浴槽も同時にあたたまるので冷えにくくなっています。 - いつでも最適温度になっている。
→電気制御なので細かい制御が可能です。細かく制御してもロスがない。 - 水道代も節約できる。
→保温時や追い焚き時に、差し湯をする必要もないので、水道代も節約できます。
バスヒーターは、どんな方法が一番節約できる?
一番節約できるのは、翌日もお湯を利用すること
お風呂にかかる水道代は、200Lの浴槽に貯めるだけで20~40円かかります。
バスヒーターなら、再加熱の時に差し湯をする必要はありません。
もし翌日もお湯はりをしない場合は、水道代が大きく節約できます。
「湯メイク」のような浄化フィルター付きのバスヒーターや、「匂いやぬめりを抑えるグッズ」を利用すれば、2日目でも全然大丈夫です。
(参考)風呂水抗菌剤
\ 銀イオンパワーで1年間使える! /
\ クリアブルーでほのかな森の香りの入浴剤 /
\ 清浄成分配合の錠剤を入れるだけ /
都市ガスなら、バスヒーターを保温に使うのもおすすめ
都市ガスのボイラーがあるご家庭なら、湯沸かしは都市ガスで、保温はバスヒーターで行うのもいいと思います。
特に、差し湯で保温する場合は水道代もかかるのでバスヒーター併用で節約できます。
まとめ 結局バスヒーターは節約に向いているのか?
バスヒーターは「湯沸かし」は得意ではありません(時間・料金)
ですが、「保温」や「水道代」を考慮すればかなり節約できる商品と言えます。
一人暮らしの方などは、お湯の再利用をすれば水道代も考慮すれば大幅に節約できます。
そして何より「バスヒーター」をおすすめしたいのは、いつでもお風呂に入れるようにしておきたいという「お風呂好き」の方になります。
バスヒーターがあれば、「24時間風呂」だって実現できますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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