この記事ではMicrosoft「3D Builder」を使った簡単なモノづくりをご紹介します。
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Microsoftの「3D Builder」(3Dビルダー)とは?
Windows10には「3D Builder」(3Dビルダー)という素晴らしいソフトが入っています。 もしも、入ってない場合でもマイクロソフトのHPからダウンロード(無料)できます。 どんなソフトなのか? マイクロソフトの説明は以下の通りです。
「3D Builder」で野菜スライサー用ガード・プロテクター付き「トング」を作ってみる!
キャベツ・ニンジン・玉ねぎなどを使ったサラダづくりには「野菜スライサー」は欠かせません。

トングのようにつかむタイプ

上からおさえるタイプ
我が家のスライサーも、残念ながらプロテクター・ガードがついていません。 ということで、今回「3D Builder」で作ってみるのは、「野菜スライサー用のトング(プロテクター・ガード付き)」にしたいと思います。 「3D Builder」で作ってみるイメージはこちらになります。上から見た図です(上面図) 野菜をつかみやすいように「ギザギザがあるトング」に、「指をスライサーで切らないようにするガード・プロテクター」を付けたものです。 材料であるPLA樹脂(環境持続型プレスチック)自体の「弾性力」でバネなどを入れなくても、閉じたら開くような形状に工夫しています。 それではモデリング開始を開始したいと思います!
まず、上からみた形状(上面図)を描きます(手書きでもOK)
今回はお絵描きソフト(フリーソフトでOK)や、手書きをした「上から見た形状」(上面図)を元に簡単に3D形状を作ります。 「3D Builder」なら簡単にできるんです!イメージしにくいかもしれませんが、まずはやっていきましょう! まず「トング」の絵(上面図)を描きます(フリーソフトでも、手書きでもOK) 色は黒にします(背景は白) できたら、JPGデータで保存します。

「3D Builder」で画像データを読み込みます
「3D Builder」を立ち上げて「新しいシーン」を選択します 広大な「3D空間」が現れます。この空間に先ほどの画像データを読み込んでいきます。
「挿入メニュー」→「画像の読み込み」→「(絵のデータを選択して)開く」で、読み込むことができます。
するとこのような3Dデータが現れました。あれ!?トングのカタチがくり抜かれたようになっています。 でも大丈夫です。 右上の「反転」スイッチをクリックすれば正常になります。
あっという間に、トングのカタチの3Dデータができました。「画像のインポート」をクリックして、画像のインポートを終了します。
大きさを調整します。トングを選択してから、「スケール」→「X」をクリックして、長さを200mm程度にしておきます。
黒だと形状がわかりずらいので、「オレンジ色」に変えておきます(変えなくてもOKです) 「ペイントメニュー」→「色」→「オレンジを選択」
トングの部分はこれで完成となります!あっという間に画像データが立体形状(3D)になりました。やはり「3D Builder」は超簡単です!

こんな感じで3Dにできました。 子供が書いた絵でもできますので、色々と試してみてください。こういうのってワクワクしませんか?私は楽しくて色々作ってしまいます。
続いて「プロテクター・ガード」の部分の形状を作ります
ガードの形状は「円柱」を元にしてつくっていきます。「挿入メニュー」→「円柱」で円柱を描きます。 「円柱」を選択してから、「スケール」→「X:120mm、Y:120mm、Z:2mm」と入力して、直径120mm厚さ2mmの平ぺったい円柱にします。
「移動ツール」を選択してから、円柱の上下方向の矢印をドラッグして、円柱のを床面とピッタリ合わせておきます。
次に、円柱を加工するための準備をします。 現在のトングは、円柱の余計な部分を、きれいにトングのカタチでくり抜くために使いたいと思います。 なので、トングを「複製」しておきます。 トングを選択してから、「コピー&ペースト」すればOKです(「CTRL+C」→「CTRL+V」) 左の方に新しいトングができました(最後に使います)
それでは、トングのカタチで円柱をくり抜いていきます。 まず、「移動ツール」でトングを少し下方向にずらして(円柱の上も下もトングにめり込むように) そして、トングを選択したまま「編集メニュー」→「型抜き」をクリックします。
すると、トングのカタチの部分がくり抜かれた(型抜きされた)円柱ができました(※トングは無くなります)
円柱の真ん中の部分は必要ありませんので、「選択」してから「削除」します。
そして、「複製」しておいたトングを「移動ツール」で型抜きされた円柱のところに移動させます。
これで、プロテクター・ガード付きのトングの3Dデータ完成です!
トングを3Dプリンターで印刷します



おすすめ「3D Builder」。だれでも今すぐはじめられる!
「3D Builder」なら、このようなトングなら「モデリングから印刷まで1時間程度」で簡単につくれます。 なんといっても「3D Builder」はどの「Windowsパソコンにも対応」しているソフト。 すでにインストールされてるんです(見当たらない方はMicrosoftホームページからダウンロード) PCユーザーなら使わないと「もったいない」です。 もうすでにインストールされているんですから。今すぐに試せます。はじめられます。 新しい趣味にもなりますし、CADの勉強にもなるのでスキルアップにもつながります。 まずは、ソフトを立ち上げてみてください。きっと新しい世界が広がります。
最後までお読みいただきありがとうございました。 少しでもお役に立てれば幸いです。 この記事では「初心者でも扱える手ごろな3Dプリンター」をご紹介します。 私が3Dプリンターをはじめた時は、アメリカからの個人輸入するしかありませんでした・・・。 現在ではアマゾンな ... 続きを見る この記事では、私が続けているAdobe Creative Cloud(アドビ クリエイティブ クラウド:Adobe CC)の購入方法をご紹介します。 具体的には、アドビ認定のオンラ ... 続きを見る【2022年版】初心者用おすすめ3Dプリンターエントリーモデルをご紹介【予算5万円】
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