【木造住宅】業務用ストーブで家まるごと暖房【コロナニューブルーバーナ購入感想】

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家中あっためたい

我が家では「業務用ストーブ」を使って、「木造住宅の家まるごと暖房」を行っています。

使っているのは、コロナの「ニューブルーバーナ」という「業務用ストーブ」

暖房能力は、木造で31畳(コンクリート43畳)までというパワフルなストーブになります。

更に強力な木造48畳タイプもあり。

以前の我が家のように、ストーブやファンヒーターをたくさん使っているのにまだ寒いというお宅ならおすすめだと思います。

目次

暖まりにくい木造住宅→ストーブ+ファンヒーターなどを各部屋に使用

色々な暖房器具を使ってきたが・・

我が家は、築30年ほどの古い木造2階建ての住宅。

高機能住宅ではなく、ただの木造なので、断熱性・気密性が低いです。

さらに、20畳ほどのリビングから階段にトビラがなく2階へ「吹き抜け」ているので、一般的な家庭用の暖房器具ではなかなか暖まりません。

例えばリビングでは、「ストーブ+ファンヒーター」で寒さをしのいでいました。

家全体ではストーブ2台、ファンヒーター6台、電気ヒーター2台、こたつ2台、、オイルヒーター、ホットカーペット、エアコンなどを使用しています。

灯油の消費量もスゴイですし、購入しにいったり、タンクに入れたりするのも一苦労です(特に2階に灯油を持ち上がるのは重労働)

もちろん電気代もびっくりするくらいかかります(最高7万円)

なんとかならないかと考えた結果、「業務用ストーブ」にたどり着きました。

思いっきりパワフルなストーブを!→コロナの業務用ブルーバーナを購入

北欧の家のように大きなストーブで家中あったかくしたい

我が家の「欠点は」?

「木造で気密性が低い、階段が吹き抜けで熱気が逃げる」

ということです。

しかし、よくよく考えれば?

「大きなストーブが使える、熱気が二階にまで上がって家全体を温めやすい」

とも言えると気づきました。

なので、思いっきり「パワフルなストーブ」を購入してみることにしました。

飲食店や、スキー場などで使われたりする「業務用ストーブ」です。

一般的なストーブが木造18畳くらいなのに比べて、「木造31~48畳」(コンクリートなら66畳)くらいにまで対応しています。

業務用ストーブは、8畳以下の小さい部屋などでは使用はしないように注意喚起されています。

狭い部屋では、温度設定を最低にしても、部屋が熱くなりすぎます。

業務用ストーブを使えば、超あったか木造住宅に!

コロナの「業務用ストーブ」を購入してみた

購入したのは、コロナの業務用ストーブ「ニューブルーバーナ」の「木造31畳」(コンクリート43畳)タイプです。

木造48畳(コンクリート66畳)まで対応するタイプもあります。

「輻射熱」だけでなく、「全周ファン」により温風を下向きに広げてくれるので広い範囲を短時間で温めることができます。

ストーブに「サーキュレーター」がついているようなイメージです。

全周ファンと風向板により下方に暖かい風が出ます。
天板は熱くなりません(お湯は沸かせません)

業務用ストーブには、このような全周ファンによる「強制対流型」と、ファンがついていない「自然対流型」があります。

我が家のように「朝・晩」になど短時間の使用の場合など、すぐに部屋中温めたい場合は「強制対流型」が適していると思います。

一日中つけておくのなら「自然対流型」もおすすめです(上にやかんも置けます)

「全周ファン」と「風向板」により下向きかつ360度に広がりながら暖かい風が出ます。なので、床から温まっていくイメージです。

「ファンヒーター」との違いは、輻射熱でも暖かいこと、下向き全周ファンで360度暖められる点です。

業務用ストーブ(ファン付き)は、とにかく効果的に部屋中を暖めることに特化している印象です。

「ニューブルーバーナ」は低消費電力で安全装置付き

電気代が安いのはありがたい

同様の全周ファンが付いている業務用ストーブの中で、コロナ「ブルーバーナ」は、運転時の電気代が低く抑えられているのも特徴です(通常運転時20~31W)

他社の業務用ストーブでは200Wを超えているものもありますので要注意です。

また、今回購入したコロナ「ニューブルーバーナ」には「不完全燃焼防止装置」が付いています。

「不完全燃焼防止装置」は換気不足やフィルターのほこり詰まりなどで、燃焼用の空気が不足した場合、自動的に消化してくれます。

ただし、あくまでも異常状態への備えですので、換気は重要です。

コロナ ニューブルーバーナの「実際の暖まり方」

それでは、実際に温度計を使って、家がどのように暖まるのかを計測してみましたので紹介します。

リビング約21℃(20℃に設定)
階段上(約19℃)
子供部屋(約17℃)

1階の家の中心地点にあるリビングにコロナの「ニューブルーバーナ」を設置して、「20℃」で運転してみると?

約1~2分程度で、「チチチチ、ゴー!」という音で「点火」します。

めちゃくちゃ早い印象です。寒い朝、点火までの時間が早いのは助かります。

ジェット機のエンジンのような
パワフルな燃焼

ストーブの中で豪快に燃焼が開始されます。

まるでジェット機が離陸するときのようなパワフルで勢いのある炎です。

個人的にはこの燃焼開始時の「燃焼音」と「炎」が大好きです。

耳障りではなく、心地いい音に感じます。

その後目標温度に近づくにつれて、徐々に火力が抑えられていき、同時に音も静かな運転音に変わっていきます。

外気温は約5℃、室温は約10℃から使い始めましたが、

20畳あまりの部屋が10~15分もすれば暖まり、その後設定温度の20℃くらいに自動的に「温度制御」してくれました。

この「素早く暖まる」「温度制御が可能」なのが「業務用ストーブ」(全周ファン)の大きなメリットです。

同じく家中を温めることができる「薪ストーブ」「床暖房」は、「あたたまるまでに時間がかかる」「温度調整が難しい」ので、業務用ストーブを選択する大きな理由になります。

吹き抜けから2階も徐々に暖まっていく

そして、熱気は階段の吹き抜けから2階にどんどん登っていきます。

2Fや吹き抜けに熱気を逃したくない方は、シーリングファンやサーキュレーターで調整されることをおすすめします。

2階の階段上部では「約19℃」くらいになりました。

さらに、子供部屋のドアを開けておけば「約16℃」くらいに暖まります。

1階から2階の部屋までほぼ暖まり、必要に応じて補助暖房をすればいい程度になりました。

我が家では、朝一番に「ニュウーブルーバーナ」で家全体を温めてから各部屋の暖房に切り替えています。

「起動タイマー」が簡単に設定できるので、起きる30分くらい前に設定しておけば、寒い朝でも快適です。

タイマーは時刻を設定するタイプではなく、何時間後に起動するかを設定するタイプです(30分刻み→7.5時間後など)

我が家の補助暖房としては、「石油ファンヒーター」や出力の高い「電気ヒーター」を使っています。

側面が熱くならないので安心です。

子供部屋に関しては、安全が配慮されている「ケノンヒーター」を使っています(第17回キッズデザイン賞)

子供部屋におすすめケノンヒーター
  • 1500W・トリプル暖流で暖かい(遠赤外線・輻射熱・自然対流効果)
  • 側面を触っても熱くないなど(上部は熱いので注意)
  • さらにファンによる風が無いので、空気を汚さない。

デロンギに形状が似ていますが、デロンギのようなオイルを循環させるタイプではなく、内部のガラスセラミックパネルを通じて遠赤外線・輻射熱・自然対流効果を発生させる方式です。

(参考)ケノンヒーターとオイルヒーターとの比較動画

デメリットは?→暖房能力に比例した燃料消費量

デメリット① 燃料消費量

「一般家庭用」のストーブの燃料消費量は、おおよそ0.2~0.6(L/h)程度です(木造6~17畳程度のモデル)

対して、コロナの業務用ストーブ「ニューブルーバーナ」(木造31畳)は、0.45~1.2(L/h)です。

「最大出力時」は、1時間に1.2Lの灯油を使うことになります。

暖房能力に比例して、燃料消費量が多くなる訳ですから当然とも言えます。

ただし「弱燃焼」で使う場合は0.45(L/h)という一般家庭用ストーブ並の低燃費で運転してくれます。

「燃焼時間」は、最大火力の場合は15時間、最低火力の場合は40時間です。

我が家では「朝と夜数時間」だけ使用して、「4~5日程度」でタンク(18L)がカラになるイメージです。

以前我が家で行っていたような、「同じ空間で数台の一般家庭用ストーブやファンヒーターを置く」よりも、無駄な燃料消費はないと思います(笑)

デメリット② 電気代もかかる

通常のストーブと違い、「全周ファン」が付いているので「電気代」もかかることも懸念されます。

灯油代と電気代がかかるのは「ファンヒーター」と同じです。

ですが、通常運転時の消費電力は20~31Wなので個人的にはほとんど気になりません(実測では24W程度でした)

24Wなら、小さい電球程度の消費電力です。

ただし、点火時に関しては高い消費電力になります(実測で約800W〜900Wでした)

ワットモニターで実測しても、通常運転時の消費電力は20〜30W程度

コロナは低消費電力に力を入れており、業務用ヒーターの中ではコロナの「ブルーバーナ」がダントツで「消費電力が低い」ようです。

他社では運転時の消費電力が200Wを超えているストーブもあるので要注意です。

燃料消費量や電気代を「デメリット」としてあげてはいますが、個人的には?

部屋を短時間で十分あたためるために必要な対価と思っているので、業務用ストーブの燃料消費量や電気代は大きなデメリットと考えていません。

気にするほどではないという印象です。

その他、大型のストーブなので「臭い」も気になるところですが、コロナブルーバーナは「ダブルUターン方式」を採用しているためかまったく気になりません。

このようにほとんどデメリットのないコロナ「ブルーバーナ」ですが、次に紹介する「大きさ・重さ」が一番のデメリットかもしれません。

(参考)消費電力測定モニター
楽天ビック(ビックカメラ×楽天)

デメリット③ 大きさ・重さ

個人的には一番のデメリットは、その「大きさ・重さ」だと思います。

大きさは「高さ674×幅470×奥行622mm」と特に高さがあるのが特徴です。

また本体が19Kgあり、さらに灯油の重さも加わるので、頻繁に設置場所を変えたりするのには向いていません(灯油満タン時は37Kg程度になる)

また、タンクは一体型なので、灯油ポリタンクから直接給油することになります。

我が家では、対策として薄型のオートポンプをポリタンクに常時着けているので給油は楽ちんです。

オートポンプは、ポリタンクの「キャップの変わり」に取り付けるだけで簡単に使えます。

「自動ストップ機能付き」なので、ボタンを押せば満タンになったら勝手にストップしてくれます。

ポリタンクから直接給油する
タンクに常につけておく自動ポンプが便利

私は移動させることはないので問題ないのですが、別売りの「移動用のキャスター」を使用すれば簡単に移動させることができます。

屋内用のオイルタンクがあれば、外に行かなくてもポリンタンクに給油できて便利です。ポリタンクへの給油を自動で停止する装置を取り付けることもできます。

そのほか、またエアコンや電気ヒーターと違い、灯油を使ったストーブは「換気」が必要になります。

コロナ「ブルーバーナ」には「不完全燃焼防止装置」がついていますが、我が家では1時間に1回は換気するようにしています。

窓を少し開けておいたり、換気扇をつけておいたりしてもいいと思います。

業務用でも購入可能?どこで買える?価格は高い?

パワフルな「業務用ストーブ」は、日本メーカーである「コロナ」「ダイニチ」の製品がおすすめです(日本製・信頼性・取り扱い店舗が多い)

「コロナ」「ダイニチ」とも、ほぼ同等の製品をラインナップしています。

トヨトミというメーカーにも業務用ストーブありますが、私の地域では取り扱っている店が少ないです。

業務用のストーブは一般の方でも大手ネットショップ・ホームセンター・家電量販店で購入可能です。

現物を展示しているところはほぼ無いと思いますので、個人的には価格が安く・配送までしてくれる「大手ネットショップでの購入」をおすすめします。

保証対応がしっかりした大手ネットショップでの購入をおすすめします。

見た目がほぼ同じで、暖房能力が異なっているモデルや、天板が熱くなるモデル(全周ファン無し)があるので注意してください。

業務用ストーブ仕様比較

全周ファン付き業務用ストーブ仕様比較表

メーカーコロナダイニチ
機種
コロナ GH-C12F

ダイニチ FM-10C2-H
暖房能力めやす
(木造/コンクリート)
31畳/43畳26畳/35畳
燃料消費量0.45~1.2(L/h)0.34~0.97(L/h)
消費電力運転時20~31W運転時140~265W
タンク容量18L13L
燃焼継続時間15~40時間13.4~38.2時間
サイズ高さ674mm高さ665mm
幅470mm幅456mm
奥行622mm奥行き546mm
重量19Kg16.4Kg
安全装置耐震自動消火装置
点火安全装置
燃焼制御装置
停電安全装置
不完全燃焼防止装置
過熱防止装置
耐震自動消火装置
点火安全装置
燃焼制御装置
停電安全装置
不完全燃焼防止装置
過熱防止装置
関連機種木造48畳まで対応したモデルあり木造47畳まで対応したモデルあり
業務用ストーブ仕様比較

コロナ業務用ストーブ参考動画

コロナのニューブルーバーナを使用している動画をご紹介します。

私の購入したものより暖房能力の高いモデル(木造48畳)の紹介動画です。

操作性や、部屋が暖まるイメージなどは同じなので参考になります。

サーモグラフィーを使って、その強力な暖房能力がよく分かる動画になっています。

業務用ストーブ購入感想まとめ→大は小を兼ねる

業務用ストーブ購入感想まとめ
  • 「木造住宅+吹き抜け」は一般向けストーブでは暖まりにくい。
  • 「業務用のストーブ」は、一般用の倍以上の能力の「パワフルな機種」がある(飲食店やスキー場などでも使用)
  • 木造住宅は気密性が低いのでパワフルなストーブが使え、吹き抜けにより2階も暖めることができた。
  • 家の中央に設置すれば、「業務用ストーブをメイン+補助暖房」で家中あったか。
  • 「燃料消費量」は多い。暖房性能に比例(暖房能力2~5倍・燃料消費量1.3~4倍程度)
  • 一番のデメリットは、「大きさ・重さ」(オプションのキャスターを使えば押して移動できる)
  • 購入は信頼できる「大手ネットショップ」がおすすめ(価格・配送・保証対応)

我が家の暖房環境は、業務用ストーブで一変しました!

もっと早く業務用ストーブを買っておけばよかったと思っています。

我が家では、以前は暖房能力がぜんぜん足りていなかったということです。

暖房器具は「大は小をかねる」と言えます。

2台の暖房器具を使うようなら、パワフルな暖房にしたほうがいい。

もし、我が家のように木造住宅でストーブやファンヒーターをたくさん使っている場合は、業務用ストーブは本当におすすめになります。

ぜひ一度チェックしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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