古いMacにMojaveをインストールしてみた!(色問題解消&もっさり感残る)

2023年4月18日

古いMacにMojaveをインストールしてみた!(色問題解消&もっさり感残る)

「OSアップグレード対象外の古いMac」を、「比較的新しいOSにアップデート」することで「延命」してみました。

別に古いOSのままでもいいと思っていたのですが、「使えないアプリ」(LINEなど)が出てきたので困っていました。

そこで、「パッチツール」を使って、「MacOS Mojaveにアップデート」してみました。

あっさりMojave化は成功したので、その手順などを紹介します。

ただし、問題点もありましたのでその点もお伝えします。

色がおかしくなったり、動きがもっさりする問題が発生しました。ある程度は解消しています。

関連記事
【Apple公式機能】古いiMacをMacBook Pro16インチの外部ディスプレイにしてみた【リユース成功】

この記事では、iMac27インチ(2011)を、MacBook Pro16インチ(2019)の外部ディスプレイ化してみた手順を紹介します。 MacBook Pro16インチの画面は十分大きいのですが、 ...

続きを見る

 

古いiMac27インチの問題点

High Sierraまでしかサポートされていないが十分使えていた

我が家にある古いiMac27インチ(2011 late)は、残念ながら「High Sierra」(macOS10.13)までしかサポートされていません。

iMac27インチ(2011 late)は、「High Sierra」まではアップデートできるが、「Mojave」にはできない。

(参考)Mac機種別OS対応表はこちらのサイトがわかりやすいです。

iMac27インチは、古くなっても特段問題なく使えるので、子供用として使ってきました。

ソフトは、Microsoft Officeやadobe CS5.5などを使っていました(古いソフトですが十分使える)

またiMacは外部ディスプレイとしても使えていたので重宝していました。

 

アプリの互換性でmacOS10.14以降が必要な場合が増えた

iMac27インチに、LINEアプリをインストールしようとしたら「互換性NG」でした。

LINEに限らず、「Mojave」(macOS10.14)以降対応になっているアプリが多い。

なので、まだまだキレイなiMacをもう少し「延命」させたいので、パッチツールを使ってみることにしました。

iMac27インチは、十分働いてくれたので、最悪使えなくなってもOKだと思っています。

 

パッチツールを使ってMojave化する手順を簡単に説明

IFIXITのサイトを参考にしながら、「Mojave Patcher」を使ってiMac27インチ(2011 late)のMojave化をおこなってみました。 

USB3.0のフラッシュメモリー(16GB以上)が必要となります。

もちろんエラーがでる可能性があるのでバックアップしておくことをおすすめします。

私が行った手順を簡単な流れで紹介します。

詳しくはIFIXITなど詳しい解説を参照してください。

「Mojave Patcher」が対応しているMacはこちら(スライドします)

 

USBフラッシュメモリー用意しフォーマットしておく

BUFFALOのUSBメモリー

macOS拡張フォーマット

16GB以上のUSBフラッシュメモリーをMacに接続し、フォーマットします。

「ディスクユーティリティー」アプリで、「macOS拡張」(ジャーナリング)でフォーマットしておきます。

USBフラッシュメモリーは、あとでインストーラーとして使います。

(参考)ディアルコネクタUSBメモリ

 

パッチツールをダウンロード

macOS Mojave Patcher Tool

パッチツールのサイトからパッチツールをダンロードします。(macOS Mojave Patch Tool

 

Mojaveパッチツールを開きます

ディスクイメージファイルの中にある"macOS Mojave Patcher"を開きます。 

「開発元が未確認」と表示される場合は、右クリックして開きます。

 

macOS Mojaveをダウンロードします

パッチツールの「メニューバー」→「Tools」→「Download macOS Mojave」をクリックして、保存場所を指定してmacOS Mojaveをダウンロードします(保存場所はどこでもOK)

 

USBフラッシュメモリーにmacOS Mojaveインストーラーをインストール

ダウンロードが完了したら、パッチツールにて「インストール先にUSBフラッシュメモリーを指定」→「Start operation」で USBフラッシュメモリーにmacOS Mojave パッチインストーラーをインストールします。

 

USBフラッシュメモリーからMacを起動

Macを再起動し起動音の直後から「option」キーを押し続ける。

USBフラッシュメモリーを指定してMac立ち上げる。 

 

本命のドライブにMojaveをインストール

macOSのインストール画面になるので「続ける」をクリック。

mojaveをインストールしたい「HDD」「SSD」を選択して「続ける」

インストールが終わるまでしばらく待ちます(私の場合は30分くらいかかりました)

 

Mojaveが動作するようにパッチファイルをインストール

Macを再起動し起動音の直後から「option」キーを押し続ける。

USBフラッシュメモリーを指定してMac立ち上げる。

「メニューバー」→「Utilities」→「macOS Post install」をクリック。

 

ドロップダウンメニューから、自分のMacのタイプを選択。

タイプによって、必要なパッチ機能のチェックボックスが自動的にチェックされます。

「Patch」ボタンを押して、「Complete!」が表示されたら「Reboot」で再起動。

 

するとMojaveでMacが立ち上がりました

これでインストール完了です。

なんともあっさりMojave化が完了しました。 

 

あっさり成功!でももっさり・・・

機能は問題なく使えているようです

ログインして、LINEなどのアプリをインストールして使ってみました。

問題なく使えているようです。

でもよくよく 操作していると違和感を感じてきました。

それは?

 

問題点と改善策

問題点①:色がおかしい

青と黄が入れ替わっているような感じ。

本来の色はこんな感じ。

 

カラーがおかしい!

ナイトモードになっているのか?Mojaveは斬新な色使いなのか?などと思って使っていたいたのですが、違いました。

よくよく見たら青と黄色が入れ替わっているなど、グラフィックが完全におかしい感じ。 

ちょっとこのままでは使いにくいので、2時間くらい試行錯誤しました。

パッチの機能を色々いじったり、パッチのアップデートを適用してみても解消しませんでした。

半ば諦めかけていたその時、ふと表示されていたMojaveのセキュリティアップデート行ったら、なぜか直りました。

グラフィックボード関係のアップデートも含まれていたのかもしれませんが、正常になった真因は不明です。

(参考)Apple セキュリティアップデート一覧

 

問題点②:動きがもっさり

想像していた以上に、「もっさり」した動きになりました。

  • Mojaveを動かすには、古いiMacにとって要求性能が高すぎるのかもしれませんし、
  • パッチツールは、いわゆる「エミュレータ」(擬似的に動かしている)なので、動きが遅くなるのかも知れません。

エミュレーターは擬似的に動かしている仕組みで、そこにパワーを使ってしまっているから遅くなるはず。


これはもう、色々な設定でMacの負荷を減らすしかないと思い、画像解像度を落としたりして設定をいじることで程度解消しました。

ブラウザやLINEなどは問題なく使えますが、PhotoshopなどGPUパワーが必要なものはもっさりしている感じです。

Mojaveに対応したグラフィックスカード(Metal対応)など、ハードウェア交換するまではしたくないので、しばらくこのままにして使ってみます。

 

もっさり感が気にしなければMacを延命できる

このように、「もっさり感」が気にならなければ古いMacを「延命」できます。

それでも、やってみたいという方は、ぜひトライしてみてください。

ただし、もっさり以外にもソフトやハードが使えなくなるなどのリスクはありますのでご注意ください。