新車購入時になんとなく「ドアバイザー」(雨除け)を注文したものの、
- 「視界が悪くなった・・・」
- 「風切音が気になる・・・」
- 「カタログと違う印象になった・・・」
などの理由で取り外したいと思っている方いませんか?
今回は、タフトのドアバイザーを自分で取り外してみましたので、簡単な外し方や取り外した感想をお伝えします。
はじめての方でもコツさえ知れば簡単にできます!
自分で外してみたいと思っている方はぜひチェックしてみてください。
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そもそもドアバイザーの役割は?(メリット・デメリット)
まず、ドアバイザーのメリット・デメリットを確認しておきます。
- 雨天時に窓を少し開られる
- 雨天時に換気ができる
- 雫・雪が入るのを防げる
- 夏場の駐車時に換気可能
- 視界が狭くなる
- 風切音が増える
- デザインの印象が変わる
- 洗車時に汚れを取りにくい
タフトに関して言えば、ドアバイザーのデメリットが顕著に現れます。
それは、
せっかく大面積のサンルーフである「スカイフィールトップ」がついているのに、
ドアバイザーにより、
サイドガラス上方の視界が遮られる・・
のでタフトの長所が打ち消され、残念な感じになります。
実際の写真で比べてみると?
タフトのドアバイザー付きの写真はこちら。
タフトのドアバイザーを外した写真はこちら
どうでしょうか?
写真ではあまり伝わらないのですが、実際に乗車してみると驚くほど変わるんです!
そもそも、ドアバイザーはオープンカーにはついていませんし、外国ではつけないのが普通です。
ということで、TAFTのドアバイザーを外すことにしました!
(参考)ドアバイザーの装着率はどのぐらい?
国内の新車販売時のドアバイザー装着率は6~8割で、輸入車の場合は約2割程度という調査結果があります。
新車購入車の6割から8割程度の方が装着されています。
くるまのニュース
ドアバイザーの構造は?
取り外す前にドアバイザーがどのように取り付けられているかを確認します。
タフトの場合、ドアバイザーは以下の写真のような構造になっています。
ほとんどの車種が同様の構造です。
このようにタフトの純正のドアバイザーは、「両面テープ」と「クリップ」で固定されています。
- ドアの窓まわりに「両面テープ」で接着。
- ドア上部パネルに2箇所の「クリップ」でサポート。
なので、これらをドアから外せばいいだけです。
タフトのドアバイザーとクリップは「一体化」されています。
ドアバイザーを外すために用意するもの
基本的には以下のアイテムがあればキレイにドアバイザーを外すことができます。
- 「プラスチックリムーバー」(プラスチックのヘラなどでも可)
- 「タコ糸」(釣り糸やフロスでも可)
- 「シール剥がし剤」
- 「ヒートガン」(ドライヤーでも可)
- 「延長コード」(ヒーリングガン用・ポータブル電源でも可)
- 「布切れ」(キッチンペーパーでも可)
詳しくは、実際にドアバイザーを取り外している以下の説明内で紹介していきます。
ドアバイザーの外し方
以下の5つのステップで作業を行えば1時間前後で完了すると思います。
両面テープの経年劣化(硬化)などにも影響されます。
ウェザーストリップを外す。
まずはじめに、
ドア窓まわりについているゴム状の「ウェザーストリップ」の上部を引っ張って外します。
ウェザーストリップは、やわらかく簡単に「手」だけで外したりはめたりできます。
外すことで作業がしやすくなりクリップも見えるようになります。
リムーバーや糸で少しずつ剥がしていく。
「プラスチックリムーバー」や「糸」を使って、両面テープを切るようなイメージで剥がします。
ドアを傷つけないようにゆっくり丁寧に作業を勧めます。
ドア側に力を入れすぎないようにしてください。
クリップがある位置まで両面テープを切りながら進み、ボディからドアバイザーを外していきます。
パネルからクリップを外す
クリップ付近までドアバイザーが剥がれたら、リムーバーで下方向にクリップを押して取り外します。
クリップがついている部分のドアパネルは薄い金属でできているので、注意して作業してください。
1つ目のクリップが外れたら、次のクリップまで両面テープを剥がしていき、2つ目のクリップを同じように外します。
するとドアバイザーが外れます。
他のドアバイザーも同様にはずしておきます。
ドアについた両面テープを取り除く。
両面テープをヒートガンやドライヤーで温めます。
ヒートガンを使うには、家から延長コードを引くかポータブル電源などにつなぐ必要があります。
出力が大きいのでクルマのアクセサリー電源では動きません。
指でさわりながら「ちょっと熱い」と思うぐらいの温度にすると両面テープが柔らかくなります。
個人的には80℃くらいがベストだと思います。
炎天下だとクルマのボディは80℃くらいになっていますので痛む恐れが少ない。
できれば温度調整ができるヒートガンを使うことをおすすめします(3,000円くらいです)
熱すぎてさわれない温度にはしないでくだださい。火傷の恐れもありますし、ボディーやゴムパーツが痛む可能性があります。
柔らかくなった両面テープを、指・布・キッチンペーパーなどで剥がして行きます。
両面テープが劣化(硬化)して剥がしにくい場合は「てるてる坊主」のように布に布を詰めて丸めると力が入るので剥がしやすくなります。
5cmくらいずつ、ヒートガンであたためては両面テープを剥がす作業を繰り返します。
両面テープが剥がれていくのは気持ちいいです。
両面テープが、だいたい剥がれてきたら仕上げを行います。
シール剥がし剤を使って糊を取り仕上げる。
「シール剥がし剤」を使って、残った両面テープの「糊」を取って仕上げていきます。
シール剥がしは「筆タイプ」のものを使うか、スプレーを「布やキッチンペーパーに吹いて」から使います。
ゴム素材などにつかないようにします。
あとはウェザーストリップをもとの状態にもどして終了です。
私は1つのドア毎に10分程度、クルマ全体で1時間もかからず取り外し完了しました!
ドアバイザーを外した感想(良かった点・気になる点)
ドアバイザーを外して「良かった」と感じた点は?
- ドアバイザーを外すと一気に視界が広がり開放感が増す!
- 運転中はカーブに入るときの左右の視野が広がり安心感アップ!
一方、デメリットとなる雨天での換気はどうなるのでしょうか?
雨の中を試してみた感想は?
そもそも私の場合「タバコも吸わない」し、雨天時は「外気導入ボタン」で空気を入れ替えればいいと思っているのでほぼ影響ないのです。
色々試した結果、雨天時でもサイドウィンドウは5mm~1cmくらいなら下げておいてOKでした。
それくらいなら普通の雨ならほとんど車内に入ることはありません。
ただし「注意点」もあります。
雨天時ウインドウを少し下げていた場合の「気になる点」「注意ポイント」は?
- 「横殴りの雨」
- 「雫」
- 「屋根に溜まった雨水には要注意!」
もちろん、「横殴りの雨」や「雫」は入り込む場合があります。
特に気をつけたいのは屋根に溜まった雨水です!!
TAFTの天井のガラスに撥水処理をしていると雨水がよくたまります。
屋根に雨水を溜めた状態で、ゆっくりハンドルを切って発進すると、一気に窓の方に水が流れ出し開けておいたウィンドウから「バシャッ」と入り込むことがありました(笑)
この点は注意したほうがいいと思いました。
最後に
このように雨天時は人によっては不便になりますが、
タフトはやはり上方の視界の良さが売りなので、個人的にはドアバイザーは要らないと確信しました。
ドアバイザーの取り外しも構造やコツがわかっていれば簡単です。
ディーラーに聞くと、ドアバイザーを外す工賃は作業時間が1時間以上かかり「1万円~1万5千円くらい」とのことでした。
車屋さんでもあまりやらない作業みたいです。
ちなみに「やっぱりドアバイザーつけたい」となった場合でも、純正品よりも安くリカバリーできます。
社外品なら5,000円くらいからドアバイザーがラインナップされています!
興味がある方はこの記事を参考にしてドアバイザーの取り外しに挑戦してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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