我が家のトイレは長年使っていることもあって、いままで3回「大きなトラブル」が発生しています(水漏れ・つまりなど)
今回も、「便器の床付近に水がジワーっと出てきている」のですが、実際にどこから漏れているのかなかなか分かりません。
2日間、観察したり調べたりして、やっとその「原因」がわかりました。
トイレが2つあるので、1つ使わなくてもなんとかいけました。
その原因は「タンクの整流スポンジ」の劣化でした。
今回は自分で修理できそうだったので、ネットショップで部品を取り寄せて10分程度で修理できました。
修理部品は代替品の「整流ジャバラ」になります。
もし同じような古いトイレをお使いで同様の問題(整流スポンジの劣化)が起こっている方は参考にしてみてください。
我が家のトイレの3大トラブル
いままで我が家のトイレで起きた「3大トラブル」を紹介します。
どの家でも起こりやすいトラブルだと思います。
【レベル①】自動開閉便座のギヤ破損
最近ではボタンやセンサーで「自動開閉」する便座・カバーが増えています。
我が家でも、これはいいと約10年前に購入したのですが、「数ヶ月で開閉しなくなり部品交換」しました。
その故障の原因は、「手動で強引に開け締め」する使い方をしていたからです(子供・祖父母など)
無理に開け締めした結果、内部の「ギヤ」がかけてしまい、開閉ユニットを交換するはめになりました(約5万円)
【レベル②】トイレのつまり
トイレのトラブルの定番とも言える「トイレのつまり」も数回発生しました。
基本的には、「トイレットペーパーを一度に使いすぎた」ことよるつまりです。
水を流しても流れない場合は、「水かさ」がまして、便器から溢れそうになり、それはそれは恐怖です。
もう一度流せば、流れるかも?と流してしまうとあふれることもあるので注意です(やめたほうがいい)
トイレのつまりは、自分で「スッポン」(ラバーカップ)や「パイプクリーナー」というワイヤー状のツールで修理することも可能です。
「ラバーカップ」は、「和式用」「洋式用」「節水トイレ用」など複数の種類があるので要注意です。
作業に不安がある場合は、素直に専門業者にお願いしたほうが無難です。
私も1回目は「スッポン」の種類を間違って購入したりしながら、なんとか直しました。
2回目は無理せずに「業者」さんにお願いしました(約1万円)
我が家の場合は、何か異物を流した訳ではなく、子供の「トイレットペーパーの使いすぎ」が原因です。
特に子供のトイレットペーパーの使用量はチェックしたほうがいいです。
めちゃくちゃな量のトイレットペーパーを使っている場合があります(小学校のトイレはつまりやすいと聞きます)
また「厚手の使い心地のいいトイレットペーパー」は気持ちよくて使いすぎるので要注意です。
「コストコ」の厚手で2枚重ねのものなどは特に気持ちいいですよね。でも要注意です!
長くトイレに入るときや、量が多い場合などは、途中で1回流などして使うようにしたほうがいいです。
トイレクリーニングシートなども詰まる原因になるそうなので、使う量には気をつけたほうがいいです。
【レベル③】便器の割れ
ある日、「便座と床の間」にジワーと水が漏れ出ていました。
色々調査してみたのですが、原因がまったくわからなかったので専門業者さんに頼んで調査してもらいました。
すると、便器に肉眼で見えないくらいの「ひび割れ」がはいっており、それが水漏れの原因でした。
結局、新しい便器に交換修理してもらいました(約10万円)
便器が割れることになった原因は「ソフト閉止ユニット」の破損です。
「ソフト閉止ユニット」とは便座がジワーっとソフトに閉まる機構です。
「ソフト閉止ユニット」の破損により、便座が「バタン」と閉まるようになり、その衝撃で便座が割れたということです。
「ソフト閉止ユニット」に関しては、自分でも交換可能な機種もありますので、バタンと閉まるようになったら早めに交換したほうがいいと思います。
便座によっては、「ソフト閉止ユニット」の交換ではなく、「便座自体を交換」しなければならない機種もあります。
「ソフト閉止ユニット」が壊れた時の緊急対策としては、
- 便器は衝撃に弱い(割れやすい)と認識する!
- なので、便座はゆっくりと閉めることを心がける。
- 便座と便器の間にゴムのクッションをつけておく。
などがあります。
そしてできるだけ早く交換しましょう。
今回のトラブルは水漏れ→その原因はタンク上部にあった!
今回のトラブルは「水漏れ」です。
便器と床との間にジワーと水が出てきていました。
自分で修理可能か業者さんに頼んだ方が良いのか判断するために、まず自分で簡単な「調査」をしました。
水漏れしたらまず止水栓を閉める
水を止めるには、トイレ内の「止水栓」を締めます。
「マイナスドライバー」で右に止まるまで回すだけです。
もし、止水栓でも止まらないなら?
- 水道の元栓を止める(メーターボックスなど)
- 井戸水ならポンプの電源を抜く
ことで止めることができます。
調査を始める前に、タンクの水も流しておくほうがいいです。
どこから漏れているのか調査
「止水栓」を締めて、漏水が止まったことが確認できたら、怪しいところに「タオルや紙」などを置いてから、「止水栓」を開きます。
水を流したりしながら、「紙」が濡れだした(色が変わった)ところを、注意深く探していきます。
水は透明なので工夫をしないとじわじわ漏れている場合は、漏水箇所を見つけられません。
なんと!タンクの上部の部品劣化が原因だった!
今回「便器と床との間」にジワーと水が溜まっていたので、数年前に発生した「便器割れ」なのかと思いながら、紙を置いて漏れている箇所を特定していきました。
すると、なんとタンクの便器につながっていない穴から水が出ていました!
便器と床や、タンクと便器のつなぎなどばかり見ていたが、実は「タンクの手洗いの部品の劣化」が原因でした。
上図のイメージです。
その部品の名前は「整流スポンジ」。
手洗いの水が「タンクに入るときのガイド」のようなものです。
我が家のトイレタンクの「整流スポンジ」は劣化によりほとんどなくなっていました。
残っているものも「ぶにょぶにょの苔みたいな物質」に変わり果てていました・・・。
手洗いから陶器のタンクに水が落ちているから、その場所が原因で漏れるはずないと思っていたのですが、
実は?
整流スポンジがないと、陶器のタンク内にある、「樹脂のタンク」(水を貯めるタンク)の外側に水が落ちてしまい、それが陶器のタンクの下側から漏れることになリます。
手洗いの水が、樹脂のタンクに入ることを想定した作りなので、樹脂のタンクの外側に水が入れば漏れてしまう作りになっています。
自分で修理してみた
もう「整流スポンジ」は売ってない→整流ジャバラ
「整流スポンジ」は、今回のように「劣化」することが欠点だったらしく「代替品」(対策品)で修理するようになっています。
対策品は「整流ジャバラ」というプラスチックの簡単な部品です。
簡単な部品なので、安価です。
対策品の「整流ジャバラ」つけてみた
「整流ジャバラ」の施工は位置をあわせて「両面テープ」でくっつけるだけです。
「整流ジャバラ」をつけることで、手洗いから真っ直ぐに樹脂のタンクに水が落ちるようになります。
たったこれだけで、便器と床の間に水がたまることがなくなりました!
10分で修理完了です!
貼り付ける位置を間違えると、機能しないので注意が必要です。
自分で無理と判断したら早めに業者へ
今回は超簡単に対策できました!
今回は「整流ジャバラ」という安価な部品を取り付けるだけで対策できました。取り付け時間も「10分くらい」でできました。
手洗い器がついている蓋の部分を外します。
整流スポンジの残っている部分や、整流ジャバラを貼り付ける樹脂タンクの水分や汚れを取ります。
整流ジャバラの位置を確認しながら付属の両面テープで貼り付けます。
後は蓋を締めて、モレないかどうかを確認するだけです。
詳しくは、TOTO公式ホームページで確認してください(TOTOの整流スポンジ交換説明ページ)
水の量によっては早めに業者へ
今回はタンクの水を流した一部が、伝って伝って便器と床の間にジトーと溜まる程度の水漏れでした。
そして「原因」も特定でき、「修理方法も簡単」でした。
ですが、
- 漏水の量が多い
- 原因調査に時間がかかりそう
- そもそも自信がない
などの場合はすぐに「専門業者さんにお願い」したほうが無難だと思います。
漏れている量が多い場合は、床下などへ入り込み「腐食」「カビ」などにより家が傷む原因になります。
また「汚水の場合は、衛生的にも問題」がありますので、調査に時間がかかったり、修理に不安がある場合は、躊躇せず早めに業者さんにお願いしてください。
安心信頼できる業者を選ぶこと
近くの業者か?知名度の高い専門業者か?
「業者選び」に悩まれる方も多いですが以下のような選択肢になると思います。
- 「お付き合いのある業者」があればもちろんそちらでOK。
- お住まいの市・水道局・水道企業団などでは「漏水修理当番」業者をリストアップしている場合もあり、そちらで業者を紹介してもらえる場合もあります(対応時間・対応内容など要確認)
- 急を要する場合は、24時間365日相談できる知名度のある「修理専門業者」をおすすめします。
「注意点」としては、知名度・信頼度・実績のある業者さんにお願いするということです。
「数十万円など法外な修理代を要求する」「関係ない箇所の修理まで修理する」「火災保険利用での無償修理をすすめる」(通常は適用できない)など問題のある業者とのトラブルが増加しているようなので注意すべきです。
(参考)国民生活センター「水回り修理950円のはずが数十万円の高額請求に!」
(参考)日本損害保険協会のホームページ「住宅の修理に関するトラブルに注意」
できれば緊急時にお願いする業者さんを決めておいて、電話番号などをトイレに貼っておくと安心です。
トイレ修理は、恥ずかしくありません。
トイレ修理を依頼するのが「恥ずかしい」と思われている方もいます。
ですが、トイレのトラブルは早めに解決したほうがいいですし(衛生面や家の損傷)
業者さんは慣れていますので、気にする必要はありません。
トラブルが拡大するまえに早めに躊躇なく相談することをおすすめします。
もちろん普段からトイレをキレイにしておくことも大事です。
最後に→トイレは日頃から大事につかうべき
今回はたまたま原因箇所の「特定と修理」がDIYで簡単にできて良かったです!
できればトイレのトラブルが起きないように「日頃から大事に使うこと」と「トラブルが起きた場合の準備」が大切でだと思います。
我が家では、トイレを使うときの注意事項として、
- 便座バタンと閉めない。
- 自動の場合、手では閉めない。
- トイレットペーパーを使い過ぎない。
- こまめに水を流す。
などをみんなで気をつけて使っています。
トイレのトラブルは非常にストレス。
日頃からトイレを大事に使って、トラブルが起きた時のために「相談できる業者さん」を見つけておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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